BDレビュー Wake Up,Girls!「FINAL TOUR HOME Part1 Start It Up,」
Wake Up,Girls!(通称WUG、読み:ワグ)のファイナルツアーのPart1のライブBDのレビューです。解散を発表してからのファイナルツアーのライブBD三部作の第1作目、2018年8月4日の大宮ソニックシティでの公演です。ちなみに、当ブログ主は、これを見る前は、WUGのメンバーは田中美海さんと奥野香耶さん(ハナヤマタで知ってました)しか顔と名前は一致しませんでした。また、当ブログ主は、WUGのパフォーマンスは、テレビで放送されたアニサマのダイジェストくらいでしか見たことはありませんでした。(今回のBDを見るきっかけについては、当ブログの前記事「佐賀から仙台へ」を参照)アニメのほうも見たことはありません。そんな状況の当ブログ主でしたが、このたび、完全にWUGにハマりました!1曲目のミュージカル調の「SHIFT」は、メンバーのイメージカラーをまとったカラフルなドレスが可愛く、また一部メンバーがステージを降りて客席の通路に移動するなどして、会場は大盛り上がり。そして、可愛い衣装をいきなり脱ぎ捨て、黒を基調としたシックなドレスにチェンジ!間髪入れずに歌った「恋?で愛?で暴君です!」では、観客のコールが凄い!(このコールは、もともと曲に入っているのかと思いましたが、違いました)。WUGのメンバーと会場のワグナー(ファンの呼称)さんたちとの圧倒的な一体感がとにかく凄い!そりゃあ、高木美祐(みゆ)さんが、ソロ曲「WOO YEAH!」で、「♪一体感が出てきちゃぶー」と「うー」を「ぶー」と発声してしまうのも頷けるほどの凄まじい一体感です!3曲目「地下鉄ラビリンス」もそうですが、全体的に複雑なフォーメンション移動の曲が多く、かつソロパートでの歌い分けがあり、誰かがセンターポジションと決まっているというよりも、全員がセンターともいうべき曲作りです。4曲目「君とプログレス」は、アニメ作品中の「I-1 Club」という別のアイドルユニットのカバー曲のようですが(オリジナル曲は、安野希世乃さんらが他の声優さんが歌ってます)、細かいステップなどもしっかりと踊っていて、まるで自分たちの持ち歌のようです。続く5曲目のI-1カバー曲「ジェラ」は、めちゃくちゃ格好いいパフォーマンスです!素早く視点が切り替わるカメラワークですが、見ずらいということはなく、むしろ格好良さを引きたてた編集がされています。これは、カメラ編集がものすごく良いです。このBDの中で1曲だけを人に勧めるとすれば、当ブログ主はこの「ジェラ」をチョイスします。6曲目「タイトロープ ラナウェイ」は高木美祐(みゆ)さん、田中美海(みなみ)さん、永野愛理(えいのあいり)さんの3人曲で、切なさもありつつも、前を向いてふたりの関係にけじめをつける別れの曲。いろいろと想像させる歌詞が秀逸です。振付を永野さんが担当したということですが、多才なのですね。7曲目「無限大イリュージョン」は、「悪い子いねぇがー」で一般的に知られている秋田の「なまはげ」の歌w「なまはげ」のお面を持って歌い始めますが、アニメ声優ならではの曲ですね。ギャクかと思いきや、カッコイイ曲です。そして、キャラソンメドレーですが、トップバッターの「まゆしい」こと「吉岡茉祐」さんは、WUGの歌唱のエースとしての実力を魅せてくれます。続く「ステラ・ドライブ」を歌うWUGのリーダー「よっぴー」こと青山吉能(よしの)さんも、聞き惚れる良い声をしています。「みにゃみ」こと田中美海さんは、とても器用さを感じさせる方で、キャラソンを歌うのは、みにゃみの真骨頂だと思います(「歌と魚とハダシとわたし」)。そして、「かやたん」こと奥野香耶(かや)さんは、いきなりに客席に登場です。この演出は、とても嬉しいですね。正統派アイドルのような、甘さと凛々しさが両立したような歌声が良いです(「スキ キライ ナイト」)ステージに戻って「あいちゃん」こと永野愛理さんは、とても可愛らしいアイドルソング「可笑しの国」を披露。これはメンバー全員にも言えることですが、ソロで歌うたたずまいは、いかにもアイドルという雰囲気を醸し出しています。そして、再び客席に登場したのは、「ななみん」こと山下七海(ななみ)さん。とにかく、「ななみん」が、超可愛いです。姿も可愛ければ、声も可愛い。普通にしゃべってる様子を見れば、キャラ声ではなく地声だと分かりますが、ぐうかわです。ななみんの柔らかい上品そうな物腰も、可愛さを増幅させています。ななみんの登場した2階席の通路付近は、まさに天国です!なお、ななみんソロ曲の「オオカミとピアノ」は、配信でも曲を買いましたが、ライブのほうが圧倒的に良く感じられます。そして、キャラソンメドレーの締めは、WUGのメンバーで最年少の「みゆ」こと高木美祐さんの「♪一体感が出てきちゃぶー」(「WOO YEAH!」)で、メンバー全員ステージ集合です。誤解がないように言いますが、「♪一体感が出てきちゃぶー」というのは、本当にこう聞こえます。決して揶揄して言っているのではなく、みゆの末っ子的な自由奔放で天真爛漫な感じが出ていて、当ブログ主的には、みゆの愛されポイントだと思います。ソロ曲メドレーの後は、ショートストーリーの朗読劇。さすがというべきか、声優さんなので当然かもしれませんが、あらためて思いますがプロの演技力って、すごいですね。その後、東北への想いを届けるショートムービーを挟んで、ライブは終盤へ。「ゆき模様 恋のもよう」は、派手な曲ではないですが、メロディと歌声が綺麗で、当ブログ主は好きな曲です。続いてWUGの代表曲の一つと言うべき「タチアガレ!」では、客席のワグナーさんたちのコールも最高潮に。燃え上がった後は、可愛さ満点の「HIGAWARI PRINCESS」でちょっと一息。しかし、すかさず元気いっぱいの「極上スマイル」と、メンバーの想いの詰まった「Polaris」で本編を締めます。「極上スマイル」は、日本を、東北を元気にしたいというWUGちゃんたちの想い、エネルギーがいっぱいの曲で、当ブログ主的には、2020年の東京オリンピックの開会式は「極上スマイル」をやれば良いのではないかと思うほどです。余談ですが、「極上スマイル」と「Polaris」は、去年のアニサマDay1でも歌われた曲で、「Polaris」のときのサプライズ演出に涙をするWUGちゃんたちも必見です。ななみんの綺麗なお顔に流れる涙がとても綺麗で、それでいて、とても素敵な笑顔なのです。アンコールでは、まさかのMay'nさんとのコラボWake Up,May'nとしてリリースされた「One in A Billion」のWUGちゃんバージョン。これも余談ですが、実は、当ブログ主は、「One in A Billion」のMVを見てとても気に入ったので、CDシングル(BD付)を買ってます。そのときは、ワグナーになるまでは至らなかったのですが、今あらためて「One in A Billion」のMVを見返すと、女の子は髪形が違うだけで随分印象が違うなあと思います。アンコール2曲目の「僕らのフロンティア」は、気持ちが揺れ動く不思議な感じがする青春ソングです。そしてアンコールのラストは「7 Senses」は、WUGちゃん7人の個性が光る、夢に向かって前に進む青春ソング。このライブを見れば、この「7 Senses」の歌詞のように、7つの原石たちが、見事に光り輝いたことが分かります。本ライブでは、Wアンコールがありましたが、WUGちゃんたちは何も用意をしていなかったので、挨拶のみになりましたw何も用意していないのに思わず出てきてしまったWUGちゃんたちの様子からも、会場の熱気がすごかったことが分かります。BDで見ても、本当に素晴らしいライブだと思います。Wake Up,Girls! FINAL TOUR -HOME- 〜PART I Start It Up,〜【Blu-ray】 [ Wake Up,Girls! ]