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2006.02.25
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7時05分 朝田亭

「お嬢様・・・!こんな遅くにお出かけですか?」

「ええ。大丈夫よ。ちょっと散歩するだけだから」


玄関でひまわりと召使の少女が話していた。

ひまわりは嫌そうに肩を竦めている。

「ですが・・・・・・・」

「え?あ・・あはははははは」


心配する様に言った召使の言葉を聞き、ひまわりは笑い出した。

ひまわりはそのまま、ゆっくりとその召使に近づいていく。

その姿はとても薄気味悪いモノだった。

「お嬢・・・様・・・?」

ひまわりの異変に気づいたのか、少女は顔色を変え、後ろに引き下がる。

少女がリビングのドアの取っ手に手を掛けようとした時だった。

「逃げないでよ」

そう言ったかと思うと、彼女の手は少女の手を押さえつけていた。

「貴方、まだ見習いの召使なのに、私をやけに心配してくれるのねぇ。普通なら、厳しいから嫌いになってるのに。・・・純粋ね。」

「・・?」

そう言い終わったひまわりは、何故か悲しそうだった。

「貴方が、貴方があの燃えるごとく美しく、血のように儚い目を持つ種族の人間であれば・・・・・・もったいないわね・・・」

少女の手を離すと、ひまわりはそのまま玄関へと向かい、外に出て行った。

「そう、赤目だったら・・・ね」

暗い夜の道。ひまわりは秘かにそう呟いた。



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久しぶりに小説アップ!友達に更新はまだかとせかされ、やっと・・・・
あとはちょくちょく出していくつもり。





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Last updated  2006.02.25 18:54:14
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