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2006/11/14
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カテゴリ:自分日記




ジムのランニングマシンは
3台並んで公園に臨む窓の前に置かれている。
走っているとちょうど緑の芝生と木立が視界に入って
雨の日は細かい霧状の空気にけむり、
晴れの日は緑の葉が輝き
そして
紅葉の季節。葉が風に沿って流れて落ちる。

10月は体の調子がおかしくてずっとサボっていたから、
すぐに腰周りに影響がでる。
内腿もだめな感じだ。背中も。
痩せたいなぁって思いつつ、
何も変わらない。


walkmanを忘れてきてしまった。
隣で走っているおばさんとおばさんの会話を聞くともなしに聞く。

「16号混んでいるから回り道したのよ。ナビが近道だって言うから。
そしたらどんどんどんどん、細い道に入って行ってね、
近道なんてモンじゃないの。
遠回りなんじゃないかって。
かなりの距離走ったわよ。
馬鹿馬鹿しくなっちゃって。
途中で16号戻ったわよ。」

その道はよく知っている。
近道のようでいて遠い。
細い道もたくさんある。すれ違えないような。
焦って横道に入ると行き止まりだったり。
でも私は大体その裏道を通る。

早く着くために距離を走るのも
停滞するのをガマンしてゆっくり行くのも
自由だ。
結局は同じ道に出る。

おばさんは同じ話を使用時間30分の中で
3回くらい繰り返していた。
ぐるぐる回るランニングマシンのベルトの上で。

走って20分もすると
頭の中が麻痺してきて
気持ちよくなってくる。
走る前に水をたくさん飲むと
グレーのナイキのTシャツの背中に
濃いグレーの汗のシミが広がる。
夏の暑い日に
駅の近くの裏道を通った時
背中に大きな汗のしみをつけて
歩いているおじいさんを見かけたのを思い出す。
その汗のシミは
背骨から左右対称に大きく広がって
まるで
おじいさんの天使のようだった。

走っていると飛んでいるような気分になる。


目の前の事をしっかりやろうと
いざ目を凝らすと
やらないで放っておいたことがあまりにもいっぱい見えてきて
なんだかとっても大変だ。
でも、今はひとつひとつ
片付けていきたい。







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Last updated  2006/11/14 03:23:27 PM
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