山本鼎が長野上田から興した「農民美術運動」から80年近くが過ぎ、当時の全国にできた農民美術組合がどんな活動をしてどんな作品を作っていたのか、それを知りたくて色々調べているが、なかなかわからない。インターネットでも長野・上田・山本鼎は出てくるが、他の村の情報はほとんどみつけられない。今日は某大学の新聞記事文庫に山本鼎が書いた「農民美術ー神奈川の巻、千葉の巻、栃木と埼玉」という国民新聞（大正2年）の新聞切抜きが掲載されてあった。区分は農家副業になっていた。最盛期には全国で８０を越す生産組合が組織され活動をしたはずなのだが、詳しくはわからない。大学などの研究室のレポートも幾つかあるようだが、画面で見ることはできなかった。もう農民美術という言葉を使っているのも上田近辺と大島くらいだろうか、他にもこういうことを調べている人はいないのだろうか。それってなーに？と言われる日もすぐそこなのだろうか。