土砂災害から一年半です、東北の復興状況を聞くたびに「なるほど長くかかると覚悟せねば」と思って参考にしてきました。
私は直接土砂災害の被害は受けておりませんが、すぐ近くに大金沢があり、姉は奇跡的に生還し今も元気に仮設で暮らしています。

何も形に示してできることはありませんが、災害直後からこのブログで元町橋界隈の被災状況を伝えたところ多くの方が情報を得ようと見てくれました。
その時に、いずれ見る人の数が災害前の数字に落ち着いて来れば「もうやるのをやめれればいい」と思って、半年ごとの災害復興の様子を現地に行って写真に撮ってＨＰ（ブログ経由）に載せようと決めました。

災害直後からはじめて、あれから３回目の更新です、久しぶりに訪れた現場はほとんど変化がないように感じましたが、それは前ほど歩いて見ていないということで、大事な工事がおこなわれているはずですが、なるべく車から降りないで撮っています。

やっぱり、現場には立ちたくはない、それが本音です。
それなら影響をひきづらないで「大島元気になりました・もう復興です」そう言って終わりにすればいいのでは、そういわれたこともありますが、ＨＰを見てくれる人の数は知れているので、こうしていることが観光や地元の復興に逆らうことではないと思うので、２年を迎えた時にもきっと更新するだろうと思っています。

現実では「ふるさと大島にはたびたびは帰れないので、心配しつつもこうして被災地の写真を見せてもらえればたすかる」そういう生の声も聞いているのでなおさらです。

大金沢の復興工事は１０年がかりの大工事ですが、あと一年以内に町営の復興住宅も建ち、仮設から移った人たちの話も書けるだろうと思えば続けられると思っています。

定点観測と言っても、前の写真を持って出て同じアングルにして撮ろう、そういう細かな気持ちはないので、今回の更新は全部で１０枚くらいにとどまっていますが、元町大金沢の周辺の今に間違いはありません。

現地から改めて三原山山麓の御神火スカイライン（三原山まで続く町道）を見る何とか麓から頂上まで道路はつながったようですから、工事のない日に上から歩いて復興の兆しを写真に収めてこようと思います。