伊豆大島木村五郎・農民美術(あんこ人形)資料館

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2018年01月24日
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伊豆大島出身の洋画家中出那智子さんとご縁を得て15年ほど経ちました、工房併設の資料館を開いてから5年目の頃にはじめて知り合いました。直接お会いしたのは多分3回くらいで、あとは電話と手紙のやり取りでした。
気が向くと私のHP用に短い文章を寄せてくれました。

その中に、私が那智子さんに会った時の話を書いてくれています、20も年が離れてはいますが意気投合したよき姉であり大きな援軍であり同志でした。

藤井工房との出会い(平成15年8月9日) 中出那智子記

 出会いと言えば色々あったけど、去年の7月、大島での兄弟会の折、島の観光パンフレットを見て藤井工房なるものを知った。船が出るまでに少し時間があったので、藤井工房に寄ることになり、兄弟ゾロゾロお店の中に入って行った。外観はミドリの丸屋根で、入り口も外国の昔の建物のように少しあがって入って行く形式でなかなかシャレているが、島の人から言わせると、それが入りにくい原因らしいが、中にいる藤井虎雄さんがとても気さくで、純真な人柄と知れば、いつも寄る人はたまらない魅力を感じている筈だ。この藤井さんが私に「ここで展覧会をやってください」と、一番簡潔にして真実ある言葉を吐き出して言って下さった時はビックリした。その時から正真二人は大島という郷里を仲介にして、またお互いに父親を尊敬しているという共通点のために生涯を通じての信頼し合い協力し合える同志のような存在となった。もともと自由が好きで、少しでも束縛があると息苦しくなる性質の私だが、ここに来て寄る年波と自分の画の道の協力者欲しさに、ついつい甘えや寄りかかりが出来てしまって、申し訳ないことばかりだが、今年の1月から4月上旬にかけてのふるさと個展開催のロングラン中に思ったことは、驚くばかりの藤井工房の力が発揮されて何と20枚もの絵が売れ、絵を描いて生活している私にとって、恐ろしい不況から思いがけず脱出出来た。
 工房の中で見た色々の心暖まる彼の作品の展示やホッとする飲みものなど、大島にとってなくてはならない観光の大切なスポットになって来ている。大島に行く人は必ずここに寄って大島に関する芸術家たちの足跡を感じて下されと思う。私が立ち寄った折、アンコ人形の素彫りを教わりたい若者たちが何人かテーブルに寄って眼を輝かせて彫っている光景を垣間見たが、世の中色々あるけどホッとする空間がここに展開されていることを想い、これは私のよろこび、藤井さんのよろこびでもあり、大島の先人たちのよろこびであることに間違いない。支庁に勤めていた彼がある日ふと自分の生き方の選択肢として、この工房建設を思い立ち、退職してそれを実践した行動の美学こそ素晴らしいと思う。家族に支えられて彼はひたすら島の民芸や美術にかかわる調査や資料を集め、ただの一日も無駄にせず自分を捧げている。彼はパソコンを酷使してたった一人で店番から資料作りまでやっている、私とは全く思いは一つでも性格は正反対で、見ていれば見ている程感心する。おそらくこれで一番相棒としてバランスがとれているのだろう。そんな訳で、私の資料もいずれ藤井さんに送ることになると思う。多くの人々の多くのご支援をどうぞ宜しくお願い致します。








最終更新日  2018年01月24日 11時22分33秒
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