正月飾りのひとつでした
正月飾りの一つでした この桶は「潮花柄杓(ショノハナビシャク)」といい、正月には家々の門先にこの桶が置いてあったそうです、私は見た記憶がありません、何に使ったものでしょうか。気になっていたので調べてみました。毎年の若水汲み(三元日)は早朝に波打ち際に通ってこの桶に海水を含んだ砂と潮を汲んできて、門松や室内のあちこちに海草や松葉で振りかけ清めた、とあります。正月に限らずに祭りや神事にも使われたそうです、昭和30年代にはまだあったでしょうか、泉津ではコリトリオケと呼ばれていたそうです。いずれももうほとんど流通していない正月行事の一つですね。桶の大きさに比べて柄が長い特別に作られた桶なのでしょう、桶の直径が11センチで高さが26センチあります。どなたかに頂いたものです、正月なのでサルトリイバラとツルウメモドキの実を入れて飾って活用させてもらっています。12月にはイズノシマダイモンジソウの小さな鉢植えを入れてました。