またモヤモヤが
昨日の集まりは「元町地区復興まちづくり計画検討進捗報告会」という名前でした。内容は前回おこなわれた大島支庁と町役場の復興説明会(正式名称わすれました)と同様なものでした、一般住人は60人ほど来ていたでしょうか。大島町が考える「復興をけん引する事業は 大金沢流路改修にあわせた町道整備と神達のメモリアル公園」 だと書いてあります。沢沿いの町道整備は「東京都の流路改修」に合わせて同時進行で整備してゆく、設計、測量用地取得を経て整備工事は28年度からになる。メモリアル公園に関しては具体的な構想の話しや区域の説明はなく、漠然とこうしてゆければいいのだが、そんな概略でした。事業の説明後に質問の時間が設けられましたが、東京都と大島町は「復興会議を経て復興計画が決まったのだからそれに沿ってこれからやってゆくのだ」という構えなのでしょうが、被災された住民から「沢の周りのことはこれで決まりなのか、ほかへ移れるのか」という主旨の発言がありました。一番大変な思いをされた沢沿いで被災された方が、まだこの程度の理解であること、被災された人は「沢に管理用道路ができ、その外に町道ができると住める土地がなくなってしまうではないか」と考えてほかに移れるんだろうか、と聞かれたのだと私は思いました。そうだとすると「個別に被災者には説明を続けてきた」という行政との距離があまりに遠い、そういう感想です、あくまで私の感想です。結局はこの一年で何も姿勢は変わらない、充分な説明が被災者になされていない、そういうことで、これからも被災者は現場からはますます置き去りにされるのだろう、そういう感想です。よしこれなら安心というものより、言ってもしょうがない、そういう参加者の空気も感じられました。今日の話しですが、土砂災害が発生した三原山山腹の土地の安定のために種子を散布するという事業の話しは聞いていましたが、該当する土地の地権者宛に種子散布を行うことになる大島の業者からの封書が来た、と見せに来てくれた人がいます。封書の差出人は請け負った業者名ですが、中の文書は東京都大島支庁の名前の散布するからというお知らせのものでした。どのような種子を散布するのか、ヘリコプターで実施するようなので何でもいいようなものですが、種子名は書いてありません、何を蒔くのだろう、と聞かれましたが私にはわかりません。なにより請負業者名で行政責任者名のお知らせ文書が送られてきたことに受け取った方も私も驚いています。同意書を出しているのだから、もうこれで了解したということになるのだろうか、受け取った地権者は戸惑っていました。