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  大きな決断でしたが

  １年前の夏から体中がカユイカユイになってしまいました。医療センターに行くと「朝晩の飲み薬」と「ヒルロイドとアンテベートという軟膏」を処方されました。暑さ寒さは関係なく、年中知らないうちに掻いてしまってました。だいぶ治まっては来ていますが両足にその残骸が残っています。ちょっと心当たりがありました。私にとっては冒険でしたが試してみることにしました。ちょうど夏前あたりから新製品が出たというタイミングで買って一杯やってみました。私はもう何十年も前から「キリンラガービールの３５０ｍｌを２缶」晩酌に飲んでました、それが一日の楽しみでしたが、体内にアルコールが注入されると「かゆみ」がすぐにやってくることは知ってましたが、誘惑には勝てずに変わりなく休肝日なく暮らしていましたが、ノンアルコールの赤いビール味が出たということでチャレンジしてみることにしました。家族に言われてだったらきっと無理だったと思いますが、自主的だったので決心できました。もうアルコール抜きで20日ほど経っていますが、時々背中がうずくことがありますが、他は大丈夫で一滴も飲んでいません、湧き上がってくるようなかゆみはありません。晩酌の楽しみがなくなりましたが、一晩中かゆみとの戦いから比べると不思議なほどへっちゃらです。

  2025年11月04日

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• 式根島が舞台の「男はつらいよ」テレビ放映に

  式根島が舞台の「男はつらいよ」テレビ放映に山田洋治氏の「男はつらいよ」第３８作目マドンナ役栗原小巻でテレビ放映がされたので見ることが出来た。大分前に「少年寅次郎」という子供の頃のとらさんの生い立ちをたどるテレビが放映されたのを見て、東京に暮らしているときには時々夏と冬に公開され作品を都内の映画館で見てきたが、以前よりも本編作品が気になる存在になっていた。舞台は伊豆諸島の式根島で昭和３８年の作品だったので４０年も前の懐かしい光景を見ることが出来た。私はストーリーより島や調布空港の変貌にびっくりした。３０年ほど前までは式根島に仕事で通っていたので古い旅館（民宿）も村営船にしきも風景も懐かしかった。一番の変わりようは、調布空港だった。バラックのような建物に空港事務所の看板がかかっており、駐機中のセスナヒコーキの移動は車両により行われ、乗客もマイクロバスでタラップそばまで運んでいた。その当時の新中央航空の大島事務所は大島羽田間のヒコーキの搭乗手続きや案内をする狭い建物の一角を間借りして新中央のカウンターがあったような気がする。当時はヒコーキが人気があってチケットを取るために朝早くから並んだりした記憶がある。大島空港がジェット機乗り入れ空港となるために滑走路を長く広げて飛ぶようになり、管理事務所の建物も立派になった。私は便利に羽田便のヒコーキを利用していたが、料金が高いこと、東海汽船の高速船が就航すようになり、便利になったせいかすっかり羽田便を利用するお客が少なくなり、羽田便は廃線となってしまった。最後のころはジェット機にお客が５人そんなことはよくあったから、無くなるのも致し方なかったように思う。今年の夏の東海汽船の運航ダイヤを見ると高速船の便数が減り、簡単に欠航が増えて（簡単というより安全基準の見直し、徹底などか）で便数が減り、島民も観光客もよっぽど覚悟して日程を組まないと大変なことになる、東京への病院通いの人も多く、飲食を扱う業者さんは大変な苦労をされているだろうなと思う。島民が大きな負担を受けることは即観光客にも悪影響が発生することになるだろう、この夏どんな影響を受けるのか、島に来たはいいが、竹芝に戻れない、そんな島になってしまってきていると思う、新中央を頼りにする人が増えそうだが、一回に運べる人の数は２０人ほどで、とても需要を満たすことにはならない気がする。そんなことを考えながら本編を見ていたので番組鑑賞はウワノソラになってしまった。

  2025年06月29日

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  今日は私の誕生日

  今日は私の誕生日です絵手紙をやっている女房殿が誕生日プレゼントをくれました。私にとっては何よりです。折角の絵手紙ですが、左端に小さく文字を書いて合作にさせてもらいました、これで使い放題の「いんろう」ゲットです。

  2024年06月18日

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  やりたいけどまだできないこと

  やりたいけどまだできないこと昨日の記事は、山開きに元町の方のお参りが中止に、という話を聞いて信者でもない（山開き参加者も特別な宗教がらみではないと思っている）、ただ普通のお寺の檀家だけの私があれこれ言う資格はないが、あの鈴の音を鳴らしながらのんびりと町中を通って三原山まで歩いて行った姿を覚えている子供だった頃の私には残念で、淋しいなと思って書いた。今日の郵便で荷物が来て、薄いからなんだろうと心当たりなく封を切って見たら、動画編集の入門書だった、それも基本編と応用編。数日前に衝動的に注文してしまっていたのだった。それは私がにわか信者になった10年くらい前の「山開きの信者の一行」の取材に見えた新聞記者が撮影した動画と写真（私物）が入手できそうだという情報をもらったことと、今年の２月におこなわれた大島町文化祭芸能大会に特別参加した大島波浮港生まれの詩人宮川哲夫生誕百周年記念「宮川哲夫の生涯のミニオペラ」上演舞台を撮影した２０分くらいの動画にキャプションを付けて編集したい、という２つの難題を解決したかったからだった。もうひとつ、今年が宮川哲夫没後５０周年の年で、大島でダンスイベントが青木健さんを中心として６月におこなわれると聞き、何とかビデオの編集を終わらせて関係者にミニオペア映像を届けられたら、そう思ったのだが、今からでは欲張りすぎだと思う、そういうことも考えてたんだよ、と伝えるだけで終わるかもしれないが、まだ頭の中には残っている。編集ソフトはフィルモラと読むのかフィモーラと読むんだったか、それさえ知らない素人がやりたいことです。

  2024年06月03日

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• 米国プロ野球へ一言

  齢と共にテレビの世界から遠ざかっていて、辛うじて時間が合えば大リーグの日本人の活躍に注目してちょっとだけ見ています。先日のダルビッシュ２００勝の試合中のことです。どちらのチームの選手だか忘れましたが、セカンドを守りながらユニフォームの首の所にマイクを付けて何やら誰かと会話をしているようでした、試合中にです。もしセカンドにゴロが飛んで来たらどうするのでしょうか、実況中継を展開するのでしょうか。私は今の野球はこうなってしまっているのか、と驚きました、周りの選手たちは普段どうりに振舞っているので、そのチームの経営方針の一環なのでしょうか、チームが関係するどこかのチャンネルで放送しているのでしょうか、個人的にやっている事とは思えません、私はこんな野球を見たくはありませんね。

  2024年05月25日

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  何をするにも人口が多い方がいい

  私が子供頃の話ですが。今も元町に住んでいますが、床屋さんや写真屋が複数営業していました。特に床屋さんは多かったと思います。まだテレビが少なかった時代には、待ち時間が楽しみで、漫画の本もたくさん置いてありました。あれから６０年くらいたった大島には、床屋さんは2軒かな、佐々木店の前にあった写真屋さんが4月終わりに閉店した、写真屋の看板を出している店はひとつもないと思うがどうだろう。パソコンのある人がそばにいれば何とかなるかもだけど、お葬式の遺影写真や証明書写真はそうは行かない。私はちょっといいプリンターとスキャナー機と画像が加工できるフォトッショプのソフトを持っているので、しばらく前から「遺影の写真」を額入り、リボン付きで引き受けている。そもそもは、たとえば昨日亡くなって今晩お通夜などと今朝言われてしまうと、なかなか対応が出来ないし、休館日も関係なく携帯電話は鳴るが、祭壇に写真がないのは一番困ることで、一昨日も2件、昨日は１件注文があった。事前に用意されている人はほとんどなく、免許証の写真の人もいる。難しい背景の処理は自分ではできないので島外の業者さんに頼んでいるが、メールをデーターで送ると３時間くらいで戻ってくるから、まあ半日くらいの余裕があれば私一人でも何とか対応はできる。困るのはパソコンが動かなくなった時だ。島にもパソコンを使って人は少なからず居るだろうと思うけど、トラブルがあった時にはみんなどうしているのだろうか。これだけの人口では思うほどの収入にはならないのだろうか。草払い機やチェーンソーが故障した時には、農協でやってくれる人がいたが。人の数が減れば何をするにも大変で、このままではこの島はどうなってゆくのか。子供が少なくなれば保育園や小学校は統廃合されてしまうし、自然と先生の数も減ってくる。せっかく作った飛行場も、乗る人が減ってしまって大島から撤退してしまって、空は小型の新中央航空機頼みになってしまった。この話に結論のようなものはないが、素人でもデジカメがあって、プリンターがあれば写真はできるので、続けてゆきたいと思っている。何でもやるけどパスポートとお見合い写真はお断りするつもりでいる、まだないけど。証明書の写真を欲しい人が来ると「スタジオ作りますから少し待ってください」と言って３分で完成。ノリパネルに固定する紐を付けただけのスタジオです。

  2024年05月19日

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• 熱は風邪だけじゃなかったようだ

  約１０日あまり毎日熱が上がったり下がったりが続き、久しぶりに引いた「風邪」が後期高齢者のために治り切らないのだと思っていました。そう思ってからようやく医療センターに外来受診すると、まず発熱外来から、それが済まないと院内へは入れませんでした、高熱だったからしょうがない。胸のレントゲン、ＣＴ、尿、血液、痰の検査などをしました。原因は分かりませんでしたが、肺に少し影がある（水が溜まっているわけではないそうだ）、何か細菌が悪さをしているのだろうということで、７日間１日３回の抗生ブシツ投薬を受けました。翌日から７度台・８度・９度と乱れていた体温が翌朝から３６度台から一度も上がらず、体のキレも戻ってきました。７日間飲み切ったところで、主治医の見立てを聞けると思います、多分これだという原因の特定はできないかもしれませんが、単なる風邪と思ってしまわずに早くに受診すればよかったと反省です。

  2024年01月20日

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  天気かと思うと雨が急に降ったりで

  ここ数日は台風のせいか雨雲がいくつも島の上を南西から北東方面へ通りすぎて行くように見えます。今年の梅干しは出来上がって少し寝かせてから食べたり配ったりしようと思っています。今から10年前に同じ製法で作った在庫の梅をリニューアルさせたいと思って少し洗って塩分を落としてから干して、梅酢液に付け込もうと算段していました、自宅から工房までトラックに乗せてきて干していますが、空は晴れても急に大粒の雨で２回梅干しを濡らしてしまいました、降ってきたのが急で気が付きませんでした。ちょっとカビのようなものが見えます。もう一度梅酢に付け込んで最後に「カラッと」仕上げたいのですが、３回目の雨は致命傷になると思い、ずっと空とにらめっこです。降ってきたらスロープを走ってゆき屋内に戻すシミュレーションをしてきました。今日はほとんど雨は降らなかったので助かりましたが、お客さんが来た時にどうするか、そんなことを考えると穏やかではないので半日干して終わりにしました。きょう夕方の5時半ころにまたいつもの雨が来ました、もう外には梅干しは出てないので安心ですが、何と虹が三原山方面に見えていましたが、下界は雨模様。家に戻り、今年の梅干しと、１０年間、１４年前の梅干しを並べて写真を撮りました。今年と前回を比べてもあまり違いは分かりませんが、明らかに１４年前のものは果肉がしぼんでいます、作ったら早く食べたほうが良いというメッセージなのか、再生させて塩分控えめにして見ましたが保存がうまくゆくでしょうか。三原山の上に雲がわいてきまsた１０年物の梅干しを干しています、もうこれでよしにします夕方麓は雨なのに三原山には虹がかかっていました左から１４年、１０年、今年の梅干しです、１４年物は大きさが中玉だったようです、随分としぼんでしまっています。

  2023年08月08日

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  梅干作りは晴天続き

  久しぶりにチャレンジした「酸っぱい梅干作り」は無事完成です。一晩夜干しして残った紫蘇と梅酢の液をくぐらせてから２つの樽に並べました、途中までカウントしていたのですが、集中力が切れてしまい正確な数は何とも言えませんが６００は越したと思います。欲を言えば、梅干ばあさん（しつれい）にならずに、もう少しふっくらと仕上げたかったところです、来年はカビ発生の心配があく出ｋそうなので、もっと減塩気味にして皮は硬くてもふっくらとした梅干を目指してみます。今年は今年でよくできたと思います。本日朝１０時過ぎに軽トラックから下ろして、バケツに入れ（左）、残った紫蘇梅酢（真ん中）をくぐらせてに液に浸して容器に並べた（右）、この容器に「ふたをして馴染むまで少し待つことにします。容器の底に均等に並べます、真ん中に紫蘇、約３００個を一つの容器に並べました、２つゲットです。

  2023年07月31日

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  酸っぱい梅干を作る

  酸っぱい梅干を作る甘ったるくなく目が覚めるような「酸っぱい梅干」を作ろうと久しぶりに生梅を買い求めて挑戦中です。多分あと３日で完成になると思います。大島の道路でこんな軽トラックを見つけたら私のトラックに間違いありません、１８キロの生梅をトラックで干しています、暑くて幾つあるのかわかりませんが多分概数で６００個は越していると思います。偶然ですが、前回の楽天ブログの記事を見たら２０１３年に作っていました、ほぼ在庫が無くなって来たので補充しようと思い立ちました、１０年前の梅作りと同じ製法です、いつも少なくやりな、と女房殿に言われていますが、やるからには一杯作りたい、いつものやりとりです。生梅は群馬の南高梅、安く手に入る農園を見つけ今年も頼みました、紫蘇はカビ対策が難しいので、半分は市販のもみ紫蘇パックを、半分は地元のスーパーで買いました。塩分何パーセントかと聞かれますがよく把握できていません、しょっぱくないと思う程度のアンバイです。１０年前のブログの記事です今年も梅干しを | 伊豆大島木村五郎・農民美術（あんこ人形）資料館 - 楽天ブログ (rakuten.co.jp)今日も駐車場にある軽トラックを下から見たところしかし、目線から見るとこんなです今日が干して２日目です、まだちょっと皮が固い感じです、もう１日干します、半日ごとにひっくり返しています

  2023年07月29日

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• 会うは別れのはじめでも

  私は現在７２才の男です、大島の高校を出てから１０年間東京都での公務員をして、大島に転勤を願い出てから約２０年間の公務員生活をを途中で方向転換（４８才かな）をして私設の資料館と工房のドームハウスを建ててから２３年が経ちました（計算が合うかどうか）。東京都の公務員の時には都内から多くの赴任者が見えてこの時期になると任期を終えて都内へ戻る人と新しく来る人が交差する時期が今です、多くの別れと出会いでした。自営の仕事についてからは、公務員時代と比べ島に永住するものからすると出会と別れはほとんどない生活でしたが、今年はちょっと違くて「もっと島にいて欲しかったな」と思う別れがありました、残念に思うことはほとんどありませんでしたが、今年は残念だなと初めてそんな気持ちになった年でした。それは仕事上でしょうがないことでまたいつかどこかの縁を得て再会できることを願ってエールを送ります。

  2023年04月07日

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• コロナの曲線が上昇中

  しばらく前まではコロナが収まってきそうな兆しが見えたような気がしましたが、現実にはまた上昇の曲線を見せています。人が動けばコロナが増える可能性が拡がります。９０才を過ぎた義母は月に１５日ほどホームのショートステイと週２回のデーサービスを受けながら自宅で暮らしています。感染の経路は不明にしても施設内で感染者が一人出ると大きな影響を受けてしまい、夏以降はショートステイ希望の半分も利用できずデーサービスで何とか入浴を確保しています。大島は観光地だからいろいろな特典を使ってお客さんに来ていただきたと思いますが、私の工房でやって来た「あんこ人形木彫り体験」は約２時間ほどかかるのでだいぶ前から受入れを中止ています。電話で照会が来ますがその旨をお話しすると皆さん快く了解してしてもらえて助かっています。もう少しの辛抱だと思っていましたが長引きそうです。

  2022年11月08日

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• 東京へ行って戻ってきた

  人口約７０００のうちコロナ感染者は２００人あまり出てきた町に住んでいる。３月終わりから体調を崩してしまい、高熱が出たり引っ込んだりが数日続いた。心当たりと言えば、夕方陽がかげって急に寒気がして熱っぽく感じたことくらいだった。若い時の風邪の症状で家に帰ってバッファリンを飲んで布団をかぶって寝て汗をかけば朝にはすっきりしたが、今回はそうはゆかなかった。心配になり島の医療センターを受診すると、建物には入れずに駐車場にある「発熱外来」が対応してくれて主治医がそこまで出向いてくれ、まず熱の原因を、ということでPCR検査を生まれて初めてやった。二回やって陰性の判断が出たのは発熱外来診療を受けてから４日目だった。これでやっと一般の内科外来受診希望患者として医療センター内に入れて貰えた。コロナは陰性が確定したのだったが、まだ時々高熱が出て解熱剤を飲んでいた。高熱の原因を探るために「CT」と「レントゲン」を撮ったが顕著な症状は見つからなかった。主治医が数年前のＣＴと比較して気になる部位がある、と言われるので紹介状を書いてもらって都内の病院を受診してきた。PCR検査で陰性と証明された後も高熱が出たので、コロナとは別の何か要因があるはずだと思ったので2日後の外来受診になった。体温計を持参して上京したので寝る前に解熱剤を飲んで、高熱（37.5度）以下であることバスの中で検温をして確認して病院に入った、何とか第一関門通過、そして本日の高速船で無事に家に戻ることができた。コロナ陰性の経過は私と検査した都内の病院が承知しているが、もし解熱剤が効かなくて船に乗れない高熱のままで桟橋へ行って検温をしたら私の身は今どこにあるのだろうか、そう考えると恐ろしい。２年ぶりの東京だったが、少なくなったとはいえまだ多くの新規発症者が確認される毎日の繰り返しの日々に関わらず、夜の繁華街は賑やかで、間もなくやってくるゴールデンウィークは「何の規制もないので心配なく楽しんでください」みたいなＰＲが多くなされ、電車は満員だった。私が今回東京で体験した医療機関の外来患者に対する神経過敏とさえ思える慎重さと、院外の野放しさ、高熱の出やすい持病のある患者さんはようやくたどり着いた病院の玄関で足止めされて、どんな処置がなされるのだろうか、今そんなことを考えながら光景を思い出している。大事をとっての選択だったが、今月になって１０日以上通院のために工房は臨時休館してきた。5月にも外来予約してきたが、早く体調が元に戻って通院しないで済むようになりたいものだ。

  2022年04月21日

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• 伊豆大島出身の義太夫語りの竹本葵太夫の記事

  伊豆大島出身の義太夫語りの竹本葵太夫の記事がアップされましたのでご覧ください。竹本氏は長く大田区に住まわれており、​大田区文化振興協会の文化芸術情報紙の「アートな人」​に掲載された記事になります。竹本葵太夫の本名は柳瀨信吾さんで私は親戚筋にあたり（１０歳ほど私が年上です）、若い時から応援してきましたが、まさか人間国宝になられるとは思ってもおりませんでしたが、普段からの謙虚な姿勢とたゆまぬ努力が実を結んだのだと喜んでいます。人間国宝になられてから、いろいろな媒体で紹介されてきました。多くの歌舞伎役者に信頼されてお役をいただき大きな舞台も経験されてきました、その時のエピソードなども話されています。リンクさせますのでお読みください。伊豆大島までは高速船で1時間45分ほどで着くのですが、こんなご時世とお役のお務めが続き簡単に帰省することは叶わないようです。その時期が来ればひょいと訪ねてくれると思うのでゝにしみに待ちたいと思います。

  2022年01月09日

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  １月2日メジロ喫茶室

  1月1日から4日まで１０時から１７時まで工房は営業しています。今日は箱根駅伝を見ながら開けていました。そうしたら珍事を二つ目撃しました。まずは珍獣発見から、野生のメジロを近くで見ることが出来る「メジロ喫茶室」にリスが登場。屋根を伝って網にところまで下りてきて「酸っぱいみかん」を食べています、一日に3回ほどやってきました、短い時間しか滞在していません、近くに手っ取り早く食べられるエサがないのでしょう。リス取り名人のHさんに頼めばすぐに捕獲できそうですが、いましばらく様子を見ます、屋根を付ければ侵入を防げるので。次の写真は、まだ先のことだと思っていた「ラブラブカップル誕生」の証拠写真です。竹に留まって毛づくろいをしているようでした。左上のまあるい塊、もう一匹のメジロがこっちを見つめています、戦いに敗れたのでしょうか。そのあとエサ台に移って食事をして帰りました、もっと仲良くなると一つのみかんを一緒に食べるようになります。

  2022年01月02日

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  謹賀新年

  新しい年が明けました、最初の太陽の光が窓から差し込み順に照らしてゆきます。外を見るとメジロのえさ場に一匹ずつ入れ代わり酸っぱい八朔みかんを食べています。今月末頃には、ツガイになって二匹で餌を食べに来るようになります、今は見えないところで勢力争いをしているようでメジロも落ち着かず長居はしません。メジロは保護鳥なので一時でも拘束することはできないので、数年前からこうやって出入り自由にして「メジロの喫茶室」を営業しています。このあたりには人の気配が全くありません、静かな元旦です。今年もよろしくお願いいたします。

  2022年01月01日

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• パソコンが故障

  パソコンが故障です、一週間ほど島外に修理に出すので更新が出来ません。パソコンが戻ってきたらまた。折角新しくしたのにもう修理では困ったものです。

  2020年06月22日

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• 更新ができるようになりました

  ２００４年６月に開設した当ブログは今年の１月にパソコンが破損、ログインができなくなってしまいました。何とかつながりましたのでまた再開することが叶いましたので、よかったら見に来てください。【昭和初期に伊豆大島にやって来た彫刻家の木村五郎は 当時の大島の婦人風俗に興味を持ち、「あんこ人形」 彫刻を島人に伝授しました。今日までの足跡と大島に 来て作品を残した芸術家たちのデーターを紹介しています。】という思いではじめたブログですが、何でもありで大島に暮らす毎日の中で関心があることとか知ってほしい情報としてアップしてゆこうと思っています。

  2020年06月08日

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  台湾料理のお店です

  島の高校を卒業後に東京へ出て働き１０年経ってから大島に戻ってきました。美味い料理や珍しい食材を求めてご贔屓の店もいくつかできました。島に戻ってからの約４０年は上京するたびに「懐かしくてうまい味」を求めて知っている店を利用してきましたが、行ってみたらビルになったり経営が変わったりでどんどん立ち寄れる店が少なくなってしまい、もちろん新しい店を開拓するという野心はなく、東京へ行っても最低の用をすませてすぐに戻りたい初老の心境なのです。数日前の上京の時には、その最後の砦になっているお店に行って食べてきました。渋谷にある台湾料理の店のカウンター席です、家族で行ったりすれば何品も味わえるのですが、一人ではせいぜい２品（腸詰チョウヅメと太い麺の五目そば）とビールでお腹いっぱいです。次回の病院は７月です、きっとこの時もこの店のカウンター席に坐って厨房で働く１０人くらいの無愛想な料理人の働きぶりを見ながら同じメニューを注文することになるのでしょう、半年後の楽しみです。。

  2019年01月22日

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• 東京へ１泊２日です

  まったく自覚症状はないのですが半年に一回定期的に心臓の検診に上京しています。もういいかも、と思いますが、手術をしてくれた先生に見てもらえることが一番なのでもうしばらく通います、次回は７月です。早く終わったので病院から歩いて１０分ほど、有栖川公園にある都立中央図書館に半日寄ってきました。紀行記編の再校正原稿は出版社に送ったばかりで、もう８割がたできつつあるので、気になる画家の大島を描いた作品の確認をしてきました。「村山槐多の大島を描いた作品が前にＳ美術館の企画展に出ていた」という話を大島で聞いたので、その絵が載った図録をみる目的もありました、が、お目当ての本にはその作品はありませんでした。多分新しい大島作品に出会う機会はこれから先何点もないでしょう。次回することは、これまでに確認できた作品やその画家の作品を収蔵している美術館などのデーターを集めることになります。たとえばですが、没後５０年が経過していない画家の著作権継承者の所在がわからない時に、ほかの作品を持っている美術館やその画家の企画展をしている場合には、連絡先を把握している筈だと考えます。教えてもらえなければ話は進みませんが、そうして一点でも多くの大島作品を掲載できるようにすることが優先第一の使命です。こうやって積み上げた資料が「伊豆大島文学・紀行編」第４巻絵画編なり発行になるのは来年の３月末です、これでシリーズ４巻組が完結です。

  2019年01月18日

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• 今日が誕生日

  ちょっと書くことが途絶えると、次に書き始めるタイミングがつかめないでいます。今朝は４時半ごろに目が覚めたので、ラジオを聞いていました、最近は無理して眠ることはないと思うようになりました。正確には覚えていませんが「今日の誕生日の花はオオマツヨイグサ」花言葉は「ほのかな恋」だとアナウンサーが話していました。この花は黄色くて、夕方から朝方まで咲く花でありそれが花言葉になっているのだと言ってました。昼は咲かないで暗い時に咲く花をもじって「ほのかな恋」らしいです。花言葉は「花に与えられた象徴的な意味を持つ言葉」のようです、私には縁遠いなーと思って聞いてました。こじつけですが、娘が生んでから４か月くらいたつ孫娘の名前が「ほのか」といいます。関係あるじゃないか、とちょっとうれしかった誕生日の朝でした。昨日が父の日、今日が誕生日。女房殿に確認したところ、なんと６７才になったそうです、みんな元気で暮らせられればそれが一番です。

  2018年06月18日

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  寒い寒いお彼岸です

  春が来たと思ったら、真冬に逆戻りのお彼岸です少し前に永眠された「大島ガイド編纂者のSさん」のお宅を訪ねてきました。病気療養中ながら「大島ガイド」のデーター入力をずっと続けていました。パソコンの操作で時々書斎に呼ばれて手伝っていた関係で、残されたパソコンの中身を見せてもらうと５年前には１４００ページだったデーターは２０００に増えていました。主を失った書斎とパソコンはさびしそうでした。奥様から「残された膨大な本や資料をどうしたものか」と相談されました。一軒丸ごと本の収蔵庫のようなお家です、落ち着かれたらお手伝いしますからと話して帰ってきました。

  2018年03月22日

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  あれから２年です

  あれから丸々２年が経ちました。１月１７日、１８日と上京して病院の定期検査を受けてきました。「異常なし、データー良好、血液検査もオッケー」ということでした。心臓の血液を送り出す一つの弁が欠けてうまく血液を流せない、といことで手術をしました。今はまったく自覚症状もなくて半年に一度の検査室での待機時間に「あんなこともあったなー」と病気だったことを今更ながら体感して「気を付けよう」と思うことが受診の主たる目的になっていると思えば健康になれてよかったと感謝して昨日島に戻ってきました。そして早速ですが、昨夜は夜の大潮の終わり、釣りのエサを採るために一時間ほど磯に行きました。冬のめぐみの「ハンバノリ」もたくさん付いていましたがお昼の潮が引く時分に誰かが採りに来たのでしょう、ほとんど短くなっていました。ハンバノリは少し採って、本命の「カニ」は一回の釣りの分ほどゲットしました。こんどの休み日に条件が良ければ今年の初釣りが叶います。大きなカニは茹でて味噌汁にします、良い出汁が出るので好物です。今回一番大きかったカニ（ショウジンガニ）、足が縮んでしまっていますが手の平サイズの大物です

  2018年01月20日

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• 上京してきました２

  半年に一度の検査が目的の上京でした。この12月で丸2年が経つことになります。初めての入院はじめての手術が「心臓弁膜症弁の形成」でした。足がむくんだり肺に水がたまったりしましたが、自覚症状は少なく、術後も順調です。半年ごとに検査をしてもらうために外来を受診しています。朝の7時45分に病院着、8時30分受付開始、血液検査は14番目だった、心電図、超音波、レントゲンと忙しい。血液検査の結果が出るまで1時間くらいかかるそうで、それが出なければ主治医診察には呼ばれません。10時40分呼吸器科の診察が終わり11時20分予約の心臓外科で順番を待つ。予約をしてからわかったことだったが、診察が終わったら竹芝桟橋に直行して午後の高速船に乗って帰ろうと思っていたところ、夏休み前は12時40分が最後の大島行になっていたので夜10時の大型船か翌日の7時40分の高速船を覚悟して来たが、案外早く順番が進み12時にすべてが終了。病院前からタクシーで竹芝桟橋へ、出帆５分前に乗ることが出来たのだった、東京にいても買い物するわけでもなく図書館通いはもう終わったので東京に長くいてもやりたいことはなく、家に戻って気楽にしているのが何より、というお年になってきたので一番よいスケジュールで思った通り首尾よく帰ってきました。おまけに「異常なし」のお言葉をいただき次回1月の検診まで規制なく過ごせることは何よりのご褒美です。遠くから通うハンデは大きなものだが、こういう綱渡りを誰もが経験しているはずだし、先生方も島から来ているということを御存じなのでありがたい事です。

  2017年07月22日

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  大雨による災害情報

  九州福岡を中心とする大災害を伝える映像の中に「線状降水帯」という言葉が出てきました。長い時間同じ場所で大雨が降り続く現象のことのようでした。福岡では２４時間で５００ミリを超す雨が降ったそうです。私が住む伊豆大島では２０１３年１０月に２４時間で８００ミリを超す大粒の雨が降り続けて三原山山麓の大崩落を引き起こしました。運悪く夜中の崩落で多くの方が土砂災害で被害を受けました。今もはっきり覚えていますが、あの時は大島の南西方向から北東方向に、元町と三原山から岡田方向に強い雨雲が居座り、または北上を続けて一本の筋のように元町から岡田方面を覆い大量の雨を降らせました。山津波のようだ、ともいわれました。今回の福岡周辺の災害も山津波だと紹介され多くの木々が川や道路に流れ出していました。この時の気象状況が「線状降水帯」と言われる現象だったと思います。もう少し雲がずれて海の上を通ってくれていたらなーと恨めしく思ったことを思い出します。これ以上の被害がないことを切に願っています。

  2017年07月08日

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  平成２９年７月２日都議会議員選挙（島部選挙区）速報

  朝家を出るときにはまだ新聞が配達されていませんでした。工房に来たら知り合いがこの速報を見せてくれたので、コピーして貼り付けました。

  2017年07月03日

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  春の産卵気配

  一雨ごとに暖かくなります、雑草もアッという間に伸びます、たくましいものだと感心しますが、雑草の種を毎年蒔いているよう（完熟の種を自由に落とさせている地主の責任）だから犯人は分かっているのです。水瓶では飼っている金魚が産卵の気配です。大きなお腹をしたメスが追い掛け回されています、明らかにいつもと違う動きです。３年前に偶然産卵に立ち会った時の写真があります。毎日観察して卵を産み付けたら隔離して育てるつもりです。写真は昨日のカメの様子です、大きなお腹が見えています。

  2017年04月22日

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  謹賀新年

  元旦、いつものように工房は午前１０時にあけました。今日だけ午後４時で閉めさせていただきますがあとはいつもと同じように開けますのでお立ち寄りください。自宅の畑のそばに小さな屋敷神様が祀られています。どんないわれのものかよくわかりませんが私の父や祖父母の時代から大事にしてきた場所なので私も年に一度だけですが参道をきれいにしてお参りしています。どこまでさかのぼれば最初ここに祀ったご先祖様に会えるのでしょうか。父は生前に「この場所の木々はあまり切らないで神様の林として守るよう」と言ったことがあります。信心深いほうではないですがご先祖さんがここにいるように思うのでこれからも守ってゆこうと思っています。

  2017年01月01日

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  雑草つよし

  ようやく暑かった今年の夏も終わり、待ち遠しかった秋です、やれやれという気持ちです。しばらく行ってなかった泉津の畑が大変なことになっていました。思い返せば、一年以上前くらいから外作業がおっくうになり、畑はサボっていました。それから１２月に心臓の手術をしてしばらく休業、春には原因不明の高熱が続き、もうずいぶん畑には顔を出していませんでした。ここではさつまいも、たまねぎ、そらまめ、ジャガイモ、落花生などを作ってきました。網で囲ったさつまは早いうちにキョンに新芽を食べられて全滅、昨日行ってみたら畑だったところが草ぼうぼうで土が見えません。背の高い唐人草に三大雑草のスギナ、トバクサが伸び放題です、さてどうしたものでしょうか。冬になれば草は枯れますが、種を落として仲間を増やします。地面の下にトバクサが根を伸ばして畑を覆ってしまいます。さて、どうしましょう、たった一年でこうなってしまうなんて、もうあきらめるしかないのか、もう一度自然と立ち向かうだけの気力体力がもどるのか、雑草に畑が飲み込まれてしまいます、思案のしどころの畑です。このままでは悔しすぎます。

  2016年09月16日

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• ７月２２日から復帰

  久しぶりの更新となりますおかげさまで７月２２日から工房を再開しましたおもえば１２月の心臓手術、４月中旬から原因不明な高熱のぶり返し、島での検査入院から東京の病院での検査と治療のための入院を経て何とか平熱安定となりドームに戻って来ました一週間熱が上がったり下がったりした後に２週間平常になり、またぶり返すという生活の中で、ちょうど良い時に当り「竹芝の島じまん」にも体験ブースとして参加することができました。熱が上がると工房は無理なので家にいて出来るパソコン操作などしながら療養をしてきました。昨日一日開いていましたが体の調子はよいので何とかやって行けるのではないかと思います。肺に溜まった水も抜きました、７００ｃｃ近く貯めこんでいました。感染症やほかの病気がないか最新鋭の検査「ペット」も体験しました、熱は一月余り平熱です。もうこれだけやれることをやって原因が突きとめられなかったので、今回の騒動はこれで終わりにして、万が一にまた何か不都合なことが起こればそれはこれまでとは異なる病気なのだ、そう思うことにしました。まあ用心に越したことはないので、無理せずに生活して夏を乗り切りたいと思います。御心配を頂きましてありがとうございました。８月初旬の発行をめざして「資料館たより２２号」を作りはじめました。

  2016年07月23日

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• 手ごわい病気です

  １２月に手術した心臓は元気に動いていますが、先週の月曜日、急に寒気がして熱が出て、病院に行き・・・あれからちょうど一週間、水曜日から安静にして今日まで工房を閉めて自宅で療養してきました、もらった病名は「肺炎」です。熱が上がったり下がったりで全く安定せず、どこに病巣があるのか、どう節制や工夫をして見ても何の効果もなく、病気に立ち向かう手ごたえもなく、ただ与えられた薬を飲んで３度の食事をしてずっと寝てるだけの毎日です。今日は何とか熱が３７度台に下がってきました、主治医に見てもらい、もうしばらく家にいることにしました。やりたいことは山積みなれど明日も休んで４月２９日から工房は再開できればと考えています、それまですべてのことはストップ状態です。

  2016年04月25日

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• 昨日の夕方から熱が続く

  久しぶりに関節の隅々まで熱を持ち痛いです、朝の熱が３８度６分もあり、午後一番の医療センター受診の予約をしました。いつも寒気がすればバッファリンを飲んで暖かくして寝ていれば夜中に発汗がして、着替えて朝にはさっぱりするのですが、どうも今回はそうではありません。どんな病気なのでしょう、午後から藤井工房（資料館併設）は臨時休館にして、診察が終わったら家に戻り布団で休もうと思っています。こんなの久しぶりです。

  2016年04月18日

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• 異常なしでした

  昨日は都立病院へ行って「術後４か月の検診」を受けてきました。特記事項なし、７月に超音波検査をしていいようなら薬を減らしましょうということで帰って来ました。島の生活は「車たより」なので、東京の移動はかなりきつくて参ります、浜で優雅に散歩でもすれば体力もつくのでしょうが、そういう習慣がないので車頼りからは抜けられません。都内は「ハナミズキ」が満開で気持ちがよかったです。武蔵境周辺の街路樹は「ハナミズキ」が多くて感動モノでした。私は「ハナミズキ」の親戚にあたると思われる「やまぼうし」が好きで、去年の秋には木に登り種を沢山集めてあります。今年から種まきをして３年計画で苗木を育て、大金沢の土砂災害被災地が整備された頃に「山に移植したい」そう思っています。３年では３０センチくらいの高さまでしか育たないでしょうが、たくさんのやまぼうしが咲きそろう光景が目に浮かびます。

  2016年04月15日

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• 明日から東京へ

  手術から合計で４ヶ月目の病院の定期検診に明日からでかけます。そんなに自覚症状がないから問題ないと自分では思っています。半日時間が空くので「大島を描いた（書いた）文人や画家の資料調査」に国会図書館か有栖川の都立中央図書館に行ってこようと思っています。大島町の事業として「大島を書いた文人（詩歌人）の作品集」が２８年度の事業として冊子化されることになり、それをお手伝いしているので未解決の資料を探しに行くつもりです。５月最後の土日におこなわれる２年に一度の「竹芝桟橋の島じまん」にあんこ人形彩色体験ブースを今回も出店するので絵具や筆などの小物を見に「世界堂」へも寄りたいと思ってます。病院よりこっちのほうが大事なことと思っているくらいなので体のほうは心配ないでしょう。帰宅は４月１５日の９時半ごろなので１０時の工房開店には間に合いそうです。

  2016年04月12日

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• 三ヶ月目の経過受診に

  ４月１４に術後三ヶ月のドクター受診をするために上京します、低気圧が来そうな予報もありますが、自然に任せるしかありません。体調は問題ないのできっとだんだん薬の種類が減って次回は６ヶ月後の検診になるはずです。はじめての入院、初めての手術、そして退院まで、すべてが初めてでした。その中で「なるほど」とおもったことがひとつあります。それは後からわかったことですが、心臓の開腹手術が終わって集中治療室に運ばれてきた時のことです。麻酔が大分きれてきたようで主治医が「もう手術が無事に終わりましたよ、ご家族がそばに見えていますよ、藤井さん」と何度も呼びかけてくれました。家族の呼びかけてくれる心配そうな声もはっきりと聞こえていました。妻や子を見ようと目を開けようとしても開きません、手を挙げて反応しようと思っても手が動きません、口も開きません、結局意思表示は何もできませんでした。不思議なことに耳にはちゃんと外の声がはっきりと聞こえていました。よく聞く話ですが、もうご臨終という場面に出くわしたときに看護婦さんが「患者さんは聞いていますから声をかけてあげてください、励ましてください、聞こえていますから」と何度か言われたことがありました。まさか、そんなことはないと思っていましたが、初めて手術をしてみて最初に回復する機能が耳だということを体感しました、それはきっと最後まで働いている機能だということでもあるのだと思います。もしもご臨終のときに不謹慎なことを同室にいるご家族が話したとすれば、患者さんはすべてを心臓が止まっても聞いているし聞こえているはずです、くれぐれも最後の荼毘の時までいつもと同じように尊厳をもって相い対するべきだろう、と思う貴重な体験をしたことになります。

  2016年04月11日

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• 穏やかな一日ですが

  春の花が盛りを終え、春本番を迎え過ごしやすい季節となりました。私はまもなく６５才になろうとしています。いろいろなことに首を突っ込んでいるので定期的にお会いする人が複数人居りますが、自分と同じくらいの年齢か先輩方が多く、とんでもなく若い人との交流はほとんどありません。先輩方を近くで見ていると「自分の行く末」を体感しているようで淋しくなることがあります。父と母と義父を看取った時も「病気にならずにしっかり生きよう」と思ったものです。田舎暮らしの高齢者のターニングポイントは「車の運転をやめること」案外大きな出来事だろうと思います。一人は奥さんが運転できるからまだよいのですが、ショッチュウ運転手はさせられない、ということで高齢になってからの生活の大半を費やしてきた「島の資料をまとめて文章に残してしかるべき所に配布して多くの人に見てもらう」ということをしていたのだが、今回でやめることにしたから、そう言われました。もう一人は奥さんが車の運転をしないので、自分が運転を辞めたら二人とも行きたいところへ行けなくなってしまう、もしも他人を傷つけでもしたら大変だ、と周りの人は心配するけど「じゃあ誰がそれを本人に話せるの」となかなか難しい問題が身近で起こりつつあります。春はいい季節ですが、反面「春のユウウツ」という季節でもあります。

  2016年04月09日

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• 春をじっかん

  もうすぐ４月、３月最後の日曜日です。風もなく暖かくて外の仕事をしたい気分になっています。そんな私の目の前を「今から磯に行ってフノリとセセリを採ってくるよ」と日曜が休みの御夫婦が日焼けしないように顔を覆って車で通り過ぎました。「一緒に連れてってー」と言いたかったけど休んだばかりだから、我慢がまん。今年はハンバも海苔も不作だったようです。今頃の海はムッとするような春のにおいに包まれていることでしょう。島の中では１００キロマラソンの人たちがもう８時間近く走っています、失礼ながらただ走るだけなら、同じ時間を私は海で磯ものでも採って過ごしたい。心臓術後なので「歩きなさい」と主治医から言われていますが、どうもただ歩くだけでは・・、何か食べるものを採りたい、岩をぴょんぴょん飛んでゆける海に私も行きたい。

  2016年03月27日

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  三原山地蔵尊

  三原山へ登る登山道（御神火スカイライン）はただいま補修中です。歩いて登山していた時代の旧登山道の５合目に「三原山地蔵尊」が今も健在です。ちょうど谷と谷に囲まれた尾根に建立されてあったために両谷は激しく崩れていますが、地蔵尊はまったく無傷です。「三原山地蔵尊」には石でできた六地蔵と延命地蔵尊、線彫地蔵尊（画家の木村武山の描画）が建立されており、石柱の文字は画家で書家の中村不折が書かれた貴重なものです。昭和ひとけたの時代、三原山への投身自殺がブームになったことがあり、その霊をなぐさめ、生きることの大切さを教戒し、青少年の将来を祈願する目的で登山道わきに建てられた地蔵尊です。趣旨は若干違いますが六地蔵つながりで、円空彫六地蔵もここに安置を、ということで話は進んでいたのですが、土砂災害の影響でまだ見通しが立っていません、勝手に同じ場所の仲間にしていただくという訳にもゆかずです。適地の選定を進めてはおりますがどうなりますか。折角なので山開きの日に歩いて下山しながらご対面をしてもらいにゆきました。（２枚目の写真です）私はある特定の信心や熱心な信者でも何でもありません、ご縁があって巡ってきたお話だったので、何かお手伝いができればと思ってやっているだけのことなのです。

  2016年03月13日

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  円空彫のお地蔵さま

  大島大金沢の土砂災害のあと、岐阜の仏師さんが慰霊のお地蔵さまを納めに大島に見えました。まだ三原山登山道路が寸断されているため、一時的に私のところでお預かりすることになりました、あれからもう２年以上が経ちました。まだ道路は開通しておりません、そしてまだ納めさせてもらえる場所が確定できずに、今も私がお預かりしております。島のお寺に一体ずつ収めて供養していただければよいとも思うのですが、できれば６体一緒にという思いもあり、また、長く藤井工房の中の一角に公開してお預かりしているので、時々お参りのようなことでお地蔵さまに会いに見える島の方もあるようになりました。今飾ってあるフリージャーの花を持って数日前にも見えられました。それぞれの思いがあり、一番良い方法が見つかるまで、もうしばらくここ（藤井工房）でお預かりしてゆこうと思っています。

  2016年03月12日

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• 究極のソフトに挑戦中

  私は興味あることを文字にして伝えたい、残しておきたいと思って、これまでにワードや一太郎を使って入力してきた。文字だけではなく写真を入れ込んでみたくなりフォトショップというもので加工して文章に貼り付けられるようになった。私設の資料館と工房を開いてもう１７年くらい経つ、その間に「資料館たより」というチラシ風のものを作って新聞折り込みをして２１号まで発行してきた。一回当たり新聞に折り込む数は３０００部に近い、年に数回がギリギリのところで、中身の充実や経費のこともあり出すことは簡単ではない。数年前からパソコン熟練者に手伝ってもらってチラシ印刷入稿のデーターまでこっちで作ってメールで印刷所に送るとかなり安く仕上がるので今ではＡ４サイズ裏表カラー版でやっている。最初はモノクロ表一面だけだったから技術は格段に進歩してきた。最後の難関は自分一人で入稿紙面を作り上げること、イラストレーターというソフトを使いこなすこと、これがなかなか素人には難しい、それにあまり作業を進めるための教材本を熱心に見て勉強しないので、画面に出てこないソフトの中身をよく理解できていないのが、一番の欠陥。それでも、指導者の根気良いレクチャーのおかげで、何とか文字と写真を入れたチラシ風のサンプルを作れるようになってきたという手ごたえがある、今度いつ出せるかわからないが、次回の「資料館たより」は独り立ちして紙面つくりに挑戦してみたいと思っている。

  2016年03月03日

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• 防潮堤で消えるもの

  私が取っている新聞の一面に「岩手、宮城、福島の沿岸５９４箇所で防潮堤の建設や再整備の計画があり、岩手のある漁港では高さ７．５６メートル、延長１６４７メートルの防潮堤の建設が進んでいる」と書かれていました。これまで見えていた海や灯台が壁の向こうに消えていった、とも書かれています。高台に盛り土して町を造ったり、景観が激変するこういう大工事が地元ではどう受け止められているのでしょうか。大島元町の氾濫した大金沢両岸に住まわれていた人たちが一体何人おられ、今どこにいて災害復旧を待たれているのか、仮設住宅にだれが入居者されているのか、現在仮設入居中の私の姉も「だれが住んでいるのかわからない」と言ってました、プライバシーがあって教えられないということのようです。沢の沿岸の方が復興工事が進んで何人戻られることになるのでしょうか、上流の０丸塚橋から海につながる弘法浜まで約８００メートルあるそうです、毎年１００メートル工事しても全部が繋がるまでには８年はかかることになります。途中急な坂道やくねった水路もあります、こうして注意しながら復旧工事の情報には注意しているつもりですが、まだ海から上流までの８００メートルがどういう構造物でどういう水路になるのか、どこまでが道になるのか、そういう図面を見たことがありません。まだそこまで計画が進んでいないのか、もっと安心できる情報の公開を願っています。これなら安心できる住みやすい町になりそうだ、戻ってまた家を建てて住もう、そう思われるかどうか。直接影響はない立場の者ですが、近くに暮らしているのでそういう安心が出来る情報をはやく出してもらいたい、毎日被災地を通るたびにそう思っています。

  2016年02月24日

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• 島の取材

  時々テレビの取材を受けることがある。何度かテレビに映ったことがあるが、思うような紹介になってないことがあり、いつも不安だった。放映されて初めて中身を知るわけで、その時に「ちょっと待った」と言ってもその時はもう手遅れだ。大島の何を伝えたいのか、何で私のところを・・・とか、ほかにどんな場所をとか、あれこれ聞いて、自分なりの注文のようなものを出して話した。取材対象が多く、やりたいことも多くあるようだった。こちらの注文があれこれあったせいだろう、今回は「こういう風に構成することになり・・」と取材を受けることなく終わった。今の私としてはこれで正解だろう、そう思っています。ただ折角島のことを取材してくれる機会を得たことだから、大島の良さというものをしっかり映して放送してもらいたい。ああ、あれなら出てみたかったな、そう思わせてくれる番組であってほしいものだ。

  2016年02月23日

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  夜な夜なもろもろ

  このブログをはじめてからもう１２年近くになろうとしている。初期の中身をさかのぼって見直すことはないが、なんとなく一年を同じサイクルのように季節に応じた自分の関心事を載せているような気がするし、万年になっていそうな予感もしています。のぞきに来てくれる人の数は「大金沢土砂災害の頃は８００ほどあった」それから徐々に減少して今では平均すると３５０アクセスほどになっている。誰がどんなことに興味を持って見てくれているのか、フェースブックのような反応を望んでいるわけではないので書き込みがなくとも全く構わないが、その時に自分が書きたいと思ったことで更新している。誰が見ているのかといえば、私の近場の人（たとえば子供だったり、隣のおばさんだったり、島外の親戚だったり）が多そうで、時々反応が聞こえてくる。断定していえることは、女房殿はまったく見ていない、ということ。月に一度は用事があって上京して娘に会っているので、情報が女房殿に漏れる恐れはあるが、まあ常識の範囲のこととして見逃してほしいものだと思う。また大きな低気圧が来るようです、女房殿は夕方島に戻ってくる予定で上京していましたが、早めてもう島に戻ってきています。風はまだ静かですが早々と午後の高速船の欠航が数便あるようです。留守の時に食べるようにと、カツカレーを作っていってくれました。右のカップは焼酎のお湯割りです、まもなく心臓の術後３か月になります。少しならいいでしょうと主治医に言ってもらったので「堂々と飲酒をしています」それでも度を越さぬようにと決めています、ちょっと気が緩んできたんじゃないの、と娘から言われています、まあ楽しみなのだからさ、と女房殿には情報提供せぬことを願いつつ昨夜もおいしくいただきました。

  2016年02月20日

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• 支離滅裂ですが

  手術のためにたぶん一か月は入院暮らしになると思ったので、文章を打ち込むだけのつもりで小型のパソコンをベットに持ち込みました。使ったのは最初の二日くらいだけだった、ほとんど成果なし。一日の大半は手術前も術後もベットに横になり天井を見ていたのだった。何とも時間が経つのが遅くて困りました。私は自宅ではほとんどテレビは見ません、しかし時間つぶしにはテレビが一番だと思い、カードを買って有料テレビを毎日見ていました。テレビ漬けの一か月でした、こんなことは生まれて初めてでした。これじゃあ日本もおしまいだ、これが感想ですが退院まで見てました。唯一家でも見ていたのは「韓流の時代劇」、これは放送になればほとんど見てきました。このつながりで「韓流の復讐劇のような怖いお話」を毎日ベットの上で見ていました。そのせいで今でもこのドラマの続きを一本だけ帰ってきた家で今も見ています、支離滅裂。日本のドラマやバラエティは見ません、特にバラエティ、ヒナ段に何人も並んで行われるバトルやクイズものや、画面の隅に小さく囲まれた画面に出演者のお顔が写るやつ、お願いだからこの人が面白いと思っているのか、どんなアクションをするのか、私はそんなことを知りたいのではないのだから番組だけ見せて、そう思うようになってからほとんどこの手の番組はみていません。こんな番組を毎日毎日垂れ流しのようにしていて、充分な時間がある一人暮らしの高齢者などが楽しみにしているような番組が果たしてあるのだろうか、そんなことを考えると何だか元気がしぼんでしまいます。病院のベットの中で主治医の回診を受けている自分に対して「早く帰りたいだろうね」と声をかけてくれました。「ここにいると別の病気になりそうだから大丈夫そうなら返してください」そうお願いして少し早めに帰ってきた次第です。一か月後の外来検診でも「異常なしだから普通の生活で大丈夫」と言われました。ビールも小瓶くらいならとお許しが出ました。もう二度と手術はごめんだ、節制して暮らそう、そう誓ったのですが、ちょっとタガが緩んできそうなこの頃です。

  2016年02月14日

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• ８の倍数

  女房殿が突然いいました「男は８の倍数、女は７の倍数の年齢になった時、ともに体調の変わり目になるんだって・・」と。何もなければそれが一番ですが、パソコンを見ると、ひとつの節目だと意識して己の体を今一度顧みてみること、「養生の知恵だ」とありました。私が６４才、女房殿は６３才です、お互いに養生が必要だと感じる覚えのあることなので協力して乗り切りたいものだと実感しています。

  2016年02月12日

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• よく聞かれることですが

  私の人生では一度も病院に入院したことがない、ということは自慢ではないですが自信の一つでした。しかしまったく予想もしなかった「心臓弁膜症」ということで手術をして２か月も工房を休んでしましました。再開したことを知った知人が工房を訪ねてくれます、ありがたいことです。その時に聞かれることは「どうして病気が分かったのか」ということです。私の父はもう永眠してから十年以上経ちますが、八十歳を過ぎて東京まで行き胃だったか肺だったかの開腹手術しました、そして奇跡的ともいえる帰還を果たしました。私の父は「木彫りの職人」だったと思います、あまりしゃべらずに黙々と木を刻む人生を６０年近く過ごした、余計なことは話さない、そんな印象の父が雄弁になったのは「手術からの生還」を知り合いに話し、それが定番になって止まることなく自分からほかのことにも雄弁になっていった、止められないほど雄弁になっていったことを覚えています。私も聞かれると入院の時の話を分かりやすく、そしてその時の自分の気持ちも含めて聞かれると話しているのです。聞かれるので私も雄弁になって話します、そしてもう元気になったので心配しないでくださいね、ということで話を終えています、やれやれよかったなーと相手の方は思ってくれて帰られます。口が滑らかになると家に帰ってからも、聞かれもしないのに思い出した闘病生活のことを女房殿にしゃべり始めている自分がいます。おかげで手術はうまくゆき、そんなに痛い思いはしなかったです。今思えば６時間に及ぶ手術が終わって集中治療室らしき部屋に移ってから主治医から「藤井さんご家族がここにいますよ」と呼びかけてくれました。その声はよく聞こえました、何とか反応しようとして「瞼をあけてみんなをみよう、手を動かそう、口を開けて話そう」と思ったのですが意識はあるのですがどれも果たせませんでした。耳が最初に動き出すのですね、よく永眠される方の最後は「耳が最後まで聞こえているので呼びかけて・・」とよく看護婦さんから言われました。こういう経験をすると最初に回復する耳が最後まで体の中で生き残るのが耳なのだ、そうなのだと思うこのごろです。数年前から、畑に行って「種まきのうね」作る作業は前の半分もできずにすぐに休んでしまう、それは加齢によるものだと思って納得してました。が、体に異常が表れたのは右足が象のようにむくんでしまったこと、レントゲンを撮ってみると「肺の水がたまっていること」「心臓が膨れて大きい」ことがわかったことです、きっと内臓の病気だから東京で精密検査をしたほうがよいと医療センターの医師が言ってくれて上京しました。どこも痛くないので大したことはないと思って東京に行きました。数日後に、今日入院しますか、と言われてしまいましたが、島で仕事をしているので一度帰って休業の準備をしてからにしてもらいました。・・・ほらね、こうして病気のことを話してしまうのですよ、変なものです。つづく

  2016年02月10日

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• 再開二日目です

  ２か月ぶりに開いた工房ですが、昨日の初日は何とか１０時から５時まで営業ができました。こうして徐々に体を慣らして一週間もすれば、もとの姿に戻ることでしょう。大島出身の歌舞伎義太夫竹本葵太夫（柳瀬信吾君）とは親戚になるのですが、いただいた年賀状に「声帯の手術をした」と書き添えられていてびっくりしました。長い時間大きな声で語る義太夫語りにとってはノドは商売道具のはずです。どうやら私が手術を終えて退院したころに声帯の手術をしたようです。彼のツイッターを見たら順調のようで「新しい楽器を手に入れた」そう書かれていました。私も心臓を新しいエンジンに入れ替えた車のようなもの、そう思うことにしました。その彼が再開初日にひょっこり工房へ寄ってくれました。私の従兄弟にあたる彼のお父さんの７回忌法要をしたということでした。前からノドを気にしていたそうですが、なかなか長い休みを取ることができず、ようやく去年の１２月と１月の出番を調整してもらって「声帯の手術をしてただいま療養中、２月から舞台を勤められるそうです」新しく手にいれた楽器がどう舞台に響きわたるのか、見にゆくことはできませんが、風のたよりがどこからか届くことがあればお知らせいたします。ツイッター（１月４日更新）をコピーして貼り付けました、ご本人が書き込んだものです葵太夫2月の出演2/2-26　歌舞伎座【二月大歌舞伎】夜の部『ひらがな盛衰記』「源太勘当」葵太夫=寿治郎◆ご心配をおかけしました。声帯手術より復帰第一作。いかが相成りまするか…。

  2016年01月24日

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• 今日から再開しました

  お久しぶりです退院してから数日の間、家で養生していれば簡単に復帰できると思っていました。しかし入院も手術も生まれて初めてだった自分の考えは甘かったです。心臓の弁をひとつ取り換えるくらいのことのつもりでしたが、それでも体にメスを入れ、心臓を開けて自分の心臓弁をひとつ成形するなどという手術を６時間も受けた体はなかなか元のようには戻りませんでした。どうなれば完治なのか、そのお墨付きは自分では初めての体験なので下すことはできず、結局のところ主治医の術後初めての外来受診（１月２１日でした）の見立てに従おうという「家族の多数決」で決まりました。今回のことでは女房や子供たちには心配をかけたし面倒を見てももらったので従いました。その結果オッケーのお許しが出たので今日から工房を再開することにしました。まだリハビリのような試し運転ですが一日工房にいることが大丈夫かどうか、そんなことを繰り返しつつ元の体に戻ってくれることを願ってボチボチのスタートです。ご心配いただいた皆さんありがとうございました。今はまだ社会に目が向かず、浦島太郎の心境ですが他愛ないことからでも、また書き込みしてゆこうと思っています。

  2016年01月23日

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• しばらく休みます

  １０月頃から不調になり島の医者に見てもらってきました、そして１１月２３日から上京して検査してきました。重病ではありませんが手術をするために今日から入院することになりました、体の部品をひとつ取り替えるようなものですから大丈夫です。パソコンができなくなるのでしばらく更新はできません、年末くらいには島に戻ってこれるでしょう、そうしたら再開しますのでよろしく。

  2015年11月27日

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• 厄年のようです

  生まれてから６４年になりますが、入院したことも大きなけがをしたこともないことが密かな自信でもあったのですが、一番苦手なのが歯の治療です、何にしてもなにされるかわからないので目をつぶって時間の経つのをじっと待っている、そういう生活が今日から始まりました。数年前のあの時、歯に詰めてあったものが取れてしまったとき、すぐにくっつけてもらっていればよかったのに、あれから虫歯は大きくなり、堅いものが食べられません。イカやタコ堅いせんべい好きの私にはここ数日は地獄の毎日でした、柔らかなものも噛み砕けなくなってしまい飲み込むだけになり、通うことになりました、虫歯は６本ほどあるようで週に一度の通院がはじまりました。私の女房殿は勤めは終わりましたが、その時からインプラントの治療ために月に一度東京に出かけてもう３年くらいになります、歯の治療だけで通っています、もう一年くらいは続けるようです、大変なことです。うまく食べられることを励みに通い切りましょう、と誓った次第です。

  2015年11月11日

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