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入院して3日目、院長から転院のおさそい。
「もっと設備が充実して、個室のある系列病院があるんです。お宅からも近いんじゃないですか?」 パンフレットをみると、あらら、超豪華…。芸能人が出産したというワイドショーに映る個室みたいじゃん…。ちなみにお値段を聞くと「一泊2万5千円」…思わずのけぞると「保険から出るんですからお宅の負担にはなりませんからね。気持ちいいほうがよろしいのでは?」 「いちおう保険会社と相談します」ってんで、相手の保険会社にTel。 「先生とお宅がそのほうがいいなら、良いんですよ。」 「でも一泊2万5千円ですよぉ?」「いえ、こちらは安いに越したことはないので、今の病院にいていただけるならありがたいんですが、まぁ、そちらにご判断はお任せします。」だって。 しょせん貧乏性の私たち、会社を休んでるのに、ホテルみたいなところに泊まってられないというので、転院は拒否。先生はとてもがっかりした。というか、怒っているようだった。 そして、相当に高額らしいブロック注射が毎日首や腰に打たれることになっていく。これがまた、相当痛いのだけど、効果の程はよくわからないと夫はいう。 あとで看護士さんがいうには、「保険の患者さんにはいっぱいお金使ってもらいたいわけよ…」【ひぇ~~!】 入院生活に慣れてくると、周りの入院患者とも情報交換が始まる。 6ヶ月の保険期限が近くなると「だいぶよくなりましたね、そろそろ外泊して様子を見ましょうね」と院長が退院をほのめかすようになるという。 患者もみんなそれを知っていて、いたい注射を我慢してでもここにいる間は休業補償もされるし、医療保険からも入院給付がでるから、甘んじて入院生活を楽しんでいる人も多い。 人によっては額に汗して働くよりも、もっとたくさん収入があるというのだから驚いた。【ひぇ~~~~】 楽しんでいる患者さんたちは、毎晩、消灯時間過ぎまで、喫煙コーナーに居座って、キャーキャー大騒ぎ。 本当につらい患者にはむしょうに気に障る。夜勤の看護士さんは注意するどころか、時にはその輪に加わっているという。 「どうなっとるんじゃ、この病院は?」と、見舞いに行くたびに夫は小声でつぶやく。【ん??】 それにしても、他の患者のところには保険会社の人が時折やってきて、保障の話などをして帰る。うちには一度も来ない。自宅への連絡も一度もない。【むぅー?】 なんだかさぁ、大丈夫かなぁ? 【ひぇ~~】【むぅー?】の日々は続く。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2003年01月30日 12時51分50秒
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