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2010年11月24日
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カテゴリ:映画・ドラマ

ZERO」を観に行くつもりだったのですが、夫が観たいというので「うまれる」を観に行きました。

4組の夫婦の妊娠・出産を追うドキュメンタリー。
公募したという親子の胎内記憶を語る映像もはさまれる。

「うまれる」といっても、世の中には実にさまざまなケースがある。
でもこの点については、
半世紀も生きてくれば、実体験で胸一杯の想いをため込んでいる。

楽しそうな家だったから…とか、
ママが淋しそうだったから…とか、
子供が空からいろんな家庭を見て、
親を選んで下りてきた
と語るものがあった。

子供にそう言ってもらえたら親は何でも受け入れられる、頑張れる。
私を選んできてくれた子供に感謝する。・・・と・・・。
感情としてはわかる。すごくよくわかる。


母親に虐待されて育った女性が出産するときの痛みを越えたとき、
「お母さんもこうして産んでくれたんだよ」と助産婦に言われる。

初めて子を育ててみて、
「自分も24時間つきっきりで親が育ててくれたんだな」と実感したという言葉。

   私には素直に身に染み入ってこない。


飽きる場面もなくうまくまとまった映画だったけど、
私にはあまりインパクトが無かったな。


さまざまな困難を抱える4組のカップル、特に女性の完成度が高すぎだな。

ビジュアル的にも麗しいし。

死産にせよ、障害のある子にせよ、不妊にせよ、
「かく乗り越えるべき」みたいなステレオタイプの優等生を感じてしまって、
なんか素直になれなかったな。

私がひねくれてるのかな?



なんとなく上っ面みたいな、きれいごとみたいな感じ。

ドキュメントというリアリティが感じられない。

語る言葉もシナリオみたいにきれいに完成した言葉なんだけど
全部、どこかで聞いたような読んだような、いまさら感。

いやな映画とはまったく思わないけど、
心が反応できない上滑り感。

私が変なのかもしれないね。








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最終更新日  2010年11月26日 22時58分16秒
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