テーマ:歴史ドラマ・大型時代劇(230)
カテゴリ:風林火山
「裏切りの城」
終わったとたんに、マイマザーが「な~んか、今日の展開、よく解らなかったわぁ~~」と言い募って参りました。 内心(そりゃ~、DSの脳トレやりながら観てたんじゃ、解るまいよ…)と思うたものの、「そ、そうだね、どのヒトがどこまでの裏切り者?って感じだったし、裏切り者に裏切られたりしてたもんね」と答えつつ、皿洗いに勤しみました。 「それにね~」まだ絡むか、マイマザー。 「いくらTVや携帯の無い時代だって、『武田には、隻眼で片足が悪い軍師が居る』って、こっち(長尾)のヒトたちだって噂で聞いてたりすると思うのよ~~」 って、それは鋭いぞ、マイマザー。 そういえば、今川義元だって、一度見たら忘れられない風貌ゆえに『間者』としても使えない…と宣っていた事があったハズ。 ましてや、あの頃よりも『軍師』としての知名度が多少は上がっているであろう勘助、今さら『一セールスマン』として越後に潜入するというのは、ヤンチャに過ぎるのでは…。 『あらゆる場面で活躍しなければならない』のが主人公の運命とは申せ、この段階での「勘助・スパイ大作戦」は、ちと苦しいモノを感じまする。 などというツッコミはさておき、小笠原の殿、あっという間に落魄なお身の上に…。 頑張って狂言自刃に及んでみたりして、村上の居候になられても、絶好調の『殿』ぶり♪♪ 今まではどうしても、『川中島の戦い』を主軸としての、武田&上杉&信濃の武将たちに興味を持っておりましたゆえ、武田に追い落とされた後の小笠原氏に関しましては、「村上サンと一緒に、越後に行ったらしい?」というくらいの認識しか持っておりませなんだ…。 今回『殿』ファンになって、改めて『小笠原長時』という人物のその後をトレース、いかにも『流転』な後半生を送っておいでだった事を、改めて知りました…。 俳優さんが生き生きと演じて下さる事で、小説での短い描写や、文献などでは『ただの人名』だった人物が、遠い過去に…ではあるものの、たしかに、『この世に、生きていた人』として感じられるようになる…。 『映像』として観せていただける歴史ドラマを、有り難く思う瞬間であります♪ と、まとめに入っておいて何ですが、冒頭の聞きまつがいを思い出しました。 「陣中の晴信に悲報が届けられた…」というナレーション、まんまと「陣中の晴信に『秘宝』が届けられた…」という脳内変換に及んでしもうた私めです。 このタカラモノ変換、私めだけでござりましょうか…。 武田信玄を歩く お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年08月05日 22時26分41秒
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