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前日記等でご紹介申し上げた、各種『秀吉って実は残酷本』。
以下↓、感想を書くうちに思い出し、発掘して来た過去日記であります。 戦国の殺人事件(2010年01月20日) 日比屋一族の受難(2010年03月26日) どちらも、堺の豪商『日比屋』を巡る不可解な事件と、背後に見え隠れする秀吉の悪意に満ちた強欲ぶりが記載されている「フロイス『日本史』」についての日記です。 このころはまだ「フロイスさんの『暴君・秀吉』呼ばわりって、バテレン追放令への恨みから『盛り』入ってるよね☆」的な印象が無きにしも非ずだったのですが…。 最近の各種『秀吉って実は残酷本』に接し、「フロイスさん、むしろ、控えめ記述だっ…た?」とまで思うようになり。 それなりに知識が増えた今、また読み返してみたくなっております。
商品基本情報 発売日: 2000年04月25日 著者/編集: ルイス・フロイス, 松田毅一 出版社: 中央公論新社 サイズ: 文庫 ページ数: 278p ISBNコード: 9784122035836 商品説明 【内容情報】(「BOOK」データベースより) 日本を初めて知った西欧知識人が、当時の日本をどのように観たのかが明快に記されている。第四巻は、築城直後の大坂城で伴天連一行を接見する秀吉と城内の様相を臨場感ゆたかに描く、高山右近を領地から追放した秀吉は、博多で突如、宣教師たちの国外退去を命じる…。毎日出版文化賞、菊池寛賞受賞。 【目次】(「BOOK」データベースより) 神学校が高槻に移り、羽柴(秀吉)が大坂で教会を建てるための敷地を与えた次第/大坂でキリシタンになった数名の貴人、および羽柴筑前殿のキリシタンに対する幾つかの恩恵について/羽柴(秀吉)が三河国主(徳川)家康に対して行なった戦争、ならびに根来衆と雑賀の暴動/大坂城と新市街の建設について/(羽柴)筑前殿が根来衆と呼ばれる仏僧ら、および雑賀の仏僧らに対して行なった戦争について/羽柴が勝利を博してこの戦争を終結するにあたって採った方法、ならびに太田城なる雑賀の主城を接収したことについて/本年、大坂でキリシタンになった数名の貴人について/関白の権力、ならびに彼が大坂城で行なったことについて/副管区長が大坂に関白を訪れた時の(関白)の歓待と恩恵について/関白のはなはだ重要な特許状が作成された次第、ならびにさらに五畿内で生じたことについて〔ほか〕 ↑日比屋事件の顛末は↑こちらの中盤に記載されています。
商品基本情報 発売日: 2000年05月25日 著者/編集: ルイス・フロイス, 松田毅一 出版社: 中央公論新社 サイズ: 文庫 ページ数: 308p ISBNコード: 9784122035843 商品説明 【内容情報】(「BOOK」データベースより) フロイスの滞日三十年の経験から生まれた、織豊期の優れた日本人論。第五巻は、後陽成帝の聚楽行幸、ヴァリニャーノや遣欧少年使節の謁見、坂東の平定など、全盛期の秀吉を描く。日本六十六カ国の絶対君主となった、秀吉の野望は、遂に朝鮮侵寇(文禄の役)に至る。毎日出版文化賞、菊池寛賞受賞。 【目次】(「BOOK」データベースより) フランシスコ・ガルセスが、暴君(秀吉)に、その意図を思い留まらせ得るかどうか窺うために、贈物を携えて大坂に彼を訪れた次第/暴君関白が当1588年第5月に行なった祝典と偉業について/関白が坂東での戦争に勝利を収め、全日本六十六カ国の絶対君主となった次第/巡察師(ヴァリニャーノ)がインド副王ドン・ドゥアルテの関白に対する使命を帯びて長崎を出発し、都への旅路についた次第/巡察師の室における遅滞と逗留より生じた効果と利益について/巡察師(ヴァリニャーノ)が室を出発して大坂に上陸し、そこから都に向かった次第/関白殿に(インド副王からの)使命が伝達された次第、ならびに彼が巡察師とその同伴者一同に供した饗宴のこと/関白の宮殿(聚楽亭)とその結構、ならびに日本の建築物が我がヨーロッパのそれに優り、もしくは劣ることについて/関白が(副王)使節を帰らせるよう命ずるに決した次第、およびその時に彼が述べた幾つかのこと、ならびに(使節のことから)生じた利益について/関白が贈答品についてジョアン・ロドゥリーゲス修道士と語った諸事、および巡察師アレシャンドゥロ・ヴァリニャーノが関白の許へ齎した使命につき関白が抱いていた妄想を修道士が除去した次第〔ほか〕 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年06月19日 22時10分19秒
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