2023/12/11(月)16:20
現実に見切りを付けた先
少し前、スマホゲーム人気ベストテン的な記事を見つけて覗いたところ、なんと『崩壊:スターレイル』が堂々の3位♪ 2位が『原神』で、「…あれ?これって日本国内での人気投票だよね…」と一瞬ナゾな気持ちにもなりました。さすがに1位は日本のゲームだったのですが、タイトルがアルファベットで目が泳いだタナベ、イラストを見て「あ、CMで見たやつだ」と悟り、曲が素敵だったな…と紹介動画をクリック。さすが、1位になるだけあって、圧巻のスタイリッシュ映像でした。
「Fate/Grand Order」Memorial Movie 2023
でも、物語としてはどんな内容なんだろう…と気になって、ふと動画下のコメント欄に目をやった時、『英霊』という文字と出会ってゾワッとなりました。
ゲーム上での『英霊』は歴史上の英雄の霊を召喚して味方になってもらうといった用語として使われているようなのですが、昭和世代としては無邪気な気持ちで受け取れないという…。
あれこれ考えながら動画をもう一回視聴し「これ、すごーくカッコイイ映像だから余計にヤバいな…」と、一層落ち着かない気持ちになってしまい…。
またぞろ『終末時計』の針の位置が気になってきていただけに、動画内の爆発映像にも敏感に反応。戦争の悲惨さもちゃんと描写しているので、「戦闘に勝利した!ウェーイ♪」といった単純な構成ではなさそうとは思いつつ、若い方々はゲームで描写される『戦争』というものを、どんな風に心に受け止めているのかな…と気になったりも。
ニュース映像で毎日流れて来る現実世界の戦争の実情から、既に多くの人が自分の心を守るために目を背ける方向に行っているような気がします。私もニュースと言えばラジオ派ですので、映像を目にすることはあまり多くないです。いや、正直、悲惨過ぎる映像は見ないようにしています。
ゲームを実際にプレイしていない私ですら、スタレ動画を見ながら「いいなぁ…仙舟・羅浮…。景元将軍の周りを群れ飛ぶスズメになりたい…」などと現実逃避の帝王と化しているくらいですから、とことんやり込んでるゲーマーさん達は、現実に目を向ける時間もあまり無いのかもしれない…と思ったり。
『英霊』に話は戻りますが、ゲームを世に出す時に社内会議とかで「この用語、ちょっと問題があるのでは…」と思った上司はいなかったのか…とか、いやゲーム業界は経営陣自体、若手が大半なのかも…と推測してみたり。
ホラ、防衛費倍増とか言っておりますが、買った武器とかを『使う人』って必要ですよね…。でも若い世代ほど減っていく昨今、兵役とか徴兵とかが現実になっていく可能性が高まっているのではないでしょうか…。
「○○さんのご子息、英霊になって帰っていらしたのよ」といった言葉がささやかれるような時代が再来しないとも限らない。
そういえば、だいぶ前に大人気・刀の擬人化ゲームが、実は右寄り女子を増やそう的な目的で…といった文章を目にし「またまた~~(考えすぎでは)」と思ったものですが、ちっとも考えすぎじゃなかったのかも。
自分、スタレにハマったのも無意識のうちにつらい現実に見切りをつけていたからかな…、いろいろ考えるの面倒になってるからかな…と今更ながらの反省モードに入っておりますが、だからと言って何をどうしたら良いのか、その先がわからない状態です。
それはそうと、刀ゲームのキャラにはサッパリ食指が動かなかったのはナゼだろう…。戦国武将ゆかりの刀剣がわんさか出てきてたのに。景元将軍にはイチコロだったのになぁ…。あ、刀ゲームには女性キャラがいなかったから?
(そういえば、『原神』は美少女しか出てこないゲームなのだと、わりと最近まで思い込んでいたな~)