「風神の門」第5話・ネタバレ有り日記
[大坂暮色]前述日記のように、記憶混乱・書き漏らしが発生しまくるほどの、話題てんこもりドラマ序盤。「風神の門」のテンションを、マイぽんち文章で再現するなどは、神をも恐れぬ暴挙でござりまするゆえ、単なる雑文とお読み捨ていただけますれば幸いにござりまする~~。(え?先刻ご承知??こりゃまたご無礼をば~~)今話も、重要人物の登場や大事なシーンの連続でござりまする。(どれを取っても大事な回ですが…)前回からご登場なれど、今一つ所属が謎っぽかった東田市之介(辻萬長さん)が、隠岐殿の兄・大野修理に仕えている人物だと判ったり、隠岐殿がかなり独断で隠密工作に奔走しており(やや暴走ぎみ)、豊臣方の危機管理ぶりの脆弱さが伝わって来たり…。のちに大坂城に入る牢人の、真田幸村、後藤又兵衛に続く今一人の大物が出て参りました。キリシタン武将・明石掃部(竜崎勝さん)です。実は彼、ドラマ終盤にけっこう変わった『退場』の仕方をいたしまする。それゆえずっと印象に残り続ける武将となりました。熊の毛皮(?)みたいな黒い毛の羽織という妙ないでたちでご登場。いきなり「隠岐殿はお幾つになれましたかな?」などと、レディーに失礼なご質問。(続けて、『美しゅうなられた』とご感嘆でござりましたゆえ、隠岐殿のことを、彼女の幼少時よりご存じなのでござりましょうな)話は前後いたしまするが、俊岳は、方広寺火災に絡む、大坂方をあからさまに挑発するような所司代・板倉のやり方を批判。(左門相手にこそっりと)徳川方も一枚岩では無く、俊岳の立場が微妙なものである事がさらに伝わるシーンです。戦を何とか回避したい俊岳、才蔵にある依頼をするため『ツーショット・ボート観梅』(ヲイ!)に誘います。わがまま気まぐれ、チャランポランな才蔵をその気にさせ、任務完遂に持って行かせるため、俊岳さまってば『ムードの盛り上げ方』をあれこれお考えだったのでござりましょう…。舟の上で、正直に自分の『戦嫌い』を表明した俊岳さま、「風雲に乗じたいので戦希望!」とオカンムリの才蔵さまを上手になだめ、さらに「真田幸村は『義経』にも匹敵する名将だが、そなたに斬れるか?」と挑発。「幸村こそ、自分が斬るにふさわしい相手」と才蔵のモチベーションはまんまと高まります。このあたりの二人のやりとりがとても楽しいです♪才蔵の反応を面白がっているかのような、オトナな俊岳さまの表情が素敵でござりまする~vvv一方、幸村が動いた時には斬る役目だった獅子王院は、大ショック。才蔵の仕事サボりっぷりを批判の目で見ていたくせに、「その仕事は断れ!」と言い出したり。ここで、獅子王院が伊賀でも身分の低い生まれであることが明かされ、家柄の良い才蔵へのむき出しのライバル心や、侍の身分への野望が語られます。向上心の塊ゆえに、すべてに張りつめていて余裕のない獅子王院。才蔵は「たまには色街にでも行け」とかなんとか、余計なお世話のアドバイス…。思い余って再考を訴える獅子に、「そなたには長く働いてもらいたい」(ので、危険な仕事は才蔵に任せた)と、部下ゴコロ掌握・名上司ぶりの俊岳さま。陰で「獅子王院は、人に仕えるということを知っている…」(ので『扱い易い』)と計算俊岳さま出現なれど、『黙って仕事をしない部下(派遣?)』ばかりで、ご心労が偲ばれまする…。大坂で佐助と再会した才蔵、幸村に興味を持ったフリをして佐助からあれこれ聞き出そうとします。屋根の上で寝そべって、夕暮れの大坂城を眺める二人。同じ頃、城内大野屋敷で城を見上げている隠岐殿とお国。ラスト近くのことを考えますると、深い意味を持っているシーンのようにも思えまする…。夜半、お国に、俊岳からの繋ぎを付ける獅子王院。(真面目に仕事中)一方、才蔵は天井裏から隠岐殿の寝顔を眺めて悦に入ってみたり、青子を連れ出しに行ったり、本来業務の前段階が長過ぎ。結局、獅子王院の助言(?)で青子奪還は延期になりましたが、ここで重要なのは、青子と獅子王院の、事実上の『出会い』。『のちの展開』への伏線は、まだわからない感じでござりました…。ところで獅子王院ってば、お国には才蔵の任務を明かさなかったくせに、青姫の前ではポロッと口を滑らせて『幸村暗殺』を暴露してしまうあたり…。それが元で佐助&甲賀忍群による必死の才蔵探索となり、大納言家への繋ぎ任務でありながら佐助たちに捕まり、それでも情報を漏らすまいと舌を噛み切り壮絶な最期を遂げる伊賀者・蘭…。捕まってしまうまでの攻防戦も含め、忍びの真髄を見るシーンでござりまする…。失言・獅子王院よりも、立派な伊賀者と申せましょうな!!(ってか、獅子のせいで蘭さまがぁ~~!!)『蘭さま』の正体に付きましては、いずれまた~~。(ご本人さまの了解をいただいてから…)