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【亞】の玉手箱2

占い師の役目~君子は占わず

客観的に事実を見ることができるなら
   ほとんど占う必要はない


簡単に占いをすると
考えることを捨てることになります。
すべての物事は逡巡するときに
その意味することが浮かび上がって見えてくる。


“君子占わず”
簡単に占いに逃げては
何もつかめないでしょう。



【占いはブラックボックス
      ~占い師の役目
          ~君子は占わず】


占い師を生業(なりわい)としたのは1978年から。
(1997年頃まで)
その当初から考えていた所見です。
多くの優れた諸先輩の方々からは
お叱りをうける考え方かもしれませんが、
この考え方で仕事を通してきました。

※1997年以降は、占い師から易経研究家に転向しました。


    ☆


それでは
易とどういうつながりがあるかといいますと
四書五経の中でも“帝王学”といわれた易経は
古代、占いの書として発祥し
また占いに用いられていますが、この易経の中には
原則としての基(もと)が書かれているだけで
ノウハウは一切書かれていません。
ただ、それを応用してノウハウにする方策は
書かれています。

【占いとは何か】


占いは
依頼者から与えられた「あるテーマ」を占って
「ある方式」を出します。
そしてその方式を
現実のテーマに合わせて分析し解読する。
そして判断します。
ですが、出てきたものは何も答えてはいません。


占い師の仕事は、与えられたテーマを
正確にどういうテーマであるのかということを知って
占い師ひとりひとりの占術(ブラックボックス)によって
出てきたもの(方程式)を
実際の現実世界において
どのように処理するか を結び付けて考える。
それを正確に依頼者に伝達する。

この行為をなすのが、実は占い師の役目です。


ところが占い師の中には、テーマから出た方程式を
現実のテーマにあてはめないで
自分の好き嫌い、価値観、人生観で
判断し結論づけてそれを伝達する人がいます。
すると、正確なデータでなく
占い師の人生観や思いにぬりつぶされた答が
依頼人に伝えられてしまいます。


ですから、占い師を選ぶのも大事ですが
一番気をつけなくてはならないのは
占い師が回答した答は
“決定”ではなくて“情報”として聞くということです。


たとえば
経営コンサルタントの場合をみてみましょう。
会社のオーナーは
コンサルタントの結論を情報として客観的に受け入れて
それから、コンサルタントに任せるのではなく
懸命考えて自分みずからの判断と工夫で、行動に移す。
これがコンサルタントの上手な使い方です。


占いもまったく同じです。
ですから、占いの結果をこのように使えば
占いを上手に生かすことができます。


もうお気づきでしょうが
占いは「信じる」ものではなく
「使う」ものなのです。


さてそこで、占いの上手な使い方とは
この世の中には
原則的なことと非原則的なことがある
ことを知ることです。


占いの場合、占ったほうがいいことと
占ってみるまでもないことがあります。
占ってみるまでもないことというのは
要するに原則的な事柄です。


そしてこの世の中はほとんどが
原則的な事柄で動いていますから、
もし客観的に物事、事実を見ることができるなら
ほとんど占う必要はないのです。

これは『君子は占わず』に通じます。


リーダーにとって絶対に必要な要素は
原則を守るということです。
まず、物事が原則的なことであるかどうかを見ます。

原則にのっとっていることは
占うまでもなく可であり
原則にのっとっていないことは
占うまでもなく不可です。

こう考えれば、ほとんどまず日常のことは
客観的に判断できます。


では、原則的でない事柄とは何でしょうか。
たとえば、本当は原則的なことだけれども
原則的に判断がきかないような問題も出てきます。
この場合には占います。


まだ占いを職業としていた当時、
私の鑑定事務所には
いろいろな依頼客の方がいらっしゃいましたが
上手に占いを生かす方たちは
いま、すべきこと(時中)かどうかという
判断が難しいと思われる事柄に関しては依頼されましたが
原則的な事柄は、ほとんどご自身で処理されていました。


ところが一般の依頼客の方の多くは
原則的なことでもみえる場合が多いのです。


【注:付記として】

原理原則にのっとって、といっても
自分の知らない世界の話になれば、
その原理原則もわからなくても仕方がありません。

ただし、自分の世界とその周辺のことに関しては
知識、智恵、情報の積み重ね、気づき等があって当然、
それではじめてプロと言えます。

繁忙に紛れて原理原則を失わないように
占い師をやめた今も、自戒したいと思います。


※以上、30年ほど前('89.07.20)の講演録
「対人攻略・顧客の攻め方」(土岐マネジメント研究センター~土岐商工会議所)
からの抜粋(一部修正)でした。


※私自身は、31年前から新規のお客様はすべてお断りして
10年間は、昔からのお客様とそのご紹介のお客様のみとし、
また21年前からは、占いの鑑定そのものを一切お受けしておりません。
(運命の悪戯により占い師になるもその後、易経研究家に転向。)
                         2018.08.11 記。



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