角松敏生ファンブログ =AnotherBright=

2008/08/03(日)15:16

和田加奈子 =Dear=

80's MUSIC(15)

まずは、お知らせです。 当ブログでも、何度かご紹介させて頂いております、 kaz-shinさんのブログ、MusicAvenuが、先日、記事数 1000件に到達されたとの事で、もし角輪の皆さんの中で kazさんの精緻なアルバムレビューのお世話になってらっ しゃる方がいらっしゃいましたら、一言お祝いされるのも よろしいかと・・・。(強制じゃありませんからね・笑) 記念すべき1000件目が中山美穂さんの「Catch The Night」 と言うのもkazさんらしいと言って良いのかも知れませんが、 角ファンとしては、頷き所満載です。 それにしても、あれだけの内容で1000件と言うのは、ほんまに 頭が下がりますなあ、にゃんこ先生? 笑 ---------------------------------------------------- おいらは、夏っぽいシリーズで、続いて行きたいと思いますが、 今回ご紹介するアルバムは、曲調だけで行くと、大して 夏っぽい訳では、ありません・苦笑。 何故、ここで、ご紹介するかと言うと、おいらが真夏の 時期に初めて聴いたアルバムだから、っつー、しゃーない 理由による物です(笑)。夏の思い出も、このアルバムを聴くと 同時に出来たりしちゃったもんで、余計なんですけどね。 みなさんも、そんな事ってありませんか? 内容的には、夏とは、かけ離れた音楽なのに、真夏に 聴いちゃったら、そのまんま夏のイメージになってしまう ようなアルバム・・・(ねーか・・・) そんな訳で、アルバムに戻りまして、と。 和田加奈子さんと言うアーティストをご存知でしょうか? 現在は、真木加奈子さんとおっしゃいまして、かの、マイク真木 さんの奥様で、お母さんにもなられており、残念ながら音楽活動 はストップされてしまっております。 10数年前に、たった一度だけライブに行けるチャンスがあった のですが、当時パチンコ店の管理職だったおいらは、お店で ヤ○ザの方が暴れているという連絡を受けた為に、その対応 で出勤せねばならず、参戦を取りやめたという事がありました。 あいつだけは、一生涯恨んでやります・爆 ま、そんなこたあ、どーでも良くてですね。 彼女のファンの方々は、彼女を「声美人」と表現される事が 非常に多いんですね。あんまり皆さんが、「声美人」「声美人」 と書くもんですから、ご本人のご尊顔が、そんなにイケてないのか? と失礼な事態になりそうなのですが、別にそんな事は無く(笑)、 とても健康的ではっきりされたお顔でらっしゃいます(これも失礼か?) Babeの二階堂さんを大人にした感じ?です・爆 で、お顔の事は、おいといて、その「声美人」なのですが、 おいらも全くその通りだと思いますねえ。本当に、爽やかでもあり、でも 独特の色気を持った声をされてらっしゃいまして、聴いていて、とても 気持ちの良い声の持ち主です。もう、これは「歌い手」としては、最高の 武器であり、最高の財産ですわな。 上手いとか下手を超えた所で、聞き手に「気持ちの良い声」と感じさせる と言う方は、そうそういらっしゃるもんではごじゃいません。 それだけの逸材であるにもかかわらず、今一つ、メジャーに成り切れ ないまま、フェードアウトされてしまったのは、ことのほか残念で なりません。 この「Dear」というアルバムが発売されたのが、1989年で、時代は、 90年代に向かってジュリアナ東京~ヴェルファーレとディスコ・テクノが 流れ始め、小室さんの音楽が一世を風靡する直前、T-BOLANや WANZあたりがブレイクする・・・・そんな頃だったこともあって、 こういったアダルトなポップス、いわゆるAOR的な音楽が表面上は 衰退する時期と重なってしまったのも、彼女がブレイクし切れなかった 世の中の流れだったかも知れませんね。 余談ですが、彼女は、「気まぐれオレンジ☆ロード」というアニメ番組で、 エンディングの「夏のミラージュ」、挿入歌で「サルビアの花のように」という曲を 唄っていたそうで、その方面のファンには大変知られた存在だという一面も あるようなのですが、おいらアニメはほとんど見ないもんですから、その 番組で彼女が唄っていたというのは、全く存じ上げません・笑 そいでは、そのアルバムですが、珍しく作者も演奏陣も並べてみますね。 01.赤と黒  作詞:松井五郎 作曲:安部恭弘 編曲:鳥山雄司 02.Dreamin' Lady 作詞:松井五郎 作曲:Tsukasa 編曲:鳥山雄司 03.Honey Moon  作詞:和田加奈子 作曲:上田知華 編曲:鳥山雄司 04.If  作詞:松井五郎 作曲:上田知華 編曲:鳥山雄司 05.特別シート 作詞:和田加奈子 作曲:松尾清憲 編曲:鳥山雄司 06.流れるように 作詞:和田加奈子 作曲:上田知華 編曲:鳥山雄司 07.Crescent Moon 作詞:和田加奈子 作曲:上田知華 編曲:鳥山雄司 08.Le Vent Doux 作詞:和田加奈子 作曲:Tsukasa 編曲:鳥山雄司 09.See You 作詞:和田加奈子 作曲:Tsukasa 編曲:鳥山雄司 ドラム:清水英二 ギター:吉川忠英 トランペット:佐々木史郎 ってな感じで、なんとな~く、そそられません?笑 演奏陣は、ちょいと少なめでして、生音が少ない打ち込みが中心 ではありますけれども、そこいらのアレンジは、鳥山さんなので、 あまり打ち込みっぽい印象を受けないのが、素晴らしいですね。 01の赤と黒は、安部さんの作曲で、ご本人の曲からはちょっと 想像が付かないような、ジャジーで影のある曲ですが、大変に 渋くてかっこいい曲です。 02のDreamin' Ladyは、ハウスの「スープスパゲッティ」のCMに 起用された、とても軽快でメロディアスな上質なポップスです。 こんな感じの曲だったら、かなり売れても良いのになあ?と 思うような覚えやすい曲ですわ。 03.Honey Moon  04.If 06.流れるように 07.Crescent Moon この上田知華さん作曲の4曲の出来は素晴らしいです。 ミディアム系の曲あり、バラードありとその淀みのないメロディラインは 正に「流れるように」、といった趣があって、このアルバムの中核を 担ってます。ここに、とても「爽やかさ・夏っぽさ」を感じられますよ。 特に、04の"If"はファンの間で人気が高い曲でしてね、本当は好きで しょうがない男性がいたのに、別の男性と結婚してしまう女性の気持ちを 唄った曲で、歌詞的には、かな~りどんよりせざるを得ないのですが、 あえてホーンセクションもいれた明るいポップスにまとめた所が、これ 非常に救いのある(笑)曲で、「さすが上田知華さんやわ!」と膝を 打ちたくなるような曲です。 順番が前後しますが、御大・松尾清憲氏の作曲による05.特別シートは 全体的に爽やかな楽曲が多い、このアルバムの中でも異彩を放っている 暗めのバラードです。和田さんの書く歌詞も良ければ、鳥山さんのシンセ アレンジもクラシック調で、悲しい曲をさらに悲しくしています・笑。 でも、メロディは本当に綺麗ですよ。 アルバムのラストはTSUKASAさんの作曲による2曲。 08.Le Vent Doux 09.See You 正直、このTSUKASAさんという作曲者の事は、全く存じ上げません。 このアルバムの3曲で初めて知った様な方ですが、とてもキャッチーな メロディを書く方という印象です。 ボサノヴァ調の08.Le Vent Douxとサロンミュージック風の09See Youで、 静かに、このアルバムの幕を降ろします。 これだっ!という曲が無いのですが、全体的に質の高い佳曲ばかりで 粒ぞろいのアルバムといった感じです。大変おすすめの作でやんす。 小比類巻かほるさんの様な、黒っぽいパンチと今井美樹さんの様な、 清楚な伸びやかさを併せ持った「声美人」の和田加奈子さん、チャンスが ありましたらお聴きになられては如何でしょうか? 最後に一曲だけ、リンクしておきますね。 アルバムの2曲目に収められた、「Dreamin' Lady」です。 角松ファンならイケる楽曲やと思いますわ。 ほな! ♪♪♪ 和田加奈子 Dreamin' Lady

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