もう～やめて～

昨夜、おとうの呻き声で目が覚めた。 （えっ！具合が悪くなった？） そしたら、間もなく「フー」と息を吐き、寝返りをうった。 （なあんだ、怖い夢でも見てたんだねっ） 「おとう。今、怖い夢見てたでしょう？」 「ちがう。今、金縛りにあってた」 えぇーーーーっ！こ、怖いぃーーーーーーーー おとうは、小さい頃から、何度も金縛りにあっているんだって。 音とか、重さとか感じたこともあったり、 「見えた」こともあったんだって！ 一緒に暮らしてからも、金縛りにあったことがあるらしいけど、 時間がたってから教えてくれるので、それほど怖くなかった。 でもさ、たった今、この暗い部屋で、 金縛りにあってるとこを見ちゃったんだよ！ 見ないように、見ないように・・と思って見ちゃった時計。 0時50分。間もなく丑三つ時・・ 怖くて眠れな～い！ 実は私も、何日か前、 夢の中で、声を出そうとするけど全然出なくて、 苦しくて苦しくて目が覚めたことがあったんだ。 こういうときは、たいがい、弟くんの足が、 私のお腹や、首に乗っかっているんだけど、乗ってなかったんだ・・ ・・・で、でもさ、 金縛りになる原因って、霊的なものじゃなくて、 身体と脳の疲れ具合が違っているとおきるって、聞いたことあるよ！ 身体はくたくたに疲れているのに、脳は起きているとかね。 ほら、声がでなかったのも、空気が乾燥しているせいかもしれないしさ！ ・・そう思いたいけどね・・・ 　「金縛りのとき、何か見えた？」とは、絶対聞けないっ！！！