|
カテゴリ:カテゴリ未分類
地震で波乱の幕開けとなった2024年ですな。
本年もぶっとばして行きたいと思います。 年明けなので、 本っ当に書きたいと思っていた事を書きます。 宮津航一君の事です。 彼が「赤ちゃんポスト」出身と公表して以後、 TVや新聞は定期的に報道を重ねている。 そのほぼ全てが賛美・同情の雰囲気一色! 最近の報道などを載せておきましょう。↓ TBS RKK 『いろんな人に支えてもらった20年。社会に対して逆に尽くせる人に』かつて“赤ちゃんポスト”に預けられた宮津航一さんが二十歳に KAB 子ども大学で「命」学ぶ機会を 宮津航一さんが熊本市表敬 婦人公論.jp 〈赤ちゃんポスト〉に託された少年と里親夫妻の16年「一人でも多くの子どもを、幸せな記憶を持たせて社会に送り出したい」 「赤ちゃんポスト」第1号の宮津航一さんと里親夫妻の16年。実名で「ゆりかご」出身者であることを明かした理由 東洋経済ONLINE 赤ちゃんポストに預けられた想定外の男の子の今 適当に挙げた。他多数。 ホントにもう、挙げたらキリがない・・・ そしてこれらの報道全てが、 赤ちゃんポストの「問題」については一切触れない。 彼がカミングアウトした意味がどこにあるのだろう? 最近つくづく思う事がある。 「赤ちゃんポスト」関連報道とは、 世の中に一定数いる頭の悪い視聴者が、 自分が善人で優しい心を持っているとか、 社会問題を考えた気持ちにさせる、 そういう事を提供する「消費財」である。と。 だから問題点なんて一つも無くて良いのだ。 「考えたつもり」にさせればそれで良い。 「命が救われた!」と「善人」を自認させれば良い。 しかしそれじゃあ、 実際に捨てられる赤ちゃんはたまらんよ。 ワタシはこういうのには虫唾が走るねぇ。 ココは設置当初から見ているワタシが、 自分の知っている事を書こうと思う。 1.まず「想定外」 よく覚えているのは「想定外」という反応だ。 熊日が当時の様子を伝えているから引用しよう。 ------------------------------------------------------ 「こうのとりのゆりかご(赤ちゃんポスト)」の運用初日に、男児が預けられていたことが分かった熊本市島崎の慈恵病院。十五日は早朝から報道陣が詰め掛け、出勤する病院職員や周辺住民にも緊張や心配などの表情が入り交じった。 午前八時十五分過ぎ、出勤した蓮田晶一院長は、駆けつけた報道陣に対し「理事長が(本紙に対して十四日夜に)コメントしている通り。一切タッチしていないから分からない」と足早に院内へ。同九時前には、蓮田太二理事長の名前で「もし事実だとしても、そうでないとしても、医療人としてコメントできない」などとした文書を職員が報道陣に配布。「患者さんの迷惑になる」として、個別の取材の自粛を求めた。 出勤してくる病院職員は誰もが厳しい表情。テレビカメラを横目で見ながら、「何も言えません」「何も知りません」と足早に玄関に入る姿が目立った。 熊本日日新聞 2007.05.15 ------------------------------------------------------ 見よ、この無責任に逃げ回る姿勢を。 この記事読んで、 今みたいに涙流して感動する奴っておるんか? この記事には、 ------------------------------------------------------ 親が育てられない「新生児」を受け入れるという病院側の想定とは異なった(同記事) ------------------------------------------------------ とはっきり書かれており、両論併記の形で、 ------------------------------------------------------ 〇才村真理・帝塚山大教授(児童福祉)の話 病院は幼児が預けられる可能性も考えなければならなかった。三歳ならば置き去りにされた記憶が残り、心の傷になることが考えられる。本来なら相談機関で受けるべきであり、今回のケースを見てもこの制度は捨子を助長していると言える。(同記事) ------------------------------------------------------ とも書かれている。 言うまでもないが、「赤ちゃん」ポストだ。 海外も含めて幼児を捨てるのは極めて問題だ。 心理的なダメージが残る可能性があるからだ。 慈恵病院は、仮に赤ちゃんポストを続けるにも、 「幼児は絶対にダメです!赤ちゃんです!」 と言うべきであったのだ。それを怠った! 問題も責任も棚上げし、 いつのまにか「子捨てなんでも自由!」にした。 幼児虐待死も遺棄させれば減少する、だなんて、 そんな根拠は「全世界中に絶無」のはずである。 それを「命を救った」の嘘でごまかし通した。 それが慈恵病院とマスコミのやった事だ。 宮津君自身は覚えていないだろうが、 ワタシははっきり覚えている事がある。 当時シンポジウムが開催されて、 確か児相の黒田氏だったと思う。 宮津君、当時の君は、 「おうちへかえる!!」と泣き叫んでいた。 ・・・という。 ワタシははっきり聞いた。とても胸が痛んだ。 そしてそういう子が今も存在し、 これからも捨てられるのだ。 こんなん、反対しない方がおかしいよ。 ちなみに黒田氏は、 「もし赤ちゃんに口がきけたら、 『ゆりかごに入れてほしい』と言うと思いますか?」 と会場に問うていた。これには今も同意見だよ。 2.犯罪利用 森本修代氏らが取材で明らかにしているが、 宮津君の事例が「犯罪利用」である事も重要だ。 簡潔にまとめたレポートがあるので紹介する。↓ Yahoo!ニュース 赤ちゃんポストに3歳児置き去り 4年後に出頭した男が問われたまさかの罪とは ------------------------------------------------------ この男は、男児の母親が交通事故で死亡したのち、母親の兄として男児の未成年後見人となったが、男児が相続した生命保険金など約6000万円をギャンブルなどに使い込んでいた。そのうえで、報道で知った赤ちゃんポストに男児を置き去りにし、行方をくらました。 (中略) 熊本の赤ちゃんポストに3歳の男児を置き去りにした叔父の男は、男児の預金口座から引き出したお金を全て使い果たし、4年後の2011年に警察に出頭した。しかし、問われたのは保護責任者遺棄罪ではなく、未成年後見人として管理していた男児の財産を着服したという業務上横領罪だった。男はこの罪で書類送検され、起訴された。 2013年の判決で、裁判所は「後見人制度への信頼の根幹を揺るがした」「被害者にとって亡母の命の引き換えともいうべき財産を失い、その結果は極めて重大」「独善的で利欲的な犯行動機には酌量の余地はない」と述べ、男に懲役4年6か月の実刑判決を言い渡している。(了) (同記事より引用) ------------------------------------------------------ 世界的に赤ちゃんポストの犯罪利用は懸念されている。 しかし犯罪利用の実例が確認されたのは極めて異例だ。 おそらく世界的にも唯一の事例ではなかろうか? 実刑になるほどの犯罪に利用できる点も重大だが、 問題は犯人である叔父が自首して発覚している点だ。 出生し戸籍・住所があり保険金の受取人となっている。 それでも出頭されない事には事件が発覚しない。 これが出生届未届けの新生児ならどうなるだろう? まして自力出産なら全く足がつかない可能性がある。 (無論、この想定の時点で母子は危険である。) 相続人の廃除としての遺棄などがすぐに思い付くが、 他にも何らか犯罪利用がされる可能性が残るだろう。 この間、検証に携わった関西大学の山縣文治氏が、 「やるならやるで法制化」なんて事を書いていたが、 犯罪利用可能とわかっているモノを「法制化」など、 それこそ論外であろう。 どうせ「法制化しろ」なんて言う奴に限って、 法制化するまで反対とは言えないダブスタなのだ。 3.「当事者」は語れるか? さて問題点を書いてきたが、 宮津君自身の語る事にも問題を感じている。 彼は昨年のシンポジウムでも、 「当事者が語るべき」という事を言っていた。 それも当事者以外を排除するように感じられる。 (ニュアンスなので断定できないが) ワタシはとてもじゃないが、そうと思えない。 なぜなら、 はっきり言ってしまえば、 人間は自分の生い立ちを肯定してしか生きれないから。 日本人の場合は特にだ。 ある子どもが「赤ちゃんポスト」出身と解った時、 賛成派がいつもネットや世間で喚いているように、 「そこらへんに遺棄されたり、 殺害されたりしないで良かったですね!」 ・・・とか、 「殺されないだけ『マシ』でしたよ!」 ・・・とか、 「『赤ちゃんポスト』使うような親は殺す可能性がありますよ!」 なんて子ども相手に言えるか?お前ら? マトモな神経していれば決して言えないと思う。 これらの考えは子どもの血縁者に対する侮辱であり、 他者の人生への一方的な決めつけであり許されない。 そう。偽善者である賛成派の言っている事は、 根本的に投げやりで横暴で配慮もクソもないのだ。 すると結局、嘘を教えていくしかないだろう。 「ご両親は何か深い事情があって・・・」 「きっと命を救いたい一心で・・・」 というアレである。宮津君もそうなのでは? しかし、それでは「真実」がわからない。 それでは正しく評価なんてできないじゃないか。 どうしても語るというのなら、 本当は彼だって向き合うべきなのだ。 「犯罪利用」前提でも赤ちゃんポストを認めるか? 「幼児」でも自由に子捨てを認めるか? ・・・でも、無理だろ?語れないだろ? あれほど大量の報道の中にすら、 一つたりともこれらに触れたものは無い。 自分のケースにだって向き合えないのだ。 勿論、無理に向き合わせるのも酷になる。 だからこそ、 当事者以外も交えて議論する必要がある。 ワタシはそう思うよ? ちなみに、行政だってそうだよね。 「犯罪に利用可能ですが法制化します」とか、 「幼児はトラウマになりますが法制化します」 なんて言える訳無い。しかしそれは「事実」だ。 だったら、もう否定するしかないじゃんか。 別に命を救った証拠がある訳でなし、 捨てられなきゃ殺されてたとも限らず、 確かなのは「捨てられた事だけ」。可哀相に! はっきり言う。 マスコミは宮津君をシンボライズしている。 「ゆりかご」肯定のシンボルに仕立て上げてる。 ワタシはそう見ている。 それは彼の人生の為になるのだろうか? ✨✨ 赤ちゃんポストに預けられた子が・・・キラキラキラキラ ✨✨ こんなに立派に育ちました・・・キラキラキラキラ ✨✨ 「ゆりかご」があってよかったね・・・キラキラキラキラ ✨✨ 実の親子じゃなくても幸せ・・・キラキラキラキラ ✨✨ 子ども食堂でも頑張ってる・・・キラキラキラキラ ✨✨ 子ども大学も作るって・・・キラキラキラキラ ✨✨ ・・・くっそ気色悪い! 赤ちゃんポストに反対の立場であっても、 子ども達には等しく幸せになって欲しい。 それは宮津君らに対しても全く変わらない。 だから、結果として宮津君が幸せなら、 それは本当に良かったと思う。 しかし、「ゆりかご」に遺棄された為に、 子どもの頃からマスコミに注目されて育ち、 成人して「ゆりかご当事者」として発信する。 結局「ゆりかご」に遺棄された事が、 彼の人生の全編を覆っていないだろうか? 宮津君のマスコミ露出や発信が、 純粋に彼の意思にそっている事を祈るし、 マスコミ共に利用されていない事を祈る。 そこに愛(I)はあるんか?と。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.01.14 10:10:43
|