ドクトルkeikaのラジオラボ・アーカイブス 2004/02/21生放送(第38回)資料
ドクトルkeikaのラジオラボ・アーカイブス2004/02/21生放送(第38回)2004/2/21(土)タイトル:視力の話その2Vitamin A au naturel (天然のビタミンA)皆さん こんにちは、”.ドクトル KeikaのRadio Lab” Personalityのドクトル Keika で ございます。今日も どうぞお付き合いのほど宜しくお願いいたします。 視力の話その2 Vitamin A au naturel (天然のビタミンA)ミックス・カロチノイドを多く含むものには、ほうれん草やちりめんキャベツ、ブロッコリー、おらんだからしなどの濃い緑色をした葉野菜があります。また人参に加えて、カボチャや黄カボチャ、サツマイモなどの明るい黄色をした野菜もベータカロチンを含んでいます。多くの植物がこの必須ビタミンを含んでいます。アルファルファやレモングラス、ローズヒップ(ばらの実)、スギナ、パセリなどもです。体内のおよそ90%のビタミンAが肝臓に貯蔵されており、少量が脂肪組織や肺、腎臓、そして網膜にあります。人体は食事からのビタミンA補給が不足すると、これらの貯蔵物に頼ります。ビタミンAは網膜にある分子であり、光を神経刺激へと変える作用をします。また骨や歯の形成を助け、脂肪の貯蓄を促進、風邪や流感を予防し、腎臓や膀胱、肺、そして粘膜の感染から身体を守ってくれます。 Fish oil(魚油)冷水に住む脂肪の多い魚、例えば鮭、たら、鯖、ビンチョウマグロ、オヒョウ、カレイ、サーディン、アンチョビなどは、脳機能に不可欠なオメガ3脂肪酸を豊富に含みます。しかし十分な量の魚を食べている米国人は比較的少ないのです。場合によっては、魚油カプセル(あるいはDHAのサプリメント)が不足分を補ってくれるでしょう。 オメガ3脂肪酸には、体内でイコサペンタエン酸(EPA)やドコサヘキサエン酸(DHA)へと代謝されるアルファリノレン酸という物質が含まれています。DHAは脳の灰色物質に高い密度で存在します。American Journal of Clinical Medicine(米国臨床医学ジャーナル)に掲載された研究によれば、DHAは脳の信号伝達において重要な役割を持つ脳細胞粘膜の機能に一役買っています。National Institute of Healthの医師、ジョセフR.ヒビエン氏(Joseph R.Hibbien,MD)とノーマン・セイレム氏(Norman Salem,MD)は、今世紀に入って北アメリカにおいてうつ病が増加した原因は、DHAの摂取量が徐々に減少していることにあるとしています。常に食事で魚を摂るフィンランドの沿岸地域に住む人々は、低脂肪ダイエットを始めてもうつ病にならなかったことをこの研究は指摘しています。 逆に、魚を食べない内陸部に住む人々が低脂肪ダイエットを行ったところ、うつ病が増えました。考えられる結論としては、特に海鮮物に含まれる油を摂らない低脂肪食生活は、うつ気分が長期的に起きやすくなります。 お正月の休み明け。しっかりとついてしまったぜい肉を如何に落とそうかと考えているあなた。何か良い案は浮かびましたか?ここでひとつ、心に留めて頂きたいことは、スリムなボディーと健康体重を維持するためには、身体の脂肪を減らし、筋肉をつけることです。苦心惨憺する最新の減量テクニックを覗いてみると、目先の脂肪のみを取り除こうと躍起になっていて、どれも中途半端に終わってしまうケースが目立っています。体脂肪を上手に取り去り、筋肉は保護する。こういった減量法を理解して頂くために、まずは、あなたが口に入れた食物がどういった経路をたどるかを簡単にご説明しましょう; 箸から口に、そして体内の消化器官へと運ばれる食物ですが、ここから大きく三段階の運命が待ち受けています: まず段階一として;我々が食べた食物は、まずは、毎日生活する上で最低限必要な運動や代謝プロセスに費やされるためのエネルギーになります。二段階目では;「脂肪の生成」が行われます。これは、食物を脂肪に変えて、いざと言うときのために体内に蓄積させておく、といういわゆる「餓え」から身を守る保護手段です。(ヒトの身体の進化は、文明の発展の早さよりずっと遅く、今や、スーパーという貯蔵庫からいくらでも食べ物を調達できることを、我々の身体は未だ認識していないのです)。そして三つ目が:「消費サイクル」の活性化です。このプロセスにおいて、体内のカロリーは、筋肉や肝臓、または特殊な脂肪組織「褐色脂肪」によって焼去されます。「褐色脂肪」は、他の脂肪組織のはたらきと異なり、カロリーを消費する、という特殊な役割を持っています。すなわち、褐色脂肪組織はエネルギー貯蔵庫ではなく、むしろエネルギーの消費器官であり、体内の余分なエネルギーを燃やしてエネルギー生産を行う器官なのです。よって、あなたのウェストラインを脅かす脂肪とは少し異なります。 Birth of the Overweight Blues (肥満の元凶)「体内の余分なカロリー」これこそが、肥満の生みの親です。一日の終わりに体内で消化されずに、残ってしまった食物カロリーは、「脂肪細胞」として体内に蓄積されます。我々の身体は、餓死寸前に陥らない限り、常に脂肪を体内に蓄積させておく習性を持っています。(さもないと、一食でも抜いた日には倒れこんでしまいますから)。人が生きていく上で最低限必要なエネルギーのことを基礎代謝量と言いますが、単位時間(たとえば1時間あるいは1分)あたりの基礎代謝量を基礎代謝率(basal metabolic rate:BMR)とよびます。身体は、常にエネルギーの摂取量と消費量を調節し、緊急事態に備えてのエネルギーの蓄積も行っています Losing Weight via Thermogenesis (産熱効果で体重を減らす)褐色脂肪組織は体内の様々な部分にあるため、通常、過剰カロリーは解剖学的には身体のどこからでもこの組織内に吸収されます。褐色脂肪内に含まれる特殊なたんぱく質(uncoupling protein)のはたらきによって過剰カロリーは直ちに燃焼されるため、そこから「熱」が生まれます。この一連のプロセスを「熱発生」(thermogenesis)と呼びます。 まとめると、効果的に体重を減らすには、熱発生を促し、過剰なエネルギーを消費することが最善策と言えます。過剰カロリーの消化のために最もダイレクトな方法として「食事を減らし、運動量を増やす」という概念が一般的ですが、これには限界があります。代わって「熱発生能力を高める」ことが、体内の脂肪調整をする上で効果的なアプローチであると言えます。調査では、エフェドリンとカフェイン、そしてアスピリンが体内の熱産生を活性化し、体重を減少させることも判明しています。(資料:Intl.Jrnl .Obesity, Feb‘93;573-578 and Jrnl. Am. Col. Nutrition, Oct.ユ97:501)。こういった治療を実施する場合は、専門医にご相談ください。 Losing Weight by Dieting (ダイエットで体重を落とすとどうなるか)食事を制限すること(ダイエット)は、体内が必要とするよりも少し少なめのカロリーを摂ることで、蓄積された余分な脂肪を燃焼し、脂肪組織を取り除くことを目標としています。 ダイエットの利点: 体重を短い期間で落とすことが出来る。 ダイエットの問題点: 失われた体重は大抵ほとんどが水分であったり筋肉でったりするため、その場合、脂肪はほとんど失われていない。 食事をあまり摂らないと、身体の基礎代謝率が下がるため、余分なカロリーは溜まり続けて行く。 身体に必要な栄養分が得られない。 急激なダイエットは「ヨーヨー現象」を引き起こす恐れがあります。ダイエットを止めたとき、基礎代謝率がすっかり下がっているため、当然カロリー消化率も下がっています。そこにいきなり食事を多めに摂り始めると、ダイエット前より更に多くの脂肪分が燃焼されず体内に余ってしまうことになります。代謝率が元に戻るまで脂肪分は体内に蓄積されつづけることになるのです。リバウンド後は、以前より筋肉が減り脂肪だけが増えていき、しかも脂肪分が分解されにくい状態になっています。この減量とリバウンドというサイクルを幾度も繰り返すことを「ヨーヨー現象」と言っています。回数を重ねる毎に体重を落とすことが難しくなり、より肥満体になってしまう悪循環を生むのです。 ダイエットをすることで、身体の代謝が狂い、褐色脂肪組織の生成や活動が止められ、体内での自然な熱生産プロセスが破壊されてしまう恐れがあります。 Exercising for Weight (減量のためには運動を)ヒトの身体を動かすにはやはり燃料が必要です。運動は、身体の基礎代謝率を向上し、体内に入ったカロリーよりもより多くのカロリーを必要とするため、結果として、体内に蓄積されていた脂肪分を取り出して使います。適切な運動をすることで、体内の余分な脂肪分をきれいに取り去ることが出来ますが、こううまく成功する例はなかなかお目にかかれません。 このように運動イコール減量の成功と、必ずお約束できるわけではないのですが、運動をすることの他の利点として、心臓の健康を保ち、筋肉を鍛え、基礎代謝率を上げ、免疫組織を向上させるという効果もあります。大変だから、面倒くさいからといって運動を投げ出さないでください。 運動がもたらす効果: ゆっくりと、しかし安定した減量効果が見られる。 減量後の体重を維持する。 筋肉が鍛えられ、心臓血管が強くなることから、身体全般的に健康になる。 運動がもたらす逆効果: 基礎代謝率が上がることから、空腹感が強まり、食事を多く摂ってしまう。よって、カロリーが体内に蓄積されてしまう。 一生をかけて行うような運動プログラムに固執してしまうようになる。 怪我や他の問題から、急に運動を止めざるを得なくなる。 運動がすべての肥満解決に良いわけではない。 次回スーパー新芽: ちいさな葉っぱに大きなおまけ