破過曲線図の見方
環境中のガス濃度を調べ、その濃度が曲線と交わるまでの時間が算定有効時間となります。下のグラフを例にしてみますと、例えば300ppmのとき、その有効時間は200分あることが分かります。使用時間がこの算定有効時間に達した時点で新しい吸収缶と交換してください。また短時間で繰り返し使用する場合は、一定の濃度であれば吸収缶添付書の使用時間記録欄に使用した時間を記録しておき、通算使用時間が算定有効時間となったら新しい吸収缶と交換します。ただし、吸収缶に添付の破過曲線は国家検定規格やJIS規格に規定された試験ガスによるものです。ガスの種類によっては有効時間が異なる場合があります。特に、メタノール、ジクロルメタン、 二硫化炭素、アセトン等については、試験ガスに比べ破過時間が著しく短くなるので注意が必要です。 吸収缶の有効時間は呼吸量や湿度、温度等によっても左右されます。あくまでも目安として、安全を考え余裕を持って交換する必要があります。※有機ガス用吸収缶の場合、算定有効時間の半分以上使用したものは5日以上保管すると残存使用時間が著しく短くなる場合はありますのでご注意ください。吸収缶(保護マスク)のことで、ご質問等がございましたら、お気軽にお問い合わせください!インターネットでのお問い合わせはこちら→お問い合わせもちろん、お電話でのお問い合わせも大歓迎です!電話番号:06-6582-3915不二産業のホームぺージ