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商品を見る→泣いた赤鬼 1540円 鬼が出てくるお話は、桃太郎の鬼のイメージが強くて 悪い鬼と思ってしまいますね。 でも、このお話の赤鬼は優しく そして青鬼はもっともっと優しいのです。 じんわりと心に染み入る良いお話です。 赤鬼は人間と仲良くなりたくて家の前に貼り紙をしました。 『心の優しい赤鬼の家です。お茶とお菓子を用意しています。 どうぞ遊びに来て下さい。 赤鬼』 しかし、村人は鬼を怖がって 誰も赤鬼のところに遊びにいきません。 悲しむ赤鬼をみて、青鬼が一計を案じたのが 青鬼が暴れて村人を困らせ それを赤鬼が退治するという芝居でした。 その作戦は大成功し そのおかげで村人が赤鬼の家に遊びにくるようになり 赤鬼は村人と一緒にお茶を飲んだり、子供と遊んだりして 楽しく暮らせるようになったのです。 しかし、それ以来、青鬼が姿を見せないので 心配になって青鬼の家にいくと 家の入り口に貼り紙があったのです。 『赤鬼君へ 村人と仲良くなれて良かったね。 僕と君が仲良くしていると村人が君を疑うようになるので 僕はこの村を離れます。 さようなら、いつまでも君の友達 青鬼』 貼り紙を読んだ赤鬼は大声でワンワン泣いた。 青鬼のおかげで村人と友達になれたけど 失った友情は、それよりもはるかに大きかったのだ。 この物語を読んでから鬼に対するイメージがガラリと変わった。 青鬼の強い優しさと男らしさに私は惚れたね。 こんなに余韻のあるラストシーンの 『泣いた赤鬼』は名作中の名作童話 大人にもお奨めの一冊です。 ランキングに参加しているので応援クリックしてくれたら嬉しいです♪ にほんブログ村 育児・3人兄弟/姉妹ランキング ・ + ・ + ・ + ・ 暇があったらあんずの本館にも寄って下さい ・ + ・ + ・ + ・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2021/07/01 01:17:00 PM
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