又吉直樹の『人間』を読み終えたら、太宰治の『人間失格』が読みたくなった
★商品を見る→又吉直樹 人間 1540円又吉直樹の3作目の長編小説『人間』を読んだ。昨年9月から今年5月にかけて毎日新聞夕刊で連載していた作品を加筆修正したもの。漫画家の夢が破れた主人公 永山が東京の共同住宅で同世代の仲間たちと一緒に暮らした過去を振り返る物語。主人公は現在イラストレーター兼コラムニストだ。38歳の誕生日に古い知人からメールが届き20年前の回想へと至る。漫画家志望の永山は大阪から上京して『ハウス』と呼ばれる共同住居に暮らす。そこには、イラストレーター、ミュージシャン、作家お笑い芸人が集い、日々議論を交わし、確執がある。どこか懐かしい青春群像劇だ。新聞連載だったためか話全体のバランスに違和感を感じたのは私だけでしょうか?又吉が太宰治の大ファンというのは有名ですが作中の端々にそれを感じ太宰の『人間失格』を意識してるなあと思えたのは前半の回想での主人公が痛々しかったからだと思う。でも、『人間失格』の葉蔵の切実さは感じることはできません。又吉直樹の『人間』を読みおえた時太宰治の『人間失格』が読みたくなってしまいました。 ランキングに参加しているので応援クリックしてくれたら嬉しいです♪にほんブログ村育児・3人兄弟/姉妹ランキング・ + ・ + ・ + ・ 暇があったらあんずの本館にも寄って下さい ・ + ・ + ・ + ・