テーマ:バレエ(175)
カテゴリ:バレエのこと
著者:牧 美也子 初版第1刷発行:2006年12月20日 発売所:小学館 雑誌掲載期間:1960年6月~1963年4月 少女マンガ界の第一人者、牧美也子の初期代表作。 「マキの口笛」は70年に一度出版されたことがありますが、これは雑誌連載をスタッフが書き直してまとめたものであるため、これまで完全版という形では存在しませんでした。 今回は本人の手になる雑誌連載をもとに完全復刻し、巻末には著者のインタビューと藤本由香里氏の解説が収録されています。 私が漫画月刊誌「りぼん」を読み始めるよりも少し前の時期のバレエまんがで、以前から読んでみたいと思っていました。 50年も前の作品らしい懐かしい絵柄ですが、今見ても、ちゃんとバレエらしいポーズで描かれていて、トーンの貼り忘れのような手作業の暖かみの感じられる本です。 ストーリーはいわゆる「母子もの」ですが、登場人物の表情も豊かで、えぐい描写の多い昨今のマンガとちがって、安心して子供に与えられると思います。 牧美也子先生は「銀河鉄道999」の松本零士先生とご夫婦で、当時キャラクター別におふたりで描き分けた共同執筆のマンガがりぼんに掲載されたことも思い出しました。 バレエまんがとして私が最初に認識したのは松尾美保子先生や北島洋子先生ですが、それ以前にこんなに完成度の高いバレエまんががあったなんて驚きです。 復刊ドットコムなどで過去の名作を復刊する動きがありますが、もっとバレエまんがの復刻が増えるといいなと思います。
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最終更新日
2011.09.05 00:49:28
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