カテゴリ:読書
桜の季節を迎えた江戸。
金座裏では宗五郎一家の飼い猫・菊小僧が姿をくらます騒ぎが起きていた。 そんな最中、今度は同心の寺坂穀一郎が、失せ人探しへの協力を要請しにやってきた。 畳奉行早乙女家の次男・芳次郎が、徒目付神藤家のお彩との祝言を前に突如失踪したというのだ。 かつてお彩が婿にとった先の二人は急死しており、芳次郎の身にも何かが―。 二つの失踪事件を追う政次たちの前に、さらなる衝撃の事実が立ち塞がる! 【目次】 第一話 菊や 第二話 失せ人探し 第三話 政次の啖呵 第四話 金座裏の花見 第五話 猪牙(ちょき)強盗 以前「隠居 宗五郎」を読んだことがあるのですが、その巻で活躍していた宗五郎は裏に回って、若い政次の時代になっていたのに、ちょっと戸惑いました。 でも、この巻では、行動力があり頭もいい若親分政次とおっちょこちょいの子分の亮吉、それに船頭の分別ある彦三郎のむじな長屋の三人組のチームワークのよさが光っていて、そこがよかったと思います。 また、飼い猫菊小僧の行方不明にあたふたする、金座裏の面々と一緒に私自身笑ったり心配したりして楽しかったです。
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最終更新日
2013.06.01 17:27:08
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