|
カテゴリ:本。
笹生さんのご本3冊目~。 今までのと比べて字が小さくなりましたが 相変わらずざっと読めます。 エリート中学生・優は親の都合で父の田舎に 引っ越すことになる。 エリート街道まっしぐらをいくはずの計画が このままでは台無しだ! しかも、同級生がたったの3人。 個性豊かな変人ばかりだ。 嗚呼、優の運命やいかに!? という話。 この主人公がツンケンしててヤな奴なんだわ(笑)。 いわゆる都会っ子で友達いらない。周囲は敵だ。勉強、勉強というタイプ。 けれど、田舎の暮らしや人々の中で次第に変っていきはじめ… そういう話、すごく好きなんですが、 残念ながらそこで終わっちゃった感があるのですよ。 個人的には優くんが3人のクラスメイトと仲良くなったりするとこ まで描いてあったなら大満足だったかと。 多分、彼の中の心の変化は確かに起こっていてこれからいろいろと 変っていくんだろうなとは思うのですが、そこのエピソードがないので 私の中では主人公はヤな奴のままなんですなあ。 お父さんのくだりももうちょっと苦悩してくれると物語的に 面白かったと思います。 (この子すでに割り切っちゃってたからなあ) 読みやすかったですが、個人的にはもう一息エピソードがほしかったな。 最後に優がお父さんに送ったメールでその後の説明はあったけど、 話をさっさと終わらせたように感じたのでそこが残念だったなあ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.08.31 07:56:24
コメント(0) | コメントを書く
[本。] カテゴリの最新記事
|