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カテゴリ:本。
沖縄を舞台にした物語を書かれる作者さんで、 気の抜ける展開と引き込まれる設定とどぎついキャラクターが毎回目白押しです。 何より沖縄言葉や慣習が読みどころな小説を書かれます。 そんな池上さんの「ぼくのキャノン」 戦争時に設置されたキャノン砲を「キャノン様」とあがめる村で 明かされていく秘密と陰謀。 沖縄、といえばオバァで池上作品には濃いオバァが登場するのですが、 今回も例外なくすごいのがでてきます。 しかし、今回はオジィもでます。すごいですよ、樹王オジィ。 名前もスゴイがなにより彼の生き様にマジ惚れる(笑)。 物語はオバァの孫世代が主軸。 さすが祖父母がスゴイだけあってこの子達も凄いんですけど。 こんな小学生、イヤだ(笑)。 オバァ達が隠しているキャノン様に関する秘密に村で起こる謎の爆発。 慣れすぎた慣習に隠された意図。 怪しいアメリカ人やら村の開発を狙う高飛車お嬢様やらの登場に 対抗するべく村を守る美女軍団やら青年団。 最初は笑って、引き込まれて、最後にほろりとこさせます。 自分の郷土を愛する心とか、戦争とかについて考えさせられたりられなかったり。 とりあえず、ぶっ飛び設定でも大丈夫!な方、 池上作品、オススメします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.04.08 01:08:09
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