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2004.06.17
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カテゴリ:映画
小泉さん(首相)が「オペラはいい」と感動している言葉を聞くにつれ、興味はあるんだけれど、どうも敷き居が高くて、まだオペラは観たことがなし。

この映画、やはり一度オペラを観たいなという気持ちを強くさせた。
と、いうことは、この映画がいいたかったことは伝わっってるのかなとも思う。

マリア・カラス=オペラ。
それくらいは知ってる。いや、それだけ知ってる。
この映画は、年をつみかさね、絶頂期の声はもう失っていて、愛も去ってしまったカラスが、あるプロモーターとの友情をきっかけに復活を果たすというような内容なのだけれど、
この映画の最大にいいなと思うところは、
“彼女の感性、いや感受性をうまく出しているところ。”
ただの偉人伝みないな、特別な人間の孤高の話しということじゃない。

少し話がずれるけれど、
昔、欧州を旅行した時に、たまたま、北海道の交響楽団の方と知り合いになり、
「今晩ウィーンで知り合いのピアニスト(日本人)と会食するんだけれど一緒にどうぞ」と、さそってくださった。
会食の前にいろいろ教えてくれたことがとても興味深かった。
その彼は、管楽器だったんですが、交響楽団の中でも楽器によってかなり系統が違うらしい。
とかくおぼっちゃんとか思われがちだけれど、
管楽器、弦楽器は、比較的大きくなってからはじめたり、いわゆる普通の人も多いらしい。
でも、ピアノとか声楽の人は、小さい頃からやっていて、やはり裕福な人が多いらしい。
で、特に声楽の人は、幼い頃から愛、恋を自分の感受性を全面に出して歌い上げるから、生涯の仕事にするのはかなりきついと、そして、同性愛の方向にも行く人が多いらしい。
(これ、その方の意見であって、もちろん絶対じゃないと思うんだけれど、当時ショッキングだったので、妙に覚えてまして。たぶん、教師とかおまわりさんはお酒飲むとはめを外し過ぎるらしい、、程度な話しだと今では思う。ってこれも変な例えだったかしら。その仕事についてるかた、申し訳ない。聞き流して下さい。ほんとごめんなさい)

とにかく、自分の感性、感受性を世間に思いっきりださなくては表現できない仕事っていうのは、自分をさらけだすって意味で、ものすごい大変だなってこの映画みてあらためて思った。

マリアカラスとプロモーターの関係もビジネスライクであり、友情もありで関係がとてもしまっている。
ギリシャ女とイギリス男(?!)って感じ。
全体的に完成度が高いと思う。単館上映からで人気が続いてるのも思わず納得。

公式サイト
http://www.gaga.ne.jp/callas/

***********
ウィーンで会食なんていうと妙に格好いいんだけど、私達はバックパッカーで、正直あんまりきれいな格好じゃあなかったので、レストランの個室をリザーブしてたって聞いて、二人でこれじゃあなあとあわててスカーフかって、スカーフ首に巻いてジーパンでいったのが、今では懐かしい。
いろんな事があります。 (^ ^ *)ゞ楽しかった。

そうそう、オペラって歌というより、演じるってところが強い。
そういえば、落語を見に行った時も、演じてるんだと知った。(本人とお話しする機会があって、そのことを言ったら、ニヤっとされた。)
舞台も、いや、歌、演歌なんか特にそうかもしれないけど、演じる、表現するってものは、とっても興味深い。一種の憧れです。





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最終更新日  2004.06.17 21:40:06
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