2004/09/27(月)22:10
「スパニッシュ・アパートメント」他国で生活してみると。
主人公のフランスの青年が、とっても平凡な理由でスペインのバルセロナに留学。
いろんな国の学生とシェアしてすごす生活の中で
不倫とか同性愛とかアイデンティティーの違いとか母国を離れていろんなことを経験し感じながら、
自分が何がやりたかったのかってこと気づく、、ような話。
思い返すと日々の話でなんとなく「たるたる~」って気もするんだけど、実際は、全く飽きなかった。
学生の話だけど、ドラックとかそういうものが一切ないせいか、大人でも漠然とそして客観的に悩む様がなんだかわかるような、、、楽しめる映画だと思う。
アパートメントの雑多な感じとか音楽とかもよし。
なにしろバルセロナの有名なところがはじめの方、どっとでてくるので、ちょっと楽しい。
(サグラダファミリア、グエル公園とかね)
(アメリの)オドレイがパッケージには、どかんとでてるけど、たぶん、有名なのが彼女だけだからかな。
実際の登場時間はほんのわずか。
フランス、アメリカ、ドイツ、スペイン、イギリス、、、といろんな国が集まってるのもちょっと興味深くて、
途中から泊まりにきたイギリス人の弟が、悪気はないけど無神経に国のイメージだけで、べらべら嬉しくないことを喋ったりするシーンがあったり。
国は関係ないっ、という台詞がありつつ、個々のキャラに国の個性が垣間見えるから不思議。
(最後に主人公がパリにもどって街を歩いてる時、
通りすがりに勝手に写真撮って走ってにげたのが、日本人っぽくってちょっと気になるが。。汗)
「なんとなく漠然とした悩み」から「うっすらとわかってきたこと」につながっていく、
悪くないな、って感じの作品かな。
公式ホームページ
スパニッシュアパートメント
因に、
オドレイは、ほんとに少しだったんだけど、
ちょっとでもこういうのに出てるのは恵まれてるよね。
「アメリ」は、個人的にはいまいちなんだけど、
「愛してる、愛してない」と、この前みた「堕天使のパスポート」は特に面白かったですよ。