2004/10/06(水)23:25
「21グラム」
なんとなくこの映画は集中力をもってみたかったから、
ちゃんと(?!)映画館にて鑑賞。
観終わって率直な感想。
ショーンペン、ベニチオデルトロの役は、すごっく難しかっただろうなあと。
そして、本当に上手い。
ナオミワッツももちろんだけれど、この2人をあえていうのは、
この役どころの行動が少し理解できず、その上で「死」っていう難しい題材だから。
それさえなければ決して出会うはずのなかった3人による、違う状況から
「死」と向かい合う話。
ストーリーを細切れにして、時間軸をバラバラに組み合わせているから
途中までかなり戸惑う。
でも最後はその手法も理解できるからつきつめないで、
感じながら観ることをおすすめする。
タイトルの21グラム。ストーリーの中で直接的表現はなし。
魂、命の重さについてという観点では少し期待とは違ってたような気がする。
とにかく役者は素晴らしい。
だから見応えはあるし、感情も入るし、この堪え難い状況も心に残るけれど
途中途中に繰り返された「それでも人生は続く」というキーワードや、
魂の重さについて、自分の人生とリンクしてずしりと心につきささる、
つらさを期待してたのかも。なんか変だけど。
ちょっと覚悟しすぎたかもしれない。
しかし、ひつこいけど、役者は素晴らしい。
ベニチオデルトロとナオミワッツの作品ってあまり見たことがないから、
ちょっと探してみよう。
ショーンペンのベットで他の患者をあおぎみながら心で呟くシーンとか
隠れて煙草吸うシーンとか、正直、まいる。
(これは「ミスティックリバー」みた後すぐ、「アイアムサム」をみて
感動したことも彼への注目度に拍車かけてるかもしれないけどね。)
あと、シャルロットはやっぱり素敵。好きだなあ。
存在が大好きだわ。
因に、小さな映画館で、人もまばらだったけど、エンドロール最後まで立つ人が
いなかった。こんなのはじめて。
やっぱり題材が題材だけに皆立てなかったのかな。
公式サイト
21グラム