青葉区メディカルセンター　ブログ

昨日の雷雨はすごかったですね
青葉区ではお昼過ぎに激しい雷雨がありました。。。
東京では夜になって激しい雷雨だったようで
サッカーも途中中止になり・・・残念です

昨日の雨のおかげか、今朝は涼しく過ごしやすいですね。

現在　熊谷市で高校総体をしていますが、何といっても
熊谷は昨年　40℃を超す気温を記録したところ。
陸上競技の会場にシャワーが設けられているとか・・・
ほんと、競技者も観戦者も熱中症に注意ですね

前回は　予防ポイントを細かく出しましたが
今回は　症状についてです。

熱中症の症状を知ろう

熱中症は重症度により１度から３度に分類されます。

1度　：　めまい・失神・頭重感
　　　　(「立ちくらみ」という状態で、“熱失神”と呼ぶこともあります。）
　　　　筋肉痛・筋肉の硬直
　　　　（筋肉の「こむら返り」のことで、その部分の痛みを伴います。
　　　　発汗に伴う塩分（ナトリウムなど）の欠乏により生じます。　
　　　　これを“熱痙攣”と呼ぶこともあります。）
　　　　大量の発汗　　
2度　：　頭痛・気分の不快・吐き気・嘔吐・倦怠感・虚脱感　　　　
　　　　(体がぐったりする、力が入らないなどがあり、従来から“熱疲
　　　　労”と言われていた状態です。）

3度　：　意識障害・痙攣・手足の運動障害　　　　
　　　　(呼びかけや刺激への反応がおかしい、体にガクガクとひきつけがある、真直ぐ走れ ない・歩けないなど。)
　　　　高体温　　　　
　　　　(体に触ると熱いという感触です。従来から“熱射病”や“重度
　　　　の日射病”と呼ばれるものです。）

実は私も　「こむら返り」に悩まされています。
気をつけているつもりですが、軽度の熱中症でしょうか？
軽度のうちに対応することが大切ですね。

熱中症を疑ったらどうすればいいの？？？
１度の症状があれば、すぐに涼しい場所へ移り体を冷やすこと、水分を与えることが必要です。
そして誰かがそばに付き添って見守り、改善しない場合や悪化する場合には病院へ搬送します。２度や３度の症状であればすぐに病院へ搬送します。

具体的には
１ 涼しい環境への避難
　風通しのよい日陰や、できればクーラーが効いている室内などに避難させましょう。

２ 脱衣と冷却　
・衣服を脱がせて、体から熱の放散を助けます。
・露出させた皮膚に水をかけて、うちわや扇風機などで扇ぐことにより体を冷やします。
・氷嚢などがあれば、それを頚部、腋窩部(脇の下)、鼠径部(大腿の付け根、股関節、頚部)に　当てて皮膚の直下を流れている血液を冷やすことも有効です。

３水分・塩分の補給
　・冷たい水を与えます。
　　冷たい飲み物は胃の表面で熱を奪います。大量の発汗があった場合には汗で失われた塩分も適切に補えるスポーツドリンクなどが最適です。食塩水（500ccに0.5～1gの食塩）も有効です。
　・応答が明瞭で、意識がはっきりしているなら、水分の経口摂取は可能です。
　・「呼び掛けや刺激に対する反応がおかしい」、「応えない」（意識障害がある）時には誤って水分が気道に流れ込む可能性があります。また「吐き気を訴える」ないし「吐く」という症状は、すでに胃腸の動きが鈍っている証拠です。
　これらの場合には、経口で水分を入れるのは禁物です。

４ 医療機関へ運ぶ
　・自力で水分の摂取ができないときは、緊急で医療機関に搬送することが最優先の対処方法です。


詳しい情報は環境省サイトまで
　　　
　　　　↓

環境省熱中症予防サイト

熱中症環境保健マニュアル