東海道線の通勤電車(その8) サンダーバード(その3128)
鉄道模型のコントローラーというと、一般的なのはツマミを回すほど 車両の速度が上がる仕組みですが(うちの東海道線のコントローラー、複線なので2台設置) 実際の電車のコントローラー? は、ハンドルを手前に倒すほど、 最高速度に達するまでの時間が短い(つまり急加速する)構造。 減速する時も、模型のコントローラーはツマミを戻すほど速度が落ちますが 実際の電車はハンドルを奥に倒すほど停止までの時間が短くなる(つまり急ブレーキ)と、 仕組みがそもそも違うのですが、1990年代頃にそんな実際の電車の構造を模した 模型用コントローラーがブームになり、KATOもトミックスも究極なコントローラーを リリースしたのですが、やはり高価格と運転の難しさ(停車させたい場所に止めるにはコツが要る)、 線路や動力ユニットを常に最良の状態にしておかないと正常に反応しないといったことが災いしたのか? その後はあまり再生産もされずいつの間にか絶版となり、今は当時のそれらを所有している 一部のレンタルレイアウト店で、かろうじて体験できる程度でしょうか。 そんな実際の電車と同様の仕組みを持つコントローラー、昨日の転轍機でKATOの公式を見た時 なんと公式情報だと実に35年ぶりの製品化とか(笑) ただ、35年前のKATO製ECS-1という製品 とはガラリと変わって最近の電車の運転台を模しており、 ウチの地元を走る電車だとE233系の運転台の ちょうどこのあたりを切り取った感じでしょうか。 メーター類がずらりと並んだメカメカしい昔の電車と違って、最近の電車は速度計や電流電圧計も 全てディスプレイに表示されるので物凄くシンプル。でもシンプルなだけにむしろ ディスプレイ部分も再現して欲しかったかなー とは少し思いましたが、そしたらさらにお値段が 爆上がりしてしまうか(失笑) なんか個人的には実際の電車のそれというよりも、電車でGOのコントローラーを 思い出してしまうのですがゞ しかし定価で約6万円ですかー 転轍機ついでにヨドバシで見てみたら ひー 正直うちには電車タイプなコントローラーがあるので、自分は流石に見送りますが ボーナスがドーンな方は、これを買って正月休みは実車運転気分三昧というのも一興.. かも? ただ、コントローラーはコントローラーでも、電車ではなく機関車のコントローラーが出るなら 自分も命懸けで節制して買うかも。 これね(爆) EF65電気機関車の運転台ですが、電車のハンドルひとつと違って 一体いくつハンドルがあるんだか? と、猛烈に複雑 いやこれを鉄道模型のコントローラーにそっくり落とし込んだ製品が出たら10栄一出せるわwww 因みにこれも最近の桃太郎(EF210)をはじめとする電気機関車の運転台ともなると EF65とはがらりと変わってかなり電車の運転台に近い感じに。 それでもメインで使うハンドルは3つもあって、操作の複雑さが伝わってきます。 ただ個人的にはやはりEF65タイプで出して欲しいですねぇ。こっちのタイプなら うーーん... パスでいっかな(笑) でもカツミ(HOゲージをメインでやってる模型メーカー)の動画を観ていたところ アナログメーターを作るメーカーが今は壊滅状態なんだとか? なのでアナログメーターを 使った製品となるとアナログメーターだけでかなりの価格になってしまうと言っていたので、 7個もメーターのあるEF65タイプだと10栄一どころか、下手すると100栄一クラス? そうなると流石に自分も命懸けでも無理だけれど なんて思いつつ 模型工作はE233系の運転台を見たからE233系が弄りたくなった というわけではないのですがw 以前からちょっと気になっていたこと。 このようにKATO製東海道線仕様の模型は動力ユニットが10両編成の9号車と ずいぶんと偏った位置にあるんですよね(謎) なので電車のように前後進をしょっちゅうするものに関しては走行安定性からして もっと編成の真ん中あたりに動力ユニットを入れたいところ。 てなわけで同形式のモハE233な7号車とコンバートできないかちょっと検証してみたのですが、 製品の床下機器、おんなじようで橙矢印の箱の隣にある黄色矢印の箱が、トレーラー用の 床下機器にはあるのに対して動力ユニット用の床下機器にはありません。 では実車はどうなってんだろ? とググってみたところ 13号車のモハE233、製品でいうところの黄色矢印の箱のみ(つまり製品と形状違う) 9号車のモハE233、製品でいうところの黄色&橙色矢印の両方の箱があり(これも製品と違う) 7号車のモハE233、製品でいうところの橙矢印の箱のみ(やはり製品とは形状が違います) 3号車のモハE233、これは9号車と同じで両方あり(唯一、製品と実車が同じ形状) つまり実車に倣ってコンバートするなら3号車と9号車は互換に見えるのですが 実はさらなる落とし穴があって、3号車は車内がロングシートなのに対して 9号車は車内がクロスシート、そして製品はそこをちゃっかりしっかり再現! 因みに7号車の車内もロングシートで製品もしっかりとロングシート(爆) まぁ室内忠実に再現しているわりに、床下機器は微妙なことになっているわけですが というわけで結論としては、7号車に動力ユニットを入れるためには 実車に倣うなら13号車(ロングシート)の動力ユニット用室内パーツを別に調達する必要がある。 さらに9号車用にトレーラー車用のクロスシートの室内パーツ(2号車か14号車用)も調達する 必要がある。でも、室内が実車と違ってしまうことに目を瞑るなら、単純にコンバートは可能である。 なのでコンバートはやめます。ということが判明したところで(苦笑) サンダーバード2号コンテナの改造は、昨日までに開口した穴のフタ部分、 パーツとして作った時にエーッてことにならないよう、きちんと実寸で寸法を出して 書き出してみました。というのもこれまでの改造で「だいたいこんな感じでしょ」と ざっくりした図面でスタートすると大概パーツを組む段になって寸法が合わず エーッてオチになっていたものでして(汗) 書き出して問題の無いことを確認したところで、今晩の横浜も「不吉の前兆」を 見ずに済む天気の中で出勤ですノ゛