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テーマ:レンタル映画(818)
カテゴリ:映画
「生きていること」で満足だったはずのホーマーが自分の未来を見つめ人生の輝きと生への意味と渇望を優しく鮮やかに描いたヒューマンストーリー。 ストーリーはメイン州ニューイングランドのセント・クラウズ孤児院に生まれたホーマー(トビー・マグワイア)。彼に父親のように愛情を注ぐラーチ(マイケル・ケイン)院長は「人の役に立つ存在になれ」と教えられ育つ。 成長するに従い外の世界に興味を持ったホーマーは院長の反対を押し切り孤児院の分娩室で子供を堕胎したカップル、キャンディ(シャーリーズ・セロン)とウォリー(ポール・ラッド)と共に孤児院を飛び出すが…。 確かに暗い話だが、見どころでもあるホーマーが外の世界を見て体験してゆく行程はなんとも言えない爽やかな映像だ。初めての海、初めてのドライブインシアター。恋。ロブスター。初めての仕事(林檎農園の収穫作業)ホーマーの目を通すように見ている観客側も新鮮な映像が伝わってくる。 タイトルともいうべき「サイダーハウス・ルール」(林檎収穫人宿舎の規則)が、映画にどのような意味付けされてるのかが分からんかった…。ラスト近くでその意味を重くミスター・ローズ(デルロイ・リンド)が言っていたのだが…人生の生き方のルールとダブらせていたのかしら? ラストまで見ていて「結局泣かなかったなぁ…」と思ったがホーマーが孤児院に戻ってきた時のアンジェラ(キャシー・ベイカー)のラーチ先生が言っていた言葉をホーマーに告げるシーン。あれは…やられました。 見事マイケル・ケインはアカデミー助演男優賞にも選ばれたしね。 誰もが体験する大人への普遍的な心の旅の物語。 ↓切ない大人の童話のような雰囲気の映画でした お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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