サザエの映画と漫画の日々

2006/11/14(火)00:36

黙秘

映画(836)

 びえ~~ん。だからダメなんだって、親子の確執映画って涙腺弱くなる。友人なおに言わせれば「どこで泣く?」と言われてしまったが。 ストーリーはニューヨークでジャーナリストとして活躍するセリーナ(ジェニファー・ジェイソン・リー)の元に、母親ドロレス(キャシー・ベイツ)が20年間以上仕えた女主人ヴェラ(ジュディ・パーフィット)を殺した容疑者となっていることが狙っているセリーナは上司の命令で無理矢理故郷に送られイライラしていた。  数年ぶりの親子の再会を果たすが、絶縁状態だった2人はぎこちない。  セリーナがドロレスに対する不信感の理由はもう一つあった。20年前、ドロレスの夫でセリーナの父ジョー(デビッド・ストラザーン)の不信な死であった…。  暗い…とっても暗い映画。でも、最初から観る者をグイグイと引き込む面白さはさすが原作はホラー小説の帝王スティーブン・キング。キャシー・ベイツの鬼気迫る熱演も目が釘付け。  セリーナとの再会により触発されてドロレスの心理が現在から過去に移行する場面の描写が巧い。ドロレスのどんな苦しみの過去でも昨日の事のように鮮明に覚えているという事を分らせてくれる。  ちなみに私がウルウルしたところは、親子の和解ではなく、夫ジョーに虐げられ、その深い怒りと悲しみの涙が溢れたドロレスと、それを親身に聞いてくれたヴェラの従士関係抜きの友情におろろ~~~ん。  ジョー謀殺の際、思った一言。よく飛んだ!ドロレス!  美しく幻想的な日食を背景に辛く哀しいドロレスの計画に重ね同調よりも哀れみを強く感じてしまった。  ドロレスを付けねらうジョン警部扮するクリストファー・プラマーがむかつく演技をやってくれます。  スティーブン・キングがキャシー・ベイツのために書き上げた小説らしいっす。うらやまし~~。 ↓キング映画ではなかなか見ごたえのある映画かと…重いけどね

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