サザエの映画と漫画の日々

超ド派手アクションノンストップムービーというコピーがついただけあって、連続してたたみ掛けるアクション場面は見ていて飽きない。

ストーリーは８年前ニュージャージーの海岸で気を失っていたサマンサ（ジーナ・デイヴィス）は、記憶を失いながらも旦那ハル（トム・アマンデス）と娘ケイトリン（イヴォンヌ・ジーマ）と幸せに暮らしていた。
　ふとした事でテレビに写ってしまったサマンサは脱獄した片目の男ジャック（ジョゼフ・マッケンナ）に襲われ一命を取りとめる。
　自分自身の過去を知ることが家族と幸せに暮らす方法だと考えたサマンサは、探偵のミッチ（サミュエル・Ｌ・ジャクソン）と旅に出る。まずは自分の持っていた本に書いてあったネイサン（ブライアン・コックス）なる人物とコンタクトを取り駅で待ち合わせていたのだが…。

　なんて言ったって見どころは、実際に射撃などの訓練を受けほとんどノ―スタントで熱演したジーナ・デイヴィスだね。張り切って演技していた所為か顔の力みが怖くて泣きそうです。鹿の首を素手で捻って瞬殺。そりゃ、自分は誰なのって怖くなるわ。


　実は国の秘密工作員チャーリーという女スパイだったサマンサは、過去を思い出し工作員として戻ろうと考えている中、家族を愛していたサマンサの意識もあり苦悩が描かれていて良い。
　クライマックス２０分は息をもつかせぬスケールで魅せてくれる。


　多少無理な展開もあるが、まあ、アクションとはこういうもんだし面白かったので万事ＯＫって事で。
　悪役ティモシー（クレイグ・ビアーコ）がなんとも、やさぐれててカッコイイ。武器商人デダラス役をデビッド・モースが演じえてます。

↓サミュエルは思ったよりは活躍してなかったような