サザエの映画と漫画の日々

2007/01/04(木)00:05

オペラ座の怪人

映画(836)

注意:2004年版の「オペラ座の怪人」ではありません。1998年版でダリオ・アルジェント監督作品で未公開作品です ストーリーは1877年。パリのオペラ座。若く美しいソプラノ歌手クリスティーヌ(アーシア・アルジェント)がホールで1人稽古をしていた。  物陰からクリスティーぬを見つめている影があり、それは「幽霊」(ジュリアン・サンズ)と呼ばれているオペラ座の地下に住む怪人だった。クリスティーヌに魅了された「幽霊」は彼女に接近し、やがて2人は恋に落ちるのだが…。  これも前々から題名だけ知っていて内容を知らなかったんだよね。でもこの映画が「オペラ座の怪人」のベースだと思っちゃ多分いけないと思いました。何故ってダリオ・アルジェントだから  いいねぇ~、ラウル(アンドレア・ディ・ステファノ)に求愛されながらも純粋に深く愛してくる「幽霊」に心惹かれるクリスティーヌ。  私、このダリオ・アルジェントのセンス大好きかも~。  綺麗で雰囲気がある映像でありながらグロい!特にオペラ座の屋上で「幽霊」が美しい星空を見ながらネズミ捕り機に挟まれた苦しみ悶えている人間たちの夢を見ているシーンなど美とエグさを上手い具合に兼揃えてるのだ。  バレエダンサーの子役とその子にちょっかいを出す老人が地下まで逃げてくるシーンがある。その後、老人は「幽霊」に襲われるのだがチョコレートが飛び散り少女の手の指の隙間が恐怖のリアリティを誘う。  それにしてもこの怪人、赤ん坊の頃に親に川に捨てられるんだけど(川に捨てる親も親だ)滝の一歩手前で岩に赤ん坊が乗った籠が引っ掛かるんだが、ネズミ一匹が赤ちゃんを引きづり出すとは、あなおそろし。  地下の迷路や、地下の湖、観客席に落ちるシャンデリア、有名なシーンや不気味な設定を見事に映像にした作品。ただグロさはあったがインパクトはなかったかな ↓ジュリアン・サンズの怪人っぷりは悪くなかった

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