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BLUE SKY

その6

8月○△日 朝 5時

なんだか お腹のあたりがチクチクするようで 目がさめた。

明日だよ。空。明日あえるよ。

今日は午後から 剃毛される予定だ。

やっぱり 痛い。 > お腹

どうしたんだろう。

時間を見てみる。定期的にきてる。

ナースコール

すっかり顔なじみになった看護婦さんがとんでくる。

『お腹 痛いんですけど・・・』

『え? 何やってるの? 明日手術なのに・・・

陣痛きたら ダメでしょ』

先生が先生なら 看護婦も看護婦だ。この病院。

ダメでしょ。って言われても・・・

そんなこと あおいには どうしようもできないじゃん。

『とにかく 先生がくるまで 点滴で おさえるからね。陣痛』

そう言われるやいなや 点滴 はじまっちゃった。

9時。分娩室に運ばれ先生にみてもらうと

『あ~ 頭でちゃってるなあ。もう 産んじゃおう。このまま』

え?

今なんて?

産む?

頭 出てる?

そこから お産がはじまった。

点滴は 陣痛を おこすものに かえられた。

痛みが 定期的にくるけど どうやって りきめばいいの?

わからない・・・

あ~ 妊婦教室の いきみの呼吸法 でてなかったじゃん。

ひ~ひ~ふ~ っていうやつ・・・

しまったあ~

そんなこんな 考えてるうちに 先生が外来終了して 分娩室に戻ってきた。

看護婦さんが ダーに連絡してなかったの 思い出して

連絡いれてくれた。

『明日有給お願いします』って言ってる最中 病院から電話

『産まれそうなんです。』

分娩室の先生は 別人のようだった。

いつもの 冷酷で冗談のひとつも言わない 思いやりの言葉かけすら

しない あの先生が 生き生きとして 張り切ってる。

別人ダア 

『ほら あおいさん 頑張れ。こうやっていきんでごらん。

そうそうそう。』

おめーよ 検診でもそうやって対応しろよ。

なんて思いながら 無事出産。

午後2時45分

性別 男

体重 3040g

身長 50cm

胸囲 33cm

頭囲 34.5cm

分娩所要時間 10時間49分

お腹の上に 空を おいてくれた。

『みぃ~』って泣いてた。

空 ママだよ。  涙が 止まらなかった。

分娩室の向こうに ダーが かけこんできてた。











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