親の介護と親の金!!
NHKの福祉ネットワーク「親のおカネって誰のもの?」の告知を気になってはいたけど熟読はしていない。 私たち夫婦は共に兄弟がいるのに、四人の親を見ている・・・私には弟、主人は兄ふたりに、姉もいる。主人の兄たちはふたりとも独身、姉は他県に嫁いだが、子供たちはとうに成人しているし舅は亡く、姑は別の家族が見ている・・・私の弟は、父とは断絶したと言いつつ実家に巣食って、両親のわずかばかりの財産を食いつくした。 主人の父は、12年前になくなった。最後、主人の兄弟たちは葬儀になるまで病院にも寄りつかず病院での数ヶ月付き添ったのは私たち夫婦。私の父は脳梗塞で半身不随になり、施設に入居させたのも現在施設で掛かる費用も年金で賄い切れず私たちの家計から捻出しているし母は弟に貯金の全てを毟り取られていた。母が私の意見も聞かず働かない弟を不憫だと抱え込んだあげく…結局、自分が倒れてしまったら入院費も払えず私たちが面倒をみ、同居することになった。弟と一緒にしていたら、餓死させられても仕方がない状況。母の年金は二ヶ月分で7万円程度…自分の後始末さえままならない有り様だ。 こんな状態でも他の兄弟たちが手を貸そうと言うことなどない。いろんな言い訳をしつつ老親たちから遠ざかる。それでも親の財産のことは言うのだ!主人の母の貯金通帳は義兄が隠し持ち、姑は無一文だが、用事があると全てわたしたちに言って来る。一度はわずかな出費でも、たび重なれば大変だ。 私の親のほうはもっと始末に悪い。実家の近所中や、親戚中に「親の金目当てで、親と同居して会わせてもらえない」と振れ回り、ウチには説教やら怒号やらが舞い込む。じゃあ、親たちをそんな兄弟たちに引き渡しお好きにしたら?と言えるものじゃない。。。犬猫じゃないのだから。 NHKの告知、ツイッタ―を読んでいて、「親のお金」を気にする奴や、使い込む奴ってのははっきり言えば親の介護となんて向き合っていないでしょ!と言いたくなる。介護している側にだって、家庭はあり、生活があるのにお金では買えない時間と労力を使っているのに、詰め寄られる、親の金のこと・・・わずかな年金でせめて、自分の医療代ぐらい払ってもらおうと思っても寝たきりになれば自分で窓口に行けるわけもなく代理でいっても、簡単に受け取ることもできず疑われ調べられ・・・面倒になって自分たちの家計から捻出せざる負えない。親たちに優しくできないくらい腹立つこともあるけど高齢の、すでに一人で生活を立てることのできなくなった親を見捨てたり悲しませたりなど出来ないではないか!! そんな思いで、介護と向き合っている人たちは少なくないはずだ。なのに、まだ介護の実態も知らな人たちの理想論ばかりがまかり通っているようで、NHKの番組告知や、集まったコメントなどを読んでると虚しさばかりが沸いてきてこりゃあ、精神衛生上よくねぇやと親の介護のどストライクで言いたいことも山々あれど、チッ、わかってねーなと腹の底で思いつつシカトを決め込んでいるのだ。。。。 小心者だから、やったら気になってはいるんだけどさ!!