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カテゴリ:読書・伊坂幸太郎
【内容情報】(「BOOK」データベースより) 元殺し屋の「木村」は、幼い息子に重傷を負わせた相手に復讐するため、 東京発盛岡行きの東北新幹線“はやて”に乗り込む。 狡猾な中学生「王子」。腕利きの二人組「蜜柑」&「檸檬」。 ツキのない殺し屋「七尾」。 彼らもそれぞれの思惑のもとに同じ新幹線に乗り込み ─物騒な奴らが再びやって来た。 『グラスホッパー』に続く、殺し屋たちの狂想曲。 ★★★★ かっこいい 痛快 浸れる 持ってて良かった『グラスホッパー』!!(笑) 『マリアビートル』は6年後が舞台ですが、 前作『グラスホッパー』の面々がちゃんと出てくるんですよ~! これは嬉しい誤算です♪ 気になる彼らの「その後」を知れてよかったです。 殺し屋たちの物語なので、小説の中で殺人は山ほどです…。 惨いとか、恐いとか、言い出したら物語が進まないので、 もうそこは「殺し=エンタテイメント」と割り切って読みましょう!! 強運の持ち主である「王子」と、不運に付きまとわれる「七尾」。 この二人の対決が面白かったです。 七尾…彼って本当にツキに見放されてる~~!!(爆笑) それゆえ「殺し屋」独特の匂いがしないとは…ある意味ツワモノ? なんだか憎めないキャラですよねー。 運に見放されつつも帳尻をあわせ…結果オーライなのが良いね。 見た目、良いとこのぼっちゃん。優等生の中学生「王子」。 とにかく狡猾な性格で、憎たらしいたらありゃしない!! プロの殺し屋達を相手に、彼らを手玉にしようとは…子憎たらしい! この王子を「ギャフン」と言わせてやりたくて仕方がなかったです。 「木村」は一人息子に重傷を負わせた「王子」殺害を目論み 「はやて」に乗り込むも…逆に「王子」に捕らわれてしまいます。 アル中オヤジだけど、息子を愛する様子は良い親父さんですよねー。 なので、彼が「王子」の目論見どおり操られずに済んでよかった。 また。木村の年老いた両親が凄すぎ!! この物語中、一番「カッコイイ!!」と思える人物でした。(#^.^#) 腕利きの二人組「蜜柑」&「檸檬」。 性格が真逆の二人なんだけど、良いコンビですよね。 しかし、トーマスキャラってあんなに居るんですね…。 子供向けアニメだと甘く見ていたんですが、奥深い~。 今回、東北新幹線「はやて」の中での出来事だったので、 東北新幹線を利用してる私は、頭の中にモワ~ンと 車内を思い浮かべながら読みました。 また。 新幹線利用時には是非、物語の舞台として描かれた場所、 チェックしたいと思います。(#^.^#) にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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