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カテゴリ:骨粗しょう症・貧血
本当は怖い家庭の医学(診察日:6月19日 )より
緊急警告 骨粗しょう症スペシャル! 昨日の続きです! 『太り気味』 H・Kさん(女性)/48歳(発症当時) 無職 最近ちょっと太り気味なこともあり、夫に誘われて 人間ドックを受診することにした専業主婦のH・Kさん。 オプションで骨密度検査も受けたところ、 骨粗しょう症になっていることが判明。 医師から、「この数値だと、いつ骨折してもおかしくない」 と警告を受けてしまいました。そしてさらなる検査の結果、 彼女を骨粗しょう症へと追い込んだ、思わぬ病の存在が発覚します。 「慢性腎臓病」 <なぜ、慢性腎臓病から骨粗しょう症に?> 「慢性腎臓病」とは、腎臓の機能が長年にわたって低下し続け、 充分な働きが出来なくなってしまう病のこと。 日本腎臓学会の調べによると、この病にかかっている人は、 なんと日本人の6人に1人。 実に1900万人の患者がいると推測されています。 ところがこの病気、発病してもよほど悪化しない限り、 ほとんど症状が出ることはありません。 そのため、多くの人が病に気付かないまま放置していると考えられるのです。 でもなぜ、腎臓の機能が低下すると 骨粗しょう症になってしまうのでしょうか? 腎臓の最大の役割は、血液をきれいにし、 体の老廃物を尿として排出することです。 しかしそれだけではなく、腎臓は骨を作る働き、 つまり骨代謝と密接な関係があります。 なぜなら腎臓は、骨を作る際に欠かせない、 とても重要な物質を作り出しているからです。 それが・・・「活性型ビタミンD3」 そもそも骨の材料となるカルシウムは腸で吸収され、 血液によって骨へと運ばれます。ここで活躍するのが活性型ビタミンD3。 このビタミンは、腸を刺激し、カルシウムの吸収を高める働きがあるのです。 また活性型ビタミンD3は、骨の生成にも欠かせない存在。 骨を作る細胞を刺激し、新しい骨が出来る働きを活発にしてくれます。 私たちの骨は、このビタミンのお陰で、常に健康が保たれているのです。 ところが腎臓の機能が低下すると、この「活性型ビタミンD3」の生産が激減。 その結果、腸ではカルシウムを吸収しづらくなり、 骨を作る働きも衰えてしまいます。つまり腎臓の働きが低下すると、 骨代謝のバランスが崩れ、骨がどんどん減っていくのです。 これこそ、H・Kさんが骨粗しょう症になった原因。 では一体、何が腎臓の機能を低下させてしまうのでしょうか? 最大の要因は、日頃の生活習慣。カロリーの摂り過ぎと運動不足です。 こうした生活を続けるうち、腎臓の血管で動脈硬化が進行。 充分な働きができなくなっていくのです。 今や、2000万人といわれる日本のメタボリックシンドローム人口。 それに当てはまる人すべてが、知らず知らずのうちに 腎機能低下をさせている危険性が高く、 将来、H・Kさんのように骨代謝のバランスを崩し、 気付いた時には骨粗しょう症だったというケースが、 ますます増えると考えられています。 あなたは、カロリーの摂りすぎではありませんか? 骨粗しょう症は、閉経後になると決め付けていませんか? そして何より、健康診断で腎臓の働きをチェックしていますか? ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ 腎臓の機能低下の原因 ・カロリーの摂りすぎ ・運動不足 ・肥満 ・過度のアルコール摂取 ・喫煙 ・塩分過多 ・脂っこい食事 ・偏食 ・過度のカフェイン摂取 ・加齢 メタボリックシンドロームの人は慢性腎臓病になりやすい。 女性の場合はアルコールに対する肝臓の抵抗力は弱い。 過度のアルコール摂取の習慣がある女性は肝硬変や脂肪肝に注意。 お酒のつまみなど塩分の多い食事は 腎臓の機能を低下させる要因となる。 まずは人間ドックなどで尿検査を受けて腎臓の機能を再確認。 その上で腎臓の機能低下を招く生活習慣を改めましょー。 ■楽天「毎日骨ケア」で検索 つかれず(ほね太) クリニックコラーゲンEX お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.06.21 20:47:37
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