2008/06/07(土)21:16
お口のニオイに驚きの原因が!唾液!カビ!歯垢!歯石!
ハピふる!(2008/5/28放送)より
お口のニオイに驚きの原因が!
口臭・歯周病を防ぐ「お口の汚れ対策」
ある調査によれば7人に1人は気になっているという口臭。
どんな時に気になりますか?
「朝起きた時」「飲んだ後」「疲れているとき」「餃子を食べたあと」
毎日の生活で気になるお口のニオイ。
うがい薬や口臭を抑えるガム、日ごろのブレスケアが
欠かせないという人は多いのではないでしょうか?
そんな口臭の原因 そのほとんどは口の中にいる細菌が発生させている。
口の中にはおよそ10兆個の細菌がおり
その種類はおよそ700種類におよぶ。
その中には消化作用を助ける善玉菌もいるのですが
虫歯や歯周病を引き起こす悪玉菌も数多くいて
最新の研究ではこれらの悪玉菌が体内に侵入して
大変なトラブルを起こす可能性が指摘されいる。
心筋梗塞や脳梗塞で亡くなった方の血管の中を調べると
血栓ところに歯周病を起こした最近が潜んでいる。
体内に侵入した歯周病菌が血管内にと蓄積
脳梗塞や心筋梗塞の危険性を高めるという。
全ての問題は口の中で悪玉菌が増えること。
調べてみるとその背景には意外なものが存在していた。
カビのような細菌が…口の中にカビ!
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口臭が自分自身ではわからない。
原因の8割くらいは口の中の汚れ。
虫歯や歯周病、舌苔というカビ。
後は食事でにんにく等を食べたとか
呼吸器系の病気があったとか…
=お口の中の常在菌=
およそ700種類 10兆個
口の中の善玉菌⇒消化・洗浄・殺菌に働く
口の中の悪玉菌⇒口臭や歯周病を引き起こす
お口の中の汚れ対策は口内細菌のバランスが重要!
意外な真実「女性は口臭が強くなりやすい」
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=口臭外来=
・問診からスタート
どんな時に気になるのか、他人に指摘されたことはあるのか…
・直接 先生が口のニオイを嗅ぐ検査
・どれくらいの距離から口臭を感じるのかものさしで測定
・硫黄成分量の検査
ニオイの強さが数字で現れる
・唾液の検査
唾液の分泌が少ない=口内環境の悪化
口臭の原因として 口の中の細菌が分解した時に
ガスとしてニオイがあるガスが口臭となるのがほとんど。
口臭は悪玉菌が作り出すガスだった。
唾液の働きは大きく分けて2つ
殺菌能力 悪玉菌などを抑制し必要以上に発生させない
洗浄能力 口の中を常にクリーニングする
特に重要なのは舌の上にたまったコケのようなものを洗い流す作用
舌苔と呼ばれるこの汚れ 舌苔の成分はカビの一種。
カンジダ菌 通常は皮膚や内臓 女性の膣内に持っている常在菌。
日本人の30~40%の人に常在するとも言われている。
カビと口臭の原因は?
普段 カンジダ菌自体は口の中にいてもニオイはしませんが
体調不良によって抵抗力が衰えたり 唾液不足で
きちんと洗い流されないと 舌の上でカンジダ菌が増殖を始める。
するとカビが舌の上で粘り気を出し始める。
この粘り気に口の中の悪玉菌が付着し増殖し口臭を出すようになる。
舌の上のカビは悪玉菌の巣となる。
殺菌と洗浄の2つの働きで口臭予防に役立つ唾液。
口呼吸による口ポカンのドライマウス
ストレスや加齢によっても 唾液の分泌は低下する。
女性の唾液の分泌量は20代や30代に比べ
40代でおおよそ半分 50代では1/8と
極端に少なくなることがわかっている。
さらに最近 女性ならでは要因で
唾液の分泌量が減少することがわかっている。
ホルモンの変化によって減少する。
女性ホルモンが唾液の分泌を促す役割があるが
生理不順や高齢を迎えると女性ホルモンが低下。
口の中の悪玉菌が増え口臭を悪化させてしまう危険性がある。
=唾液不足に注意=
・緊張・ストレス
・口呼吸による乾燥
・加齢による分泌低下
・女性ホルモンの減少 など
◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
=唾液分泌の鉄則=
噛み応えのある食事をしっかり摂る。
噛むことによって唾液腺が刺激されて分泌が増える。
口内環境ケア
1)舌に生えるカビの除去
最近では専用のブラシも売っていますが
くれぐれも力任せにこすり過ぎないこと。
舌の表面が擦り傷のようにダメージを受けてしまいます。
日常的なクリーニングは唾液され出ていれば行われる。
2)唾液を出すテクニック
今回は一番大きな唾液腺「耳下腺」を刺激を与えてく。
「唾液腺マッサージ」
ポイントはあごの付け根。
指が少し沈み込むくらいの力で
口の方にゆっくり円を描くように揉み解す。
それぞれ20回ずつ。
「イーウー体操」
口全体を大きく動かしながら「イー・ウー」と発音
左右それぞれ20回行う。
1日に3回セットを目安に行う。
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歯に付着した歯垢⇒歯周病と口臭の原因
歯の表面につく歯垢は 口をゆすいだり
唾液では ほとんど取ることができない。
歯垢は唾液や血液のカルシウムを主体とした成分を取り込んで歯石になる。
成人の80%は歯周病と言われる。
多くの歯周病は痛みを伴わず進行する。
スタートは歯の表面につく歯垢。
ノリのように歯の表面にべたっとついている。
この段階で放置すると歯周病は勢力を拡大。
歯周病菌は空気を嫌う性質のため空気の少ない場所に行くのです。
そこで狙われるのが歯茎。
歯と歯茎の間を侵食し歯周ポケットという溝を作る。
空気の少ない溝の中でますます勢力を拡大。
その多くは歯の土台となる骨を溶かすPG菌という厄介な細菌。
歯周病を防ぐには歯の表面レベルでストップさせること。
歯の表面にたまってくる歯垢の塊が口臭の最大の原因。
口臭予防のためにも歯垢を増やさないこと!
しかし歯垢は唾液では落とせない。
のり状についているのでどんなに強くゆすいでも落ちない。
そこで重要なのがブラッシング。
歯周病予防の基本「歯垢を落とす正しいブラッシング」
=よくある間違い=
・スピードが速すぎる
・押し付け方がソフトすぎる
これでは歯の表面を上滑りするだけになってしまう。
1つの歯につき30秒!ブラシをしっかり押し付ける。
これで歯と歯の隙間にまでブラシの毛先が入り込んで
隠れている歯周病菌まで磨きやすくなる。
現在ブラッシングテクニックは十数種類の方法がある。
歯垢が着きやすい場所が3箇所ある。
・歯と歯の間
・歯の表面の歯茎に近いところ
・奥歯の歯の溝
出っ張っているところは噛むことで自然に落ちるが
歯垢がつきやすい場所に歯ブラシが当たらないと意味がない。
大人の歯は全部で28本。
歯磨きに慣れてきて3分かかる!慣れていない時では5分。
基本的には食後に行う。
きっちり3回行う必要はないが 1回でもきちっと磨くことが大切。
時間がない人も夜寝る前だけは丁寧に!
すでに歯垢・歯石がついてしまった人は歯医者さんで除去しましょう!
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