2011/05/03(火)20:26
避難生活が楽になる裏技SP<肺炎を防ぐ裏技>
ためしてガッテン(2011/4/20放送)より
避難生活が楽になる裏技SP
今すぐ気持ちよくなれる裏技
それが結果として
ついでに予防できちゃう
<肺炎を防ぐ裏技>
被災地で高齢者を中心に肺炎が増えている。
大きな震災で一番危険だと言われているのが肺炎。
阪神淡路大震災でも200人以上のかたが
避難生活を送っているうちに亡くなっている。
寒い日が多いということや
津波や瓦礫の粉塵だけが原因だけでなく
防げる肺炎がある。
肺の中は普段は全くの無菌。
ところが何らかの原因で肺に細菌が侵入すると
激しい炎症が起きてしまう。
悪化すると呼吸困難や発熱から命を落とすことも少なくない。
被災地で始まった超気持ちいい肺炎対策とは?
(肺炎対策医療チーム)
掃除する?!
入れ歯や口の中を掃除する。
汚れた入れ歯が肺炎の原因?
肺炎を引き起こす細菌は口の中にいる口内細菌。
避難生活で口の中が不衛生になると
この細菌がとんでもないことに!
みるみるうちに細菌が爆発的に増殖。
次第にねばねばした膜になって歯に張りつく。
オーラルバイオフィルムという
巨大な細菌の固まりにまで成長する。
この細菌の固まりが肺に侵入すると激しい炎症が発生。
肺炎を防ぐ防御装置を強くする!
肺炎を防ぐ防御装置とは何なのか?
喉のふた?
水を飲むとすぐにフタがしまり気道に入るのを防いでくれる。
このフタが細菌からも肺を守っている。
ところが避難所で肺炎になってしまう人の場合
フタがしまるのが遅れて気道に入ってしまう。
何でこんなことになるのか?
私たちの喉の先に繋がっているのは肺と胃 気道と食道。
口の中の細菌が唾液と一緒に喉の奥に入ってくる。
肺に入ると悪さをして炎症を起こすが
胃に入ってくれると胃液で消化される。
なので気道にはフタがある。
通常は息を入れるのでフタがあいている。
何か飲んだり食べたり時にフタが閉まる。
それがなぜか避難生活ではフタがうまく動かない人が多い。
それはフタを動かしているものにある。
『脳』
脳から出る物質がフタを動かす。
脳の血流が悪くなるような状態。
つまり避難所でカラダを動かさないようなことがあると
脳の血流が悪くなって脳から出る物質が減ってしまう。
一石二鳥の肺炎を防ぐ裏技
ある介護施設でその予防策を行ったところ
肺炎により死亡率が半分以下になった。
「歯と歯茎を磨く」
歯を磨くだけじゃなく歯茎も磨くことが大切。
歯茎を磨くと脳にすごい変化が表れる。
歯と歯茎を磨いた場合は
脳の刺激される場所が広がり脳の血流が増える。
これは脳の活性化がより広範囲に及んだと言える。
脳まで喜んじゃう歯茎磨き。
10日間続けるとフタの締まるスピードが半分に速まった。
歯茎だけでなく頬の内側 舌の上など
口の粘膜を刺激することが脳にいい。
口内ケアは脳の快刺激。
注意点
ゴシゴシ強く磨きすぎない。
弱い力でやさしく刺激する。
時間は長めにやる。
歯ブラシが届いていない場合は「指」で
舌・頬の内側・歯茎を刺激する方法もある。
歯ブラシがあれば細菌もとり刺激もできる。