000000 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

ロマンチック中年男の独り言 DVDレビュー、収集物、趣味全般、日々想うこと

2017年10月13日
XML
カテゴリ:ドラマ
羽生虎夫(神木隆之介)の中学時代の友人だった女性鉄道員(杉咲花)が出た時、「回鍋肉の子」だと思いました(スポンサーCMにもこれが流れてました、笑)。杉咲花の情報はこちらからゲスト情報#1 刑事ゆがみ - フジテレビ(清潔感のある制服女子姿はなかなか萌えます、恥笑)。


毎号購読しているビッグコミックオリジナルで連載中の井浦秀夫*のマンガが原作です。このエピソードに記憶が無いのでこのドラマのためのオリジナルストーリーなのでしょうか。あるいは似たような話が記憶にあるので、複数の話を合体させているかもしれません。

* この人も新聞奨学生の経験があるようで親近感があります。
井浦秀夫 ウィキペディア 「予備校、大学時代を通して朝日新聞社の新聞奨学生であった」


最初の取調室での弓神と羽生の乱暴なじゃれ合いのあとに、酩酊して千鳥足の女子大生が三日月の風船を手放してしまって、本当に夜空にある月と重なる幻想的(?)なカットから始まります(予想通り、その後女子大生は死んでましたが…)。

あの金色の月の風船は被害者の写真に何度か登場しました。なにか暗喩的意味付けがあるのかと思いましたが、よくわかりませんでした(ラストの青空に浮かんだ虹との対比?)。

14日追記:女子大生を夜空の暗闇に浮かぶ月で、鉄道員望を雨が上がったあとの明るい青空にかかる虹で象徴しているのかもしれないと思いました。

このドラマは横浜が舞台です。『逃げるは恥だが役に立つ』など横浜(特にみなとみらい地区あたりの沿岸地域)を舞台とするドラマが最近多いですが、観光都市横浜がドラマ撮影に協力的だからでしょうね。ラストで弓神(浅野忠信)が菅能理香(稲森いずみ)からタバコをせびる屋上シーンは、西島秀俊の『ダブルフェイス』や鈴木福の『コドモ警察』などで見た気がします。


ストーリーに戻ります。最初は事故死と思われましたが、弓神の羽生に対する殺人行為まがいの示唆(笑)で事件の可能性が浮上します。

死亡した女子大生に恨みを持つ人物を捜査するうちに、彼女が痴漢冤罪による強請をしていることが判明(1000万近い預金残高!?)し、通学電車でのトラブルを調査します。

そこで羽生と知り合いの中学時代の委員長坂木望が、女性鉄道員*となって登場します。弓神から「童貞だから危険」と茶化される(笑)羽生ですが、少年時代からの「淡い恋心?」が再燃して望に会えるのが嬉しくなってます。

* 「YR」というワッペンを付けていましたが「Yokohama Railway」ってことでしょうか?。横浜市営地下鉄なら「Yokohama Municipal Subway」ですが…。
横浜市営地下鉄 ウィキペディア


駅でこっそり覗き行為(笑、刑事だから「張り込み」)していると、真面目で客に親身な働きぶりにますます羽生は彼女に惹かれていきます。このあたりのデレデレぶりはなかなか笑えて、神木隆之介の見事な演技だったと思います(笑)。

その後被害者女子大生の周辺を探っていくと、様々な容疑者が浮上しますが、その都度どんでん返しが起きます。このあたりの単純でない見せ方は最後まで飽きさせない演出ですばらしかったと思います。


そして真犯人が判明し、羽生が悲しさや怒りややりきれなさを込めて手錠をかけます。刑事として犯罪を許さない使命感と彼女が犯罪に至った気持ちを思う葛藤が、この時のセリフがほとんどない無表情に見える顔に現れていました。神木隆之介渾身の演技でした。

そして鉄道員制服姿の清潔感と対象的に、髪を下ろしたロングヘアがボサボサだった*のも真犯人の諦観(「あなたに手錠をかけられるなら本望」と思ってたかもしれません)が漂う「惨めな印象」があって、哀愁を強くしました(「今何時?…、映画終わっちゃったね」)。

* 死んだ女子大生に追いつかれて地面に倒れた時も、そんな感じの髪型でした。


同じ井浦秀夫原作の『弁護士のくず』もそうでしたが、井浦氏のマンガは(刑事)事件を背景にして単純に割り切れない人間の複雑な心情を描き出すのがうまいと思います。

毎日を一生懸命に生きる善良な人たちは日々の生活の忙しさゆえに「犯罪を起こすのは悪い人間だから」と単純に考えがちですが、それが全てではなく、むしろ犯罪に手を染める多くの人間には色んな事情や思いがあるのだと、このドラマ(原作マンガ)で思い知らされます。

「犯罪は絶対に良くない」ことは羽生が無言で手錠をかける行為が訴えていましたが、不運なきっかけで「毎日を一生懸命に生きる善良な人たち」が、真面目ゆえに犯罪に手を染めてしまうこともあるという悲しい話でもあったと思います。

ラストあたりで坂木望の心の奥に沈んだ澱が紹介されます。父は本当の痴漢冤罪事件ですべてを失い、家族もどん底の生活に落とされました。そして駅のホームでしゃがみ込んだセーラー服姿の望を駅員が心配そうに覗き込むシーンにじんわり悲しくなりました。

「一生懸命生きてきた人間が罰を受けて、原因を作った痴漢騒ぎのサラリーマン(岡田義徳)が何も罰を受けてない」という弓神のつぶやきにまた悲しくなりました。

駅のホームでぼんやり座る羽生(空に虹が見えて望に貰ったビニール傘の虹が頭に浮かびました)が、マスクを付けて混雑した電車に乗る姿にハッとなりました。混雑した車内で不快そうな女性の後ろに立つ岡田義徳に接近しようとする羽生の視線の先に、弓神が顔を出しピースサイン?を送ってから暗転するラストシーン。ちょっとうれしくなりました(泣笑)。


蛇足ですがマンガ『弁護士のくず』の主役はビートたけしをモデルにしてましたが、マンガ『刑事ゆがみ』の主役は渡辺謙あたりでしょうか?。ドラマでは豊川悦司や浅野忠信が演じていて、原作からかなりイメージが遠い気がしますが、こうしてドラマとして出来上がると「やっぱりトヨエツや浅野忠信じゃなきゃ」と感じるところが、主演俳優たるゆえんだと思います。

banner_02.gif面白いと思ったら、クリックを






最終更新日  2017年10月15日 16時04分51秒
コメント(0) | コメントを書く


PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール


aosaga369

カテゴリ

カレンダー

フリーページ

ニューストピックス


Copyright (c) 1997-2020 Rakuten, Inc. All Rights Reserved.