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ロマンチック中年男の独り言 DVDレビュー、収集物、趣味全般、日々想うこと

2018年04月10日
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カテゴリ:ドラマ
1回目観ました。やっぱりフジTVは飛行機関連が圧倒的にダメですね(苦笑)。

コンフィデンスマンJP - フジテレビ
  • コンフィデンスマンJP.jpg
コンフィデンスマンJP ウィキペディア

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最初のカジノシーンでの主演助演の皆さんの大根役者ぶりは「そういう演出なのだ」ということで良しとしましょう(苦笑)。

フジTVはいまだに「楽しくなければテレビじゃない」というバブル時代の軽佻浮薄な態度を頑なに守っている(苦笑)のでこういうバカ演出が未だに通用してます(が、世間的にはとっくに見放されているので現在のフジTV凋落があります ← バブル時代に酒池肉林を楽しんだ現在の老害幹部社員の罪悪)。

コミカルな演出をしたいという気持ちはわかりますが、「話に引き込んで笑わせる」のと「おバカすぎて笑われる(失笑される)」のではプロの仕事としての評価が天と地ほど違います。

脚本の古沢良太はテレ東『鈴木先生』やフジTV『リーガル・ハイ』『デート〜恋とはどんなものかしら〜』などの傑作(軽い笑いを交えながら泣かせる演出が光る)を手がけてきた人ですが、この『コンフィデンスマンJP』に関しては筆先が鈍っているようです。

『リーガル・ハイ』『デート〜恋とはどんなものかしら〜』両作は古沢良太のオリジナル脚本で素晴らしい出来だった(個人的にその年もしくはそのクールの最高傑作だと思ってます)のに、『コンフィデンスマンJP』のストーリー展開はどうにも底の浅さを感じます。

古沢良太 ウィキペディア

映画『スティング』のような鮮やかな詐欺を目指したのでしょうが、手口が陳腐ですぐにバレるようなアイデアだったのでシラけました(苦笑)。

スティング_(映画) ウィキペディア

なにより赤星栄介(江口洋介)を騙す手口が非リアルでした。

リチャード(小日向文世)が瀕死の重傷というところから、唐突すぎてウソがバレバレでしたし(そのへんをもうちょっとリアルに見せる演出があってよかったと思います)、それにあっさり騙されるボクちゃん(東出昌大)はそういう純な性格を強調したかったのかもしれませんが、どうにもならない「おバカちゃん」という印象でした(視聴者にそう思わせる演出だとしたら成功してますが)。

そしてミリオタ(飛行機好き)としては、あのLCC(格安航空会社)の飛行機シーンは陳腐としか言いようがありませんでした。

格安航空会社 ウィキペディア 「格安航空会社(かくやすこうくうがいしゃ)とは、効率化によって低い運航費用を実現し、低価格かつサービスが簡素化された航空輸送サービスを提供する航空会社である。ローコストキャリア(Low-cost carrier, LCC)[注釈 1]とも言われる」

赤星がフィリピンのハンギングコフィンの話をして二人を恐怖のどん底に叩き落す(そのあたりの演出も陳腐でした、東出昌大の「ガタブル」、苦笑)くだりでは機体は斜めに見えていましたが、1回めのバードストライクが起こった時の機体は水平に見えました

[ハンギングコフィン・サガダ]フィリピンの「崖に吊るされた棺桶」を見てきた 脳内トラベルメディア 世界新聞さん ← こちらに画像が上がっています。

LCCで使われる国際線の機材はボーイング737か767、もしくはエアバスA320あたりですが、国際線航路(国内線でも同じですが)は高度1万メートルあたりになります。

水平飛行していたということはすでに1万メートルに達していたということで、バードストライクはその高度で起こったということになります(詐欺ですから1万メートルに達してなかったと言い訳したいかもしれませんが、通常の航路を外れた飛行は航空交通管制からすぐに修正を要求されます)。

高度1万メートルで飛んでる鳥って…!?

バカすぎます。高度1万メートルを飛ぶ鳥が発見されたらノーベル賞間違いなしです(もちろんそんな鳥はいないからですが)。

それに現在(21世紀の「ターボファンエンジンを積んだ」)の737やA320あたりは、エンジンに鳥を吸い込んでも故障しません。そんな危なっかしいエンジンを使っていたらすぐにFAAなどから運行停止命令を受けます。

映画『ハッピーフライト』ではそのへんのリアルを十分検討し、バードストライクでトラブルが起こったにしても「原因はピトー管(速度計測のための装置)に鳥がぶつかったため速度計測不能になったため」という十分納得できる設定にしています。

ハッピーフライト ウィキペディア 「2008年11月15日に公開された日本映画。監督は矢口史靖」

バードストライクでエンジンが止まるなんて、あまりに幼稚な発想でバカすぎます。ましてや双発全部のエンジンが止まるなんてありえません。

こういう非リアルを平気で公共の電波で垂れ流すので、普通の人たちに「飛行機怖い」という誤解を植え付けます。

エンジン停止はあくまでも詐欺のため小芝居だったので、実際にエンジン故障は起こってませんが、それにしても騙された赤星がマヌケすぎたという印象は拭えません。

で、その後が本当のバカシーンでした。「双発の全エンジンが停止したので安全に不時着するために重い荷物を捨てる」っておバカすぎるでしょ(失笑)

松本零士の戦場まんがシリーズ『スタンレーの魔女』に、一式陸攻がポートモレスビー爆撃後の往路にスピットファイアに攻撃されてエンジン(片肺)が停止し、スタンレー山脈を超える(高度を稼ぐ)ために機内の荷物を捨てるというシーンがありました(その結末は圧倒されます。ぜひ読んでみてください)。

太平洋戦争中(1941-45)の日本海軍攻撃機一式陸攻(ちなみに「ワンショットライター(すぐに火がついて落ちる:ただし異論もあります)」という不名誉なニックネームを頂いていました)と、現代の安全万全のジェット旅客機を混同しています。

16時追記
『スタンレーの魔女』はいまいちマイナーなので、以下の『風の谷のナウシカ』のシーン(マンガ版のみ?)からの連想かもしれません。

クシャナのバカガラス編隊に随行したナウシカのガンシップと曳航するバージ(貨物グライダー)がペジテのアスベルから急襲をうけたとき、曳航ロープが切れるというアクシデントがありました。

パージは腐海上空を滑空して腐海の森に沈むのは目前でした。搭乗していた城オジたちは運命を受け入れようしますが、ナウシカが腐海のガスに肺を焼かれるのも構わずマスクを外して説得した(泣けるシーンです)ことで城オジたちは荷物を投げ捨てて安全な場所に着陸(実際には着水)しようとします。


古沢良太は70年以上前(もしくは架空の世界観)と現代を混同し、そんなおバカなノリでこのストーリーを考えたのでしょうか?(呆笑)。この人はいい脚本を書く人なのに、このドラマに関しては今の所その才能の片鱗の一欠片も見せてません。

そもそも通常着陸以外の非常時の着陸をする場合、着陸後の火災を防ぐため(および重量を軽くするため)に燃料を放出するのが普通です。ドラマで長澤まさみがしていたような日雇い労働者のような振る舞い(ドジョウすくいにも似てました、苦笑)はありまえません。

なにより737やA320などの現代のジェット旅客機は飛行中にドアを開けられません(スカイダイビング用の小型プロペラ機じゃないんだから、呆)。そんな事ができたら御巣鷹山に落ちた日航機と同じ運命を辿ってもおかしくありません。

さらに赤星はスカイダイビング素人と思われますが、ちゃんと鳥取砂丘?に不時着できていることがスゴイです(苦笑)。スカイダイビングをするには事前に何時間も講習を受けなければなりませんし、最初のダイビングはプロに背中を抱いてもらって二人一緒に落下するのが通例です。

それにエンジントラブルで高度が落ちていたとしても、数千メートル上空からバラ撒いてあんな近くにまとまってスーツケースが落ちる確率は天文学的数字です(奇跡です、呆笑)。737の巡航速度は840km/h(マッハ0.7)で、10秒で2.3キロ進む計算です。スーツケースを外に投げ出すシーンは20秒ぐらいあったように見えましたから約5キロ進行しています。上空数千メートルから落下したら、半径5キロ程度に散らばっていてもおかしくありません。

よくもまあこんなに都合のいい話をでっち上げたもんだと、脚本家という仕事はこんなバカ話をでっちあげればいい楽な仕事なんだと、古沢良太という人が今までいい脚本を書いてきただけに失望が大きいです。

主演の長澤まさみは結構好きな女優なので、もう少しいい脚本を書いてあげてください。お願いします(あと、もうちょっとエッチな衣装を…、エロ笑)。

凋落著しい月9だからこそ、こんな陳腐な話をでっち上げられたんでしょうが、もう少し頑張りましょう!

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最終更新日  2018年04月11日 20時45分42秒
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