5677381 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

ロマンチック中年男の独り言 DVDレビュー、収集物、趣味全般、日々想うこと

2018年06月25日
XML
明日発売される第二次世界大戦傑作機コレクション 2018年7月24日号(63号) デ・ハビランド モスキートです。「木製の脅威と呼ばれ、高速を武器に多用途な活躍を見せた双発機」です。

デ・ハビランド モスキート 第二次世界大戦 傑作機コレクション > 最新号・バックナンバー

第二次世界大戦傑作機コレクション創刊当時からリリースが発表されていた”最大の機体(と思われる)”デ・ハビランド モスキートです。その大きさからお買い得感があります。Amazonでは予約開始早々に売り切れになりました(商品情報の詳細が記載される前の売り切れでした)。

P-51ムスタングやスピットファイアを名機たらしめた傑作エンジン”ロールス・ロイス マーリン”を搭載できた幸運があったとはいえ、様々な用途で多方面に活躍できた高速双発機は他にロッキードP-38ぐらいしか見当たりません。

「デ・ハビランド DH.98 モスキート(de Havilland DH.98 Mosquito)は第二次世界大戦中、主にイギリス空軍で使用された爆撃機で、戦闘機としても申し分ないほどの高性能を示し、機体が木製であったため、「The Wooden Wonder(木造機の奇跡)」と呼ばれた(wikiより)」

3 初出撃は写真偵察機として 戦闘爆撃機「モスキート」――英軍のマル秘急襲兵器
上のリンクの「4 家具工場でも作れる木製機」にモスキートが製作される様子の写真があります。機体の主要部分が全てが木製であることが確認できます(金属なのはコックピットやエンジンまわりぐらい?)。

「木製ゆえレーダーに察知されにくい、表面を平滑にできるため空気抵抗では金属製よりも優れる、といった副次的なメリットもあった(wikiより)」だそうです。確かに全金属戦闘機の”くたびれた機体”を近くから撮影した写真で「ジュラルミン外板が波打っている」ことが確認できます(新造機でもリベット周りは歪んでいます ← 零戦はそれを滑らかにするため沈頭鋲というコストアップするめんどくさい手間をかけました)が、”木製機モスキート”は現在(94年当時)飛行可能な機体でも「波打っている」ことはなく滑らかです(上のカラー写真でも確認できると思います)。

「木製ゆえレーダーに察知されにくい」という利点は、レーダーが普及していた欧州戦線では大きなアドバンテージでした。「The Wooden Wonder(木造機の奇跡)」は現代のステルス機に通じると思います。

ドイツもモスキートに倣って木製機フォッケウルフ Ta154(仮称?モスキート)を開発しましたが、接着剤の不良で使い物になりませんでした。モスキートもビルマなどの高温多湿なアジア戦線では接着剤による不良が起きたそうですが、比較的寒冷なヨーロッパ戦線で接着剤の不良が出ることはなかったようです。

「木製部分の接着剤を製造していた工場が被災したため別種の接着剤を調達・使用したが、この代用接着剤の不良のため1944年6月に連続して墜落事故が発生してしまった。しかし、接着剤の改善の目処がたたなかったため、1944年8月に本機の開発は中止となった」
フォッケウルフ_Ta154 ウィキペディア


第二次大戦前には”双発機万能説”という幻想が世界を支配していたため、各国で単発機より高速を目指した双発長距離侵攻戦闘機が開発されましたがほぼ失敗しました(それらの失敗作は単発機にまさる搭載量と航続距離を買われて、夜間戦闘機として活躍の場が与えられました)。

デ・ハビランド_モスキートは並列の操縦席からわかるように爆撃機として開発されました。最初は期待してなかった空軍省も完成した機体の予想以上の高性能とジュラルミンなどの戦略資材を使わない点に気を良くし、戦闘機型が開発されて大成功しました(この号の完成モデルは戦闘機型ですが、詳細は不明です ← タミヤの1/32キットと同じFB Mk.VI?)。

マーリン70系(1,710 hp)を搭載したB Mk. XVI(爆撃機型:初飛行1943年7月、部隊引き渡し12月)で667.9 km/hの最高速を記録しています(wikiより)。

ただし40年11月に初飛行した原型機の最高速度は550キロ程度で、最初の戦闘機型F Mk II(戦闘機型原型試作機W4052:41年5月15日初飛行)はマーリン21型(1,230hp)を搭載して最高速度592キロでした。

モスキート開発段階と同時期に実用化部隊配備されたFw190初期型(A-1やA-2などのBMW 801 C-0:離昇出力1,600馬力搭載機)よりも低速であり、Me109後期型に大別されるF型の最初期型F-1(1940年末に実戦配備)の615 km/hにも劣ります。

フォッケウルフ Fw190 ウィキペディア
Messerschmitt Bf 109 variants Wikipedia

つまり同時期のFw190やMe109なら最高速度で劣ることはなく、モスキートに対抗出来たはずですが、会敵する機会がなかったのではないかと思います。「木製ゆえレーダーに察知されにくい」モスキートによる昼間低高度高速侵攻をFw190やMe109が迎撃できる機会はあまりなかったでしょう。

また夜間戦闘機(または夜間爆撃パスファインダー)として活躍したモスキートのライバルは夜間戦闘機型のJu88、Ju188、Me410、Do217などの最高速度が500キロ台の低速機であり、単発機との会敵機会が少なかった(レーダー未装備の単発機では発見すらできなかった)と思われます。

世界の傑作機No.48 デ・ハビランド モスキート1994/9の55ページに「モスキートのドイツ機撃墜数」という表があります(総計484機)。Ju88は152機、Ju188は83機、Me410は51機、Do217は74機と大量にカモにされています。単発機のFw190も34機が撃墜されていますが「ヴィルデ・ザウ」による夜間迎撃に使用されていたからだと思われます。

フォッケウルフ Fw190#爆撃機迎撃戦・ヴィルデ・ザウ ウィキペディア

ドイツ軍機よりも優速で無敵だったという”モスキート伝説(ジェット機であるMe262の夜間戦闘機型が実用化されるまでモスキートに対抗できるドイツ機はなかったといわれる)”は、1943年以降の連合軍航空優勢における夜間運用(英国のレーダー技術はドイツに一歩先んじていた)と、マーリンエンジン性能向上(1600hp以上)によって600キロ以上を出すようになった後期型によって作り上げられたのだと思います。


モスキートは様々な型式が存在し、英国式命名法のためわかりにくいですが大別すると以下のタイプになります。

●原型機(Prototype:爆撃機型試作機、1940年11月25日初飛行)
型名はありません。原型1号機の機体番号W4050、2号機はW4051
「最高速度は高度22,000ftで338mph…(1941年3月3日付け、W4050の初期操縦報告767号)」(世界の傑作機No.48 デ・ハビランド モスキート1994/9より)。338mph/22,000ftは544kph/6706mです。

●爆撃機(偵察機)型
写真偵察型 PR(Photographic Reconnaissance):最初の生産型PR Mk I
爆撃機型 B(Bomber)
●戦闘機型
戦闘機型 F(Figter):Fのみの型名はF Mk IIのみです。
戦闘爆撃型 FB(Figter Bomber)
夜間戦闘機型 NF(Night Figter)
●他の派生型
練習機型 T(Trainer)
海軍雷撃機型 TR(Torpedo-bomber これだけ頭文字と合致しませんが海軍では偵察機としての使用を想定していたため、ReconnaissanceのRを付けたのかもしれません)
標的曳航機型 TT(Target Tug)

参考資料
de Havilland Mosquito Wikipedia

送料無料の楽天ブックスのリンクです。すぐに売れ切れになるのでお早めに。← 1時間も経たないうちに売り切れになりました。


HMV&BOOKS online 1号店のリンクです(送料486円:神奈川県への最安送料)。


HMV&BOOKS online 2号店のリンクです(送料486円:神奈川県への最安送料)。


ドラマ楽天市場店のリンクです(神奈川への最安送料450円)。定価売りで「【新品】【本】第二次世界大戦傑作機コレクション全国」となっていますが、発売日 20180626なのでこの号だと思われます。


こちらはプレミア価格(定価は本体1,850円+税で1,998円になります)で送料別の朗読社楽天市場店のリンクです。どうしても欲しい方どうぞ。



banner_02.gif面白いと思ったら、クリックを






最終更新日  2018年06月27日 20時59分34秒
コメント(0) | コメントを書く
[趣味 完成モデル付き雑誌] カテゴリの最新記事


PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール


aosaga369

カテゴリ

カレンダー

フリーページ

ニューストピックス


Copyright (c) 1997-2020 Rakuten, Inc. All Rights Reserved.