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ロマンチック中年男の独り言 DVDレビュー、収集物、趣味全般、日々想うこと

2019年05月06日
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無頼漢国家北朝鮮の話題は、令和のおめでたいムードに冷水をかける気がして控えていましたが、もういい頃でしょう。北朝鮮ニュースを都合よく利用するマスコミの批判です。

4日の「北朝鮮飛翔体日本海落下」で、マスコミが「ヒマネタ」として北朝鮮の飛翔体ニュースを報じています(このブログにも書いているということは、私もネタがないということですが、汗笑)。

「北朝鮮の国営メディアは5日、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が4日、同国の日本海上で行われた東部前線防御部隊の「打撃訓練」を指導したと報じた。4日午前には「複数の短距離の飛翔体」が日本海に落下したことが確認されている」
金委員長、長距離ロケット砲の「打撃訓練」を視察 北朝鮮メディア BBC NEWS JAPAN 5月6日 15時
  • 01.jpg
  • 画像は上のBBCのリンクから

軍事演習なんて世界中のどこの国でも実施しています。北朝鮮が特別というわけではありません。米軍は金額ベースで北朝鮮の50倍以上の軍事演習を毎年行っています。「50倍」はあてずっぽですが、両国の軍事費の比較から50倍としました。

<50倍の根拠>
2017年度のアメリカの軍事費は6,100億ドル(GDP比は3.1%)」 2017年の円レートを110円とすると67兆1千億円です。
アメリカの軍需経済と軍事政策 ウィキペディアより
北朝鮮の国防費は約83億ドル(約9193億円、最大値)
北朝鮮の国防費、韓国の5分の1…軍事力は2.2倍で優勢 [ⓒ 中央日報/中央日報日本語版] 2017年08月07日16時43分

6,100億ドルは83億ドルの73倍です。ただし北朝鮮は徴兵制なので人件費が米軍兵士よりもはるかに安くなります。その分を戦車などの正面装備にお金を回せます。また米軍に比べて北朝鮮兵器の平均単価は安いです。だから50倍としました。

北朝鮮は年々軍事費を増大してきましたが、経済制裁によりここ数年は増えていないはずです(ただし正恩くんには「アンダーグラウンドで儲けた自由に使えるお財布」があるので、公式の数字は当てにならないという考え方もあります)。

関連ブログ
NHKスペシャル シリーズ金正恩(キムジョンウン)の野望 第2集 39号室 外貨獲得の闇 2018年04月22日 「「違法な方法も含めて蓄財し、好き勝手に散財できる”39号室”というジョンウン君のお財布」の話」


長たらしい説明でしたが「北朝鮮なんかよりも米軍のほうが全世界で大掛かりな軍事演習を行ってますよ」ということを言いたいだけです。

日本の周辺国だから神経質になるという気持ちはわかりますが、米軍に「追いつけ追い越せ」を目指す中国の巨大な軍事力のほうが、よほど現実的な脅威です。

北朝鮮の核保有に関して私は未だに懐疑的*ですが、もし仮に北朝鮮が核を実際に使ったら、米軍の「天誅」によって北朝鮮という小国は世界地図から消えます。「自分だけが幸せになれる金王朝の維持」だけを目標とする正恩くんは、そのことがよくわかっているので、絶対に核のボタンを押すことはありません。

* 現在北朝鮮が保有するミサイルに搭載できる小型(1トン程度)の核弾頭開発は、いまだ成功していないと考えるからです。


マスコミは「北朝鮮」という安いコストで話題になるニュースを「使い勝手のいいニュース」として使っています。だから10連休で人手が足りないこの時期に「北朝鮮飛翔体発射」は、報道番組枠や新聞紙面枠を埋めるのに絶好なニュースでした。

「米国との間に核関連開発で約束があったのに破った」とか言って非難する向きもあるようですが、発射されたのは「米軍のMLRSと同等の装備である」というのが、専門家の間でほぼ共通の認識です。
「MLRS(多連装ロケットシステム(たれんそうロケットシステム、Multiple Launch Rocket System)」

「米軍のMLRSと同等の装備である」多連装ロケットシステムを北朝鮮が発射しても、なんの脅威にもなりません。地続きの韓国には影響があるかも知れませんが、彼らには「世界に誇る韓国軍」があるので心配は無用でしょう(苦笑)。


使い勝手のいいアイテムとして北朝鮮の話題を使っているマスコミは、この報道でも欺瞞をしています。「飛翔体は日本海に落下」という部分です

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  • 画像は上のBBCのリンクから

「北朝鮮が4日午前9時6分ごろから27分ごろにかけて、同国東部の江原道元山(カンウォンドウォンサン)付近から北東の日本海方向に複数の短距離ミサイルを発射したと明らかにした。飛行距離は70キロから200キロで、飛翔体は日本海に落下したという」

日本に排他的経済水域(EEZ)があるように、北朝鮮にもあります。
排他的経済水域 ウィキペディア


もし北朝鮮の「飛翔体」が日本のEEZに落下していたら、マスコミは「蜂の巣をつついたような騒ぎ」になっていたはずです。しかしそうではないので、それほどの騒ぎになってません。「飛翔体」は北朝鮮のEEZに落ちているからです

それを公知せずに「飛翔体は日本海に落下」という事実だけを告げるのは、「欺瞞」と言われてもしょうがないでしょう。北朝鮮という使い勝手のいいコンテンツはセンセーショナルに伝えるほうが売れる(注目を浴びる)ので、「北朝鮮のEEZに落下」という事実はわざと伏せているのです。

この欺瞞は「日本海」という字面から、「日本の海に落ちた」という誤解も誘っていると思われます

マスコミがこのような姑息なことをやっているから、朝鮮半島の国から「日本海をトンヘ(東海)に変えろ」という言いがかりのような抗議を受けるのだと思います。

トンヘ ウィキペディア

関連ブログ
日本海を「朝鮮海」に(北朝鮮) 2007年08月28日
海の名前 2007年05月31日


ヒマネタでも一般視聴者(読者)の注目を浴びたいために、客観的な事実を隠蔽してセンセーショナルな見出しをでっち上げるマスコミのせいで、日本は周辺国との関係が悪化してます


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最終更新日  2019年05月07日 13時26分30秒
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