風はここから

2006/02/26(日)20:43

日はまた昇る

つれづれ。(68)

英『エコノミスト』誌編集長の ビル・エモット さんの著書「日はまた昇る」を読みました。 この方は、1989年に「日はまた沈む」を著わし、日本経済の後退(バブルの崩壊)を予言していたのです! それから15年。 とうとう日本経済は本格的に回復してきた、ということで今回の「日はまた昇る」を書くことになったそうです。 読み始めてまず驚いたのが、ライブドアについての記述です。 この本は発行こそ今月ですが、あとがきを読む限り昨年12月には書き終わっていたと思われます。そう、ライブドアショックの前です。 エモットさんはライブドアについて、 「堀江氏の無謀さから、ライブドアの株価はいつ下落するかもしれない危うさもはらんでいる。」と書いているのです! 粉飾して黒字に見せかけてはいたものの、内容は伴っていないことをいとも簡単に見抜いていたのです。 その他全体的な内容はタイトルにある通り、日本経済の復活を予言しているものです。 しかし、そのためにやらなきゃいけないことも沢山ある、と書いてあります。 興味のある方は読んでみてください。 読んだ感想ですが、ちょっと僕には難しかった、です(^^; 日本経済だけでなく、アジア情勢+政治+歴史のことが書かれていたからです。 多分、日本の経済を考えるときに、日本のことだけを見ててもダメだ、そういう事なんでしょうね。 良い勉強になった、というよりも、完全に打ちのめされた、って感じです(苦笑)

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