君塚校長 特攻服の回
子どもながらにこの回の 衝撃は覚えている丸メガネの細身の教頭の横にどしっと鎮座し どちらかというと おだやかな表情、やわらかい物腰で金八先生や生徒たちと対面してた そんな君塚校長が・・・この会では ほんと緊迫した表情で 壇に立って 戦争の悲惨さを訴えたから・・。今の時代これほど 中学生の心に ストレートに問いかけられる 言葉を投げかけられる 先生は 校長先生なんているだろうか?私は 皆無だと思う。とかく戦争の話となると 時代背景? どこか教育めいた話を絡め授業の一環とばかりに だらだら長い時間くっちゃべった挙句肝心の生徒たちには なーんも届かない状態で終ってるのが・・今の中学校だと 私は思う。それに比べ この君塚校長は 実に説得力があった。説得力というか・・子供たちが分かりやすいように 崩して話す・・そういう姿勢が見られた。中学高校くらいの子どもたちは集団になると 個人ではやらない悪にも手を染める。それが社会ではいけないことだと分かっていても 仲間はずれになることが嫌で同じことをやって 自分も仲間だと思ってるのだ。ただただ カッコいい、目立つからという理由で特攻服を着て壇上に上がってしまった生徒たち・・・今の時代の先生ならま、ジョークとしてスルーしてしまうんだろうけど・・君塚校長は戦死した自分の兄の話を涙ながらに語った。世の中には色んな思いを(自分が知らない未知の経験を)して生きてる人間がいっぱいいる。だから 自分の気持ちだけで これはイイことだ とは決めつけない方が良いと言う事。色んな角度から見たうえで これはこの人を傷つけたりしないだろうか?とそのくらいの慎重さを各自身に着けて欲しいと・・そういう事を 君塚校長は 機会を逃さず 目の前のこれからの人に教えたのだ。昭和はほんと あったかい時代だった・・。自分を育ててくれた『3年B組金八先生』というドラマそして一話一話 見る者に感動を与えてくれた赤木春江さん・・ほんとうに ありがとうございました。