さよならを言えずにごめんね #18放り出されたランドセル
平成ドキュメント 熱血学童保育指導員ザッキ~先生と やんちゃな今どき小学生が 大人の矛盾と戦った貴重な記録 『さよならを言えなくて ごめんね』 第18話「放り出されたランドセル」のびのび学童の正式な指導員として雇われることが決まった その朝?私は常々 海老沢園長が 子供たちの片付けで悩んでると言ってた事を思い出していた。夏休み期間は プールバックとか?手軽な手提げ袋みたいなものに ドリルとかペンケース入れて子どもたち持ってきてたので それほど場所も取らなかったし?子供たちひとりひとりの性格や行動を 脳にインプットするので手一杯だったから 悪い生活習慣まで正す時間はなかった(;´・ω・)でも正式に指導員になった限りはこの園長が頭を悩ませている 子どもたちの片付け問題?これを どうにか 軌道修正して・・驚かせたいな~って思いがあったのね(^^;)何て言うかなぁ・・この頃は本当 自分みたいな何の取り柄もない(保育の指導歴やちゃんとした資格も持って無い)中年男に 大事な子どもたちを預けてくださった海老沢園長や高山先生のことを尊敬してたからね?だから少しでも 子どもたちの悪習慣を変えて・・〝私たちが選んだ先生は やっぱり素晴らしい人だった” そう思って欲しくて 無い頭を色々張り巡らしたの(^^;*****☆木の実シールのヒントは増子小子どもの家の壁紙お話は少し前に戻るけど・・・ちょうど 大学で紙芝居ボランティアをやってた頃だったかな・・実言うと ザッキーは 桃ノ木保育園の園長からお話いただく前?宇都宮市内にある ふたつの学童で 補助の指導員として働いてたことがあってね・・。 長期の休みって意外に男手が必要なんだよ(^^;学童って。。プールとか?女の先生が男の子の更衣室とか入っていけないでしょう?あと科学館とか かなり大人数の子どもたち動かすときには やっぱり男の人いた方が何かと便利ってことで・・(;´∀`)で その自分が伺ってた学童のひとつ・・。増子小子どもの家の 太田先生(女性)がね?施設の入り口に 手作りの壁紙を貼ってたんだ。。月ごとに可愛い動物や季節の食べ物なんか 折り紙とか色画用紙使ってね?ベースとして いつもそこに貼ってあったのが色画用紙を折って作った 大きな木だった・・。枯れ枝になってて 季節ごとに葉の部分を変えたり 動物なんかも色々違うものに切り替えて使っててね?学校から帰ってきた子供たちも それを見て 先生たちの愛情を感じてたみたい(^^; 子どもたちお迎えに来たお母さんお父さんも その壁紙をみてホっとしたりね?その大きな木が 子供たちの片付けに使える!そう思ったのね(^^;**************☆ザッキーは小さい時から工作だけは好きな子だったから・・閃きひとつで色んなものを作ることはできた。。夏休み明け正式なザッキー先生としてはじめて 子供たちと顔を合わせることになったその前夜・・茶色と緑、それから水色の色画用紙を使って子どもたちの人数分。。当時は6~7枚だったかな?A4サイズくらいに水色の画用紙を切ってね・・大空をイメージ。緑の色画用紙を波状に切っていき モリモリと茂る緑の葉っぱを作る。最後に茶色の色画用紙を切り抜き 軸となる木の枝を作り そこに貼る・・。 それこそ 型枠もコピーも何もなく全部が手作業だから7枚用意したA4判の貼り画?は 微妙に葉っぱの形やら木の枝の感じが異なってくるわけなんだけどね(^^; でもそれが返って子供たちには嬉しかったみたいで・・・。作ったそれを まだ子供たちが学校から帰ってきてない時間に そぉ~とホワイトボードに貼る私・・。ホワイトボードって言ったって学童の部屋の片隅の方にひっそり置いてあった中古の?もうレールが壊れて動かなくなっちゃった おんぼろのホワイトボードにね? セロテープで7枚貼って・・。子供たちの名前を そこに書いといてあげたんだよ。子供たちの反応?ふしぎだよねぇ(^^;普段はさ 学童の部屋の そんなとこに集まりもしないのに 坊主頭の空がランドセルも置かずにちょこちょこーっと走って行って『みてみて!ザッキーが変なの作ってきたー』だって(~_~;)その声で あとからあとから 別の学校から帰ってきた風やノンまで しげしげホワイトボード前に。。んもぉー人の気も知らないで おまえ(;´Д`A ```先生 これ作んのに3~4時間かかったんだぞーっそう思ったけど・・これから始まる ザッキ~流 子どもの心 誘惑大作戦それを考えて ぐっと心を抑えたのでした(笑)でも 考えてみて?ザッキー先生が作っていったのは 花も実もついてない ただの緑の葉が茂った大木の貼り画でしょう?それを使って いったい どうやって子どもたちの悪習慣をなおしていったんだろう?そのおはなしは 次回に・・・~#19につづく~