実録★ドキュメント！さよならを言えなくてごめんね第24話

2020.01.18

実録★ドキュメント！さよならを言えなくてごめんね第24話

実録★学童ドキュメント！
さよならを言えなくてごめんね

第24話　ヤらしい目～副園長とのバトル開始！

一難去ってまた一難

今でこそ　男性保育士の存在というものが　ちょこーっと社会に認められている世の中になったけど・・ほんの５～６年前はそうでもなかった(・・;)

テレビで見た事あったんだけど。。
ある児童の保護者が　２歳だか？保育園に預けてらっしゃって・・
たまたま　その保護者の娘さんのクラス担当が男性保育士さんだったみたいで？　お着換えとか・・おトイレのお世話など。。男性の方にされるのが嫌だって園長に申し出た方がいた様で(^^;

それくらい女性からみた男性指導員、保育士というものは
まだまだ信用されてない部分が大きいと言うか？
肩身の狭い思いをして働いてる方がいっぱいいらっしゃる訳で・・。

その背景にはね・・男性が起こした幼児への悪戯事件の多発が影響してるんだろうけど・・　でも一生懸命　子どものお世話してる男性保育士、学童保育指導員たちにしてみたら　いい迷惑。。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊☆

今だからお話しますが・・・
ザッキ～先生もまた　桃ノ木保育園来た頃は　そういう目で見られたんです。。

【さよならを言えなくてごめんね】
最初から読んでる方は何となく分かるかも知れませんが・・
私が　こののびのび学童お預かりするまでは
近隣の桃ノ木大学の学生さん(海老沢園長の息がかかった学生さんね？)が
曜日ごとに時間ごとに入れ替え立ち替えで学童の子供たちの面倒をみていた訳で。。　子どもたちの心って言うのは　淋しさと学童の先生に対する不信感でいっぱいになってた訳なのね？

〝安心感” がそこには無かった訳・・。

だから私がそこの指導員になったら　まず子どもたちに安心感与えなくて貼って・・それを第一に考えていたの。

だから　ほんと　子供たちは　私がどんな大人であるか？分かってもらうために　いじられるだけいじらせてあげた。

それがあって初めて　この人には心を許せると　子どもたちに思ってもらえるからね？

よく新１年生の頃から　先生と生徒の境界線をびしっと引いて子どもたち指導してらっしゃる先生いるけど・・なんかそれを最初にやられると子どもは先生たちは怖い存在だと思って　近寄れなくなってしまうし・・本音を見せてくれなくなっちゃう。

そういうお仕事は　学校の先生に任せれば良い話だし・・・。

私たち学童保育指導員の役割は　きっちり規律を守らせることではなく
彼らが安心してそこで待っていられる体勢を作ることだって自分は思ってるんだよね・・。

しかしながら
こういう私の考えは　女性からみると　甘いととられるようで
なかなか理解して下さる保護者の方、指導員さんにはお会いできなかった。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊☆

ある平日の昼下がり・・
私の膝の上に座って小学２年の空が学校の宿題をしていたんだ。

うちの学童はガラス戸一枚向こうが保育園の廊下なってるから
いつもそこを通る保育士さんや園長、副園長たちにしょっちゅう見られてるような状態(^^;

そこを　給湯室から戻る途中の　副園長：信田育子先生に見られたわけ。
信田先生は幼児の頃から空の事をよく知ってるようで・・
『あら空さん、ひさし先生のお膝に乗って。。
　まるで赤ちゃんみたいですよ？
　お勉強するなら　ちゃんと椅子に座ってやりなさい』
そう廊下から空をたしなめた。

※ひさし先生・・・ザッキー先生の本名

しかし　既に　ザッキ～先生べったりになってた空は普段あまり自分と接触がない副園長のその言葉をスルーしてしまった(*_*;

呆れた顔をしながら　事務室に入っていった信田先生・・。

そんなことが２～３度あった・・。
初めの頃は　空を思って言ってくれてると受け止めていた副園長の言葉であったが。。何か一旦子どもたちを私に任せてくれたのなら　そんな児童が膝にのって勉強しようが肩の上に乗って本を読もうが構わないじゃないかって。。ちょっとムっとしちゃった訳。

だから本人に直接　それを言おうと　
ある日　子どもたちが居ないときに信田先生を廊下でお引止めして
『私なりに考えがあるので　いちいち口を挟まないでください
せっかく　子どもたちが学童の先生と私を信頼してき始めたところなのに
別の先生が割り込んで説教をしたら　また子どもたち、誰を信じてついて行っていいか？分からなくなるんで・・』

そう言ったの。

そしたら先生
『だって　気持ち悪いですよ
大の大人が子供を膝に乗せて勉強してるなんて！』

そう言ったんです

この〝気持ち悪いですよ”　という言葉・・
それ自体が　セクハラに当たるじゃないかと。。
私はムッとして・・・
もう心を抑えることが出来なくなってしまった。。。

※今思うと　こういう風に見るのは女性全般のようで。。
のびのび学童去った後も　信田副園長のように？
見る女性指導員多かった気がします。
決して　それを子どもたちを安心させる為にやっている行為だとは
受け止めてくれる人は居なかった。

ザッキ―学童お迎えにきた保護者の方はそうしたザッキ～先生の困った顔
一度や二度見た事あるんじゃ(^^;？
肩車やって欲しいと　よく低学年の子は私の肩を独占したがりました。
だけど・・上記の事があってから私は
特に保護者のお母さん(女性)　時にはお父さん・・の目を意識するようになりました。

私は常に脇で子どもたちをフォローすのが役目の存在・・。
そう言い聞かせる事で　子供たちにもお父さんお母さんが淋しがるから
この辺で先生やめるよって・・私の肩に乗りたがってる子どもたちの気持ちを抑えさせました。

だからね・・
『ザッキ～先生疲れちゃうから　もうその辺にしなさい』
その言葉は　要らなかったんです(^^;)　
私にとっての　幸せの時間だった訳ですから・・・。

子供たちを安心させるには　肩車とかおんぶ・・膝の上が一番いいみたいで
だからザッキ～先生は　不安そうな子供たちの心をそうやって和らげてあげてただけなんです。
特に両親共働きで　普段おじいちゃんおばあちゃんにお子さん任せっきりのお家なんかは・・子どもの様子みると分かるんで。。
そういう子が甘えた時は率先して私の膝を肩を貸しました。

さすがに４年５年で私の肩に乗ってきたときは怒りましたけど(笑)

海老沢園長はね　子どもの面倒もみないで部屋で絵ばかり描いてるって
私の顔みると言ってたけど(^^;
こうした地味なフォローをザッキ～先生はしてたんですよ。
　

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Last updated 2020.01.18 17:54:04

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